べってぃのぱっしょん

ビビッとくると「パッション感じた」と言ってしまいます。平たく言えば、好きな物の寄せ集めデス。

『フラガール』

2006-10-09 22:54:03 | 日本映画
その後ハシゴして観たのが『フラガール』。
言わずもがな、常磐ハワイアンセンターのフラガール誕生の実話に基づく作品。
この監督も前作の『スクラップ・ヘブン』はいただけなかったんですが(笑)
今回は、泣き、笑いを押さえていて、楽しみながら見ることができました。そして最後はウルルッ。
町の皆に目の仇にされながらも、圧倒的な気の強さ(すごいっすよ 笑)で跳ね返すまどか先生(松雪泰子)はかっこよかった~。
いや、最初はもうめっさ嫌な女なんですけどね。
それがどんどん、ダンサーから教師になっていくんですね。
炭鉱の娘っこがプロのダンサーへと変身するサクセスストーリーであるとともに、まどか先生の変化=成長でもある。
私はむしろ後者の方が心に響きました。
岸辺一徳の「いい女になったな」という台詞はキキました(笑)

最初の方に炭鉱をクビになって一家で夕張へ引っ越すエピソードがあるのですが、私達はその夕張の行く末も分かってるじゃないですか。
長女はそのためにフラガールを諦める訳で、後で「何のために諦めたんだろう」って思うんじゃないかな・・・なんて想像すると不憫で、切なくてしょうがなかったです。

公式サイト→http://www.hula-girl.jp/index2.html

『胡同のひまわり』

2006-10-09 21:46:30 | 中華圏映画
一週間放置していましたが、映画の感想をば。
監督は『スパイシー・ラブスープ』『こころの湯』のチャン・ヤン。
『こころの湯』はあまりに期待しすぎたためか、あまり心に響かなかったのですが(朱旭翁は好!だったけれど)この作品は好きです。
父親の態度は「横暴じゃーん」と思うところも多いのですが、同時に「息子も分かってやれよー」と思ってしまう。
厳しさの裏にある愛情と不器用さが感じ取れたからかな。

父親役のスン・ハイインは佐土井けん太に重厚さを加えたような感じ。パンフによると、映画だけでなく、演劇、TVで活躍する人気俳優なんだそうです。
丹精な顔立ちとがっしりとした体格が父親の厳格さを際立たせていました。
息子のシャンヤンは年代ごとに3人が演じたのですが、何と言っても子役が良かったです。
父親に対する反発、母親を取られるのではないかという不安を自然に表現していました。

そして、一番の収穫がリー・ビン!
主人公の幼馴染、しかも思春期のみなので登場回数は数度。
最後の出演シーンで、「あれ・・・?見た事ある・・・もしかして・・・!」
それが気になって急いでパンフを見ると、やっぱり!!
アジアフォーカスで観た『北京の自転車』の主役の子でした。
気に入ったはいいが、その後の消息がつかめなくて、名前さえもよく分からなくて、『北京の自転車』の主役が出るってんで観た『台湾往時』は片割れの方で・・・そんな紆余曲折を経ての発見。
嬉しすぃ~^^
パンフでの紹介文は短いものの、〝数多くの国際的話題作に出演している〟という褒め言葉(なのか?)が。
『わが家の犬は世界一』にも出ているそうで、7月に福岡で見られなかったのが悔やまれます。


ああ、脇役一人に関して語りすぎ。


チャン・ヤン監督はお父さんも映画監督だったそうで、映画と同じような葛藤があったそうです。でも自伝ではなくて、父子の問題はどこにでも存在する普遍的なテーマとして捉えて欲しいとのこと。
この辺、ユン・イノ監督と似てるかなぁ・・・なんて、思ったりして。




でも、最後はあれで良かった・・・のか?
潔いような、でももうちょっと何か・・・と思う私はシロートなのかしららら。


公式サイト→http://www.himawari-movie.com/

胸いっぱいの後は

2006-10-09 03:12:12 | 食べ物・飲み物
お腹もいっぱいにならなきゃね!ということで、スペイン料理をば←金欠なのに
日曜だということを忘れてて「どこも開いてない!?」と一瞬ヒヤッとしましたが、オサレなお店に入れて良かったです。
ラストオーダーも遅いし。

飲めない友人はアイスティー、私はサングリアを頼んだのですが・・・・・これがフルーティーとは言いがたく、ちょっとワインぽさ?が強くて残念。2杯目のベリーニは美味しかったです。
美味しいんですけどね。サングリアと思って飲むと違うかなーって。
付き出し(って言ったもん!)にフランスパンと魚のペーストっぽいのをガーリックと混ぜたディップ(と言っていいのか?よう知らん)
料理はシーザーサラダ、たらば蟹とモッツァレラチーズの春巻、帆立のスパイス焼き、蟹クリームコロッケ。

この友人は前の派遣先で一緒だったのですが、彼女が去年の夏にストレスで体調を壊して以来ずっと会っていませんでした。
その間たまにメールはしていたので具合は何となく知っていたのですが、ゆっくり話を聞くのは初めて。
外に出たり、自分のことを話せるまでに回復していて(完全復活ではないにしても)安心しました。彼女は私以上に一人でしょいこんで、我慢してしまうタイプみたい。そしてやはり、自分に厳しいが故に他人にも厳しくなる傾向が(笑)
彼女の話を聞いていたら、あの時のあの人の気持ちが分かったような気がしました。
程度の差はあれ、同じような精神状態だったのかもしれないなって。
そうだとすると、私の対応は間違ってはいなかったなって。
ま、全部信じれば、の話ですけどー(どこまでもネガティブ)

バカ話、愚痴話もしてたら、気付けば日付が変わっており。
ライブよりも長い時間くっちゃべっていました。
更に道路で立ち話もしちゃったりして、帰宅したら2時過ぎ。。。
ギリギリで見られるかなーと思っていた芸術劇場は見逃したけれど、すごくリラックスできた時間でした。
彼女の気持ちも楽になってたらいいな~。



明日は映画ハシゴするつもりなんすけど!