絵画、写真、ポスター、レコードジャケット、装丁等、
多岐に亘る展示内容は見ごたえがあり
気付けば2時間半も会場にいた。
モノクロの写真は当時の人々の表情、風俗、風景
どれも見事に活写され、写真本来の記録性を持ちつつ、
そのイメージを永年に亘って絵画に転用、昇華させる。
写真の達人は絵画の達人でもあると改めて気付かされた。
社会的メッセージ性の強い側面ばかりが強調されるが、
今展覧会でも最初と最後・・特に最後は福島県立美術館の
第五福竜丸、”ラッキードラゴン”で締めくくられていたが、
絵画とデザインの領域を自由自在に行き来した様は
とても羨ましく大いに刺激となった。
アイデアスケッチ、サムネール等・・手の痕跡が残る
下図等も数多く、私の興味はむしろそちらの方が強かった。
クロスメディア・アーティスト・・・良いサブ・タイトルだ。
スケッチは美術館を出て向かえの名古屋市科学館。