アングリーヤングマン 2012年04月15日 | つらつら 諦めることと 受け入れること 受け入れるっていうのは 諦める+前進するための術を見つけて進む ってことなのかなと思う 私は 諦めたり ちょっと期待したり 裏切られてまた諦めたり っていうのを延々と繰り返している 受け入れるっていうところまでなかなか進めない 受け入れるには 安全な環境と冷静さとエネルギーが要る ここは安全じゃない 淀みがちなこの思考のサイクルを 軽やかで爽やかな風車か何かが 請け負ってくれたらいいのに
泥だらけの一文字 2012年03月28日 | つらつら 我が故郷には 一文字ぐるぐるという郷土料理があります これまでは どうも酢味噌が苦手で 手を付けていませんでしたが ご近所さんにたんと頂いたからと言って チャチャッとこしらえてくれたので食べてみました 酢味噌もあっさりしてたし 一文字も臭みがなかったのでおいしかった 夕食後 くたびれて転寝をしてしまった母に替わり 台所の片づけをしていたところ ご近所さんに頂いた一文字が 泥にまみれたまま ドサッと置いてあった 周りにはごちゃごちゃと調理器具 思うように事が運ばない今の状況が重なり 深くため息をつく でも ちょっと 冷静に見てみると ごちゃごちゃ転がっていると思っていた調理器具は 包丁とスプーンだけ 泥まみれで 散乱しているように見えた一文字も 根元の方はちゃんと束になっている あれも大変 これも大変 あれもやらなきゃ これもやらなきゃ ってなると 実は大して複雑じゃないことも複雑に見えてしまうし 見えるはずのことも見えなくなる 整理すれば あっという間にスッキリ 大切なことはちゃんと視界にあるのに そこにいろいろあるって思いこんじゃうから ものすごく散乱してるように見えちゃう そんなことを ぼんやり思いながら 包丁とスプーンを洗い 一文字をビニール袋にまとめて野菜室に入れ お茶碗をお椀とお皿とご飯を炊いた鍋としゃもじを洗い 洗剤まみれの流し台に水をかけてふきんで拭く きれいになった流し台を見て ホッと一息つく
じっくり熟成 2012年03月21日 | つらつら 親が転勤族だったっていうこともあってか 一つのところに長く留まるという感覚がかなり希薄 これまで何回引っ越したかな 幼稚園×1 小学校×1 中学校×1 高校×1 大学×3 社会人×10回くらい 年も経たし いろんな経験してきたし 動く度にだんだん身軽になってきた気がする 特に インドに渡ってからは 肩の力が抜け始めている こんな私も 落ち着いてきたかしら 梱包もだいぶ落ち着いた モノが詰め込まれたデッカイ箱を見ながら物思いに耽る 引っ越しの度にモノが減って 厳選されてきた 何年も前から連れ添ってきたモノたちはごく僅かだけど きっとこれからも持ち続けていきたい 今回からは もうあちこち行くっていうことも減ってくし 処分のこととか動くこととかを考えずに基盤を作っていくことになるから 新しい生活の形を作っていくことになりそうです 一区切り ついたみたい 何だか 春だね…
2012年 春 2012年03月18日 | つらつら 先週の金曜日は 仕事の最終日でした 挨拶回りの時は 結構スッキリしてたんだけど その後の飲み会で温かい言葉をかけてもらったり ちゃんと話したことがなかった人と話したりして すごく名残惜しくなっちゃった 音楽にも触れられたし データ処理にも黙々と取り組めたし 面白くて個性的な人たちにも出逢えたし いい意味で自分に帰るきっかけにもなったし なかなか味のある経験ができたなぁ… 名古屋での生活は 仕事以外はじっとしてたし 知人といざこざがあったりして淀み気味ではあったけど 性に合う仕事にも出逢えたし 大切な親友たちにも会えたし ゆっくりできたし 得るものも多かった そんな生活も残すところ3日 熊本に帰って落ち着いたら いよいよ再びインドへ 今回は永住覚悟です 行けば何とかなるだろうけど 現時点では不安だらけ 考えすぎず前向きにいく術を磨きます よし 梱包梱包 掃除掃除
流れるプール 2012年02月26日 | つらつら 水流の岸に立つ 目の前には急流の川 恐ろしくて踏み込めない 覚悟して足を踏み入れる 向こう岸に行きたい まっすぐ横切って向こう岸に行きたい 流されないように耐える 苦しい 体が分ける水の波線を見るともなく見て 目を閉じる プールサイドに立つ 目の前には流れるプール 体にはお気に入りの浮き輪 スキップしながら足を踏み入れ やや速めの穏やかな流れに身を任せる 時々潜っては 水中で聞こえる音楽に耳をすます これぐらいがちょうどいい
おぉ!?と思った一言 2012年01月25日 | つらつら おまえ うすっぺらいな! ショッキングピンクのTシャツを堂々と着てくるような ビジュアル系(?)バンドマンの上司S氏から放たれた一言 早口でボケをガンガン投げてくるS氏に 物怖じすることなくテキトーにスルーしたり調子を合わせたりしていたら ちょっと嬉しそうに半笑いでこう言われました それまで うすっぺらいと言われたことがなかったし それも面と向かって堂々と言われてしまったものだから おぉ!? と衝撃を受けたのです いやぁ 清々しかった うすっぺらいと言われたことで 何というか肩の力がすっと抜けた気がした そして 肩の力が抜けて初めて 人と接する時 いかに肩に力が入っているかということに 気付かされたのです 決して楽をしたいわけではないけど あまり自分を苦しめないようにしたいものです
