風が吹いた。
まさにそういうことなのかもしれない!
話は遡りますが、この日は「青春18切符」春の使用開始日。
朝、(どうしようかなあ?)と寝ながら考えていましたが、1時間後には電車に乗っていました
向かう最中で今日のローテーションを組むことに
今日は多治見方面を攻めて、春日井などに行くコースを考えていました。
が、そこでなんと「風がふいた」のです
前日の2月末をもって終わるはずだった、とあるお店の裏メニュー。
以前に名古屋へ行った際、
「昼間は取材のため(アウト)」「夜は提供します()」「雪のため夜の部臨時休業()」と天国と地獄を味わったお店です。(って大げさかな)
しかし夜、店の前まで雪の中歩いて行ったらお店が臨時休業だったのには大ショックでしたよ
で、そのメニューがなんと本日サプライズで9食用意できるとの情報を入手
もう諦めていた「一杯」をなんと食べられることになるので、これは行くしかない
予定を全て変更して、向かいました。
お店に着くとまだ早すぎて誰もいません、きっとかなり並んでいると思ったのでちょっと拍子抜け。
しかしその後にどんどん混んできて、お店がオープン。
そう、そのお店は「喜多楽」です。
以前にも食べたことありますが、「裏」は初めてです
周りに聞かれないように、そっと頼みました(笑)
お洒落なご主人が調理を始めますが、なかなかオペレーションが大変そうですね。
お昼の一番忙しい時間だけはなるべくご遠慮ください、と言っていたのも分かります。これは面倒だわ
さて、来ました。
そう、これが裏メニューの「デビル」です。750円なり。
初めて、その名を知ったとき、「デ、デビル」と驚きました。
デビルといえばすぐに「デビルマン」が浮かんでしまいますね
横から見ても す、すごい
何でも麺は280gほどあるらしいですが、麺だけでなく、具もたっぷりんこ
一緒に小皿でこれが付いてきましたが、これは後のお楽しみみたいです。
「麺はよ~く、混ぜてお召し上がりください」
とのことです。
「よ」と「く」の間に棒があったのでずっと混ぜていましたが、これが結構一苦労
こぼさないようにできるだけ具がバラバラになるように、一生懸命混ぜました、「美味しくなあれ」と呪文を唱えながら
できましたよ、 先ほどから香る豚の甘みと、醤油の香り、そして湯気がたまりません。
これは今、流行の「和え麺」ていうやつです。「油そば」とか「混ぜそば」、「汁無し」、「スープオフ(ま、これは石神さんだけかな)」とかとも呼ばれるみたいです
下の方に醤油ベースのタレが入っています。
思わず食べました。
いきなり麺を
「う、うまい」
いや、これうまいっすよ
極太の麺がまず、美味しい。
加水率低めの麺で、ごわごわした麺。一見粉っぽい麺ですが、小麦の味わい豊かな麺ですね。
これがまた縮れている、う~ん初めて味わう、極太麺ですね
それにタレがのる、のる
醤油ダレに、全然くせのない背脂(なんか、鶏の脂身みたいな味わいでした。)、味付けされた辛味噌ミンチ、そしてそれを優しく包む玉子の黄身。
カリッとした食感とクセがたまらない揚げにんにく。
これが一体的に混ざると、想像できない味に
これがまたウマイのです。
大量に入ったキャベツともやし、これがまた良いです。絶妙に茹でられた野菜は、茹でたというより蒸したのかと思うくらいの半生食感
コリコリとした歯ごたえが実に良いですね。
麺を食べつづけているとコッテリしてくるのですが、この野菜がまさに箸休め的な存在感野菜のうまみたっぷりです。
そして、やはりラーメンらしく、メンマと叉焼。
メンマも手が掛かった味で、食感と味が良いですね
叉焼は炙られることでサッパリしていました。
ここへ先ほど、最初にいただいた小皿に入ったものを投入。
ちょっとなめてみると、「う~ん、刺激的」
コチュジャンにカレーペーストを混ぜてあるのでしょうか、香ばしくもあり、辛さがけっこう来ます。
これも一生懸命混ぜてみると‥。
いやいや、また美味しくなりましたよ
カレーの風味がしっかりとすることで、飽きさせないというか、さらに食欲がましてしまいました。辛さもちょうど良いですね。
そこからはあっという間に食べ終わってしまいました。
う~ん、こちらのご主人、色々な引き出しを持っているのか、研究熱心なのか、この完成度は素晴らしいです。
とくにキャベツの火の入れ具合に感激しました
この日で終わってしまうにはもったいないメニューでした。
でも、最後の最後で「風が吹いた」ことに、感謝。
実はこのメニューにはさらに上の盛り、「デブル」というものもあったそうです。でも、500g以上の麺、これはヤバイっしょ
ちなみにこの日の限定9食、あっという間に終わるかも、と急いでいきましたが、みんな頼んでいたのはレギュラーメニューでした。
デビルファンのみなさん、2月末までに食べ納めしてしまっていたからか、お店のブログに気づかなかったかですかねえ。
何にせよ、ラッキーでした
名古屋ですか。 う~ん、行きたい・・・
こちらのメニューは限定だったので残念ながら終わってしまいましたが、愛知岐阜方面にも色々と「和え麺」が出ていますので、ぜひ行ってみましょう