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オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

象山へ

2013年10月14日 21時09分03秒 | お山
オカンはね、一度は孫を連れてお山に登りたいという、
ささやかな希望を持っておりました。
ただね、オカンの体力低下と孫の成長が真反対だものですから、
なかなか実現できなかったのですが、本日ようやく叶いましたよ。
昨日おとまりしたチーヤンを連れて、象山へ登ってきました。


あのお山に登ります。
本当の目的地は三平山(みひらやま)だったのですが、
七月の豪雨で崩れておりましてね。
やむなく引き返して、鏡ヶ成へ向かいました。
二つ並んだ象山と擬宝珠山。
チーに聞いたら『ゾウさん』という返事なので、こちらに。


オババの車がはるか遠くになりました。
山歩きは初めてでも元気が盛りの六歳児。
たったか、たったか、先頭を歩きます。
“はなちゃん”を理由にちょくちょく休みながら、
オカンもチーの後ろをおいかけます。


アタチもがんばりました。
頂上近くになると「ヤッホー、ヤッホー!」の声。
すかさずチーも応えます。
「ヤッホー、ここだよ~!」ってね。
初めての場所で、顔も見えないのに、
まったく物おじしない子ですわ。


ヤッホーのお友達にミカンをもらいました。
後ろに見えるのは烏ヶ山。

頂上に着くと男の子が二人休んでいました。
新小屋方面から登ってきて、
小さい弟とご両親を待っているのでした。
この方たちも三平山を目指して松江から来られたそうです。
なだらかな登山道で小さい子にも無理なく登れるよいお山。
ほんとうに残念です。


おにぎりも食べたし、下りましょうか。
お菓子を交換したり、みかんをもらったりして仲良くなりました。
名残は惜しいけれど、オババは温泉に入りたい。
じゃぁね、と別れて下山しました。


「ヤッホーが聞こえる!」と後戻り。
オカンたちは新小屋方面へ下ります。
途中でまた「ヤッホー、下で会おうね♪」と
男の子たちの声が聞こえる。
彼らはオカンたちとは逆に正面を下りました。

このあと「せきがね湯命館」でお湯につかり、
壱号宅へチーを送り届けて米子へ戻りました。

緊張の連続だった昨日の疲れも、
今日壱日の楽しさで、どこかへ行っちゃいましたわ





読了しました

2013年10月10日 19時04分08秒 | オカンのつぶやき

半世紀以上生きてると、いろんな場面に遭遇するので、
映画や本の筋書きが何となく読めちゃうのが悲しい。
終盤で「やっぱりそうきたか!」と思ったけど、
それでもこの本は、泣かされた。
読後が爽やかです。

前半は作中に出てくる万年筆の銘柄を
ネット検索して確認しながら、ゆっくり読みました。

オカンの周りでは目にしなくなった筆記具ですが、
中学に上がったとき、父親が買ってくれた万年筆が、
いまも引き出しのなかに入ってます。
「大切にしている」訳ではなく、
なんとなく手元に残しているという程度で、
他の筆記具とごっちゃにしているから、
こすれてボディはキズだらけ。
インクもないし、ペン先も痛んでいる。
そんな万年筆を取り出して、
しばし眺めておりました。