オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

「本日はお日柄もよく」原田マハ著

2022年04月15日 20時21分55秒 | 読書
スピーチの極意十箇条
一、スピーチの目指すところを明確にすること。
二、エピソード、具体例を盛りこんだ原稿を作り、全文暗記すること。
三、力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。
四、タイムキーパーを立てること。
五、トップバッターとして登場するのは極力避けること。
六、聴衆が静かになるのを待って始めること。
七、しっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。
八、言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。
九、導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること。
十、最後まで、決して泣かないこと。
(本文より)

オカンはスピーチの経験がありません。
小学校の学年行事で司会の一人になったことはあります。
役員だったから仕方なくね。
この本の「スピーチの極意十箇条」を知ってたら、
司会も上手くできた!かもね。

そんな事を思ってしまう本「本日はお日柄もよく」(原田マハ著)を読了です。


【画像】「本日はお日柄もよく」(原田マハ著)の表紙

片思いしていた幼馴染の結婚披露宴で退屈なスピーチに眠りを誘われ、
スープ皿に突っ伏した本人はもとより、
家族にも恥ずかしい思いをさせてしまう主人公。

(ここまではアルアルだよなと思って読んでいた)

披露宴の最後に感動的なスピーチに出合い、
その女性に弟子入りすることになり、
やがてはスピーチライターとして自立するのです。
が、
これはもう、読んでくださいとしか言えない。
おりおりのシーンに挟み込まれたスピーチには、
感動するものあり、目くらましありで、
目が覚める思いのオカンでしたの。
(相手に伝わる話し方しとらんなぁ)

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、
と思ったとき、
想像してみるといい。
三時間後の君、涙が止まっている。
二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩き出している。
(本文より)

真摯な生き方をしてないオカンですけど、沁みます。

沢山の感想はこちらで読めますよ。
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