久方ぶりの初詣 2012年01月11日 | つらつら 日本で まともに年末年始を過ごしたのは 3年ぶりかなぁ… 大晦日に風邪を引いてしまったので 楽しみにしていた除夜の鐘はお預けでしたが 元旦の夕方にはくしゃみ5連発を繰り返しながらも 初詣に行ってまいりました …小吉 全体的に 「待て」的な内容だったのですが どうも待ってられそうにもないので 神様には大目に見てもらえるようにお願いしてきました 年々 余計なものが減って その分大切なものの純度が高くなってきている気がしています 生活は益々 シンプルなものになってくんだろうなぁ… そして 私の芯が本当に求めてるっぽいことも ぼやっと見えてきました そこにたどり着くための長くて短い道も ぼやっと見えてきました 自分の想いや感性をより研ぎ澄ませて なるべくブレない生き方をしていきたいものです
サル目ヒト科ヒト属 2011年12月11日 | つらつら 見上げる宇宙は青く 太陽は当たり前に光と熱を与え 風は 砂漠の砂を飛ばそうが ビルの間に突風を巻き起こそうが 広大な海の面をなぞろうが とにもかくにも 東から西へ 西から北へさすらい 月は 眠りにつくあらゆる生命体をそれとなく眺め あるいは 眠りにつけないあらゆる生命体をそれとなく眺め 人類は 呼吸をする ただ それだけ ただ それだけならいいのに
ある詩 2011年11月29日 | つらつら みんなのことが大好きで ウソをつきました みんなに好きになってもらいたくて ウソをつきました たくさんたくさん ウソをつきました そんな僕に ほほえんでくれていた大切な人たちが いつのまにか とおくとおく 霧の中に消えていくように 僕のそばからいなくなってた もう どんなウソをついてしまったのか ここがどこなのか なにが本当なのかさえ わからなくなってしまいました そして 僕はいったいだれなんだろう だれなんだろうね と 僕を取り巻く 深い霧に ほほえみかけてみる
きっと無色透明 2011年11月29日 | つらつら 世界が灰色に見えるのは きっと 私の瞳が灰色だからに違いない 生気もなく 温度もない 希望の光などなく 期待を抱く僅かな力さえもない 私の生命は 戻ってくるのだろうか あの時 生まれたはずの 私の生命 そして 一度 息の根を止めてしまった 私の生命 私は 生きることができるのだろうか 生きたいのだろうか 生命の息吹は いつか小さな野の花を揺らすのだろうか
ビタミンE 2011年11月23日 | つらつら 通勤中 ちょっと遠回りだけど 川沿いの気持ちのいいこの道を 通るようにしています 一日の始まりは できるだけ気持ちよくしたい ところで 朝日には ビタミンEが含まれているそうです このビタミンEが おでこの中心に当たると体にいいそうです 少しだけ下り坂になってるこの小道を ビタミンE浴びながら 冷たくなってきた風を切りながら 深呼吸しながら 自転車でビューと行くのが好きです
エンジェル? 2011年11月06日 | つらつら 100均で うわぁ…やばい 何買いに来たか完璧に忘れたぁ… と思いながらウロウロしていると 後ろから声をかけられた 「おねえちゃん靴下どこ?」 振り向くと 何とも不思議な佇まいのおばあちゃん かなり小柄で 長い長い白髪を 三段階に後ろにまとめて 薄化粧を施している アシメントリーデザインの茶色のジャケットを着こなしている 店員みたいな恰好してたっけ?…と若干不安になりながら 答える私 accos「えっと…そこです」 婆「婦人用もあるかいね?」 accos「たぶん靴下は全部あそこにあると思います」 婆「これ全部100円?」 accos「210円とか書いてないやつは全部100円」 婆「ここダ○ソーだね」 accos「そうですそうです」 婆「ほいなら全部100円だわね」 などとやり取りをしていると いつの間にか私の人生相談に(笑) 婆「おねえちゃん子供おるやろ?」 accos「…えっと…相手もまだ…」 婆「あんた…早く結婚しなさいよ」 accos「そうしたいのは山々なんですけど…」 婆「とにかく真面目な人がええ」 accos「私も真面目な人がいいです」 婆「今どきの若い人にも真面目で大人しい子おるらしいよ」 accos「そうですかねぇ…」 婆「とにかく早く結婚して楽になりなさいよ」 accos「ふふふ…がんばります」 婆「まぁまたどこかで会いましょ」 accos「そうですね」 婆「これも何かの縁だでね」 accos「ほんとそうですね」 婆「次会う時は子供抱えてなさいよ」 accos「あはは!がんばります!」 とまあ こんな和やかなやり取りがあったわけですが このおばあちゃんは 神の遣いか何かでしょうか 何が起こるかわかりませんね とりあえず 早く結婚しようと思った日曜の昼下がり
ハレツくうきおん 2011年11月05日 | つらつら プチプチ 体の中で何かがはじけている 目を閉じると その振動が映像となって 私の脳を占拠する 誰か私の名を呼んで そう願っている そして 静かに佇み 耳を塞ぐのです