3週間前にも来たばかりだが
今回は友人の個展へ。
永年、志摩に住む吉田氏。
五ヶ所湾にある美術館まで足を延ばした。
のんびりと時間が流れる志摩。
友から”2階に登ると良いポイントがあるよ”と促され・・・
行ってみるとなるほど、町が見渡せる絶好の場所だ。
正面に地蔵院を据えて背景には山、前景に甍の連なり。
関宿、山あいの宿場町の代表的な景観だ。
傍らに友がべったり寄り添う。
スケッチを見てるのか、そろそろ行くよの合図か。
午後からはあいにくの小雨となる。
予定通り、白鳥庭園へ。
遊濱亭なら雨を気にしなくて良い。
ポイントを決めてデモスケッチを始める。
自由に描けば良いのだがコツみたいな事を少し語りながら。
デモスケッチを続けるもいよいよ本降りとなる。
雨足もおさまらず、同じ屋根の下、各自スケッチに入る。
口数が少ないのは熱中してるのか、肌寒さからなのか?
これもきっと良い思いでになるからね。
朝から雨模様。
今日は課外授業で学生とスケッチ。
小雨なら決行の約束通り8時の連絡でゴーサインを入れる。
9時半、白鳥国際会議場玄関集合。
小雨なら、濡れない処で描けばよい。
国際会議場のピロティ、白鳥庭園の腰掛待合、東屋、公園のテント。
雨なら雨でいくらでも方法はある。
幸いにも午前中はなんとか雨足は止んだ。
堀川に沿って自由な場所で其々がスケッチ。
昼食後、レクチャー交えてデモ・スケッチとする。
浚渫工事のクレーンが元気よく動く。
名駅のビル群もかすんで見える。
年に一度、大学時代の同窓7人にての恒例の旅。
今回は幹事役で最終目的は志摩の相差(おうさつ)。
志摩の魚貝を堪能しようという旅。
仲間の一人の提案で急遽、亀山の関宿に
是非寄りたいとの申し出があり、急ぐ旅でもなく全員快諾。
彼は東京勢で旅行代理店に勤める云わば旅のベテラン。
自分なりに旅程を考えていたみたいで幹事としても心強い。
私としてはいつも素通りの場所だが、
バッグの中には当然の事ながらいつものスケッチブックがある。
仲間の散策から少し遅れて3点ほど3分間スケッチ。
ディテールは省き、印象を切り取り、イメージを定着。
今回のようにスケッチ旅行でない時は
いつもこんな風に速描となる。
中川橋の上から名古屋港を臨む。
ほんの少し10メートルくらい東にずれるだけで、
名古屋港水族館は視界から外れる・・・というか
同じような場所でも見え方は一変する。
対岸はぼんやりと、シルエットしか判別しない。
名港トリトンもぼんやりとかすんで・・・
名古屋港を中川橋の上から描く。
あまりの暑さにバス停の庇の下から。
この辺りは連休とあって人は疎らなのが幸いだ。
乗り降りの度に会話も少ししんどい。
左側は名古屋港水族館だ。
多分大勢の人々で賑わってるんだろうな。
ここからだと喧騒も届かない。
私の興味の対象はすぐそこ古びた木造の艀だ。