春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『ひとりぼっちの愛情』LA TIA TULA (1965 スペイン)

2019-06-22 21:32:17 | 日記
監督=ミゲル・ピカソ
音楽=アントニオ・ペレス・オレア、アルトロ・ポゾ

出演=アウロラ・バウティスタ、カルロス・エストラーダ、マリア・エンリケータ・カルバヘラ、マリ・ロリ・コボ
実直な銀行員ラミロは妻を失い、7つになる男の子ラミリン、3つの女の子ツリータと共にやもめの生活に入った。それを見かねてツーラ叔母さんが世話を焼いてくれる様になる。彼女は亡妻ローザの妹で、もう若いとはいえぬ年頃だが、美人すぎるのがかえってアダとなって、婚期を今日までのがしてしまった。2人の子供、ラミリンとツリータは前から叔母さんが好きだっただけに、すぐに彼女になついてしまうが、問題はラミロ。なにしろ彼女はとびきりの美人。また風貌が亡きローザそっくり。そんなわけで彼は男としての行為を押さえ切れない気持ちになってしまう。

音楽はアントニオ・ペレス・オレアとアルトロ・ポゾの二人。このコンビは、以前紹介した『赤ちゃん戦争』の音楽も手掛けているが、アルトロ・ポゾは高井達夫氏の変名。よって日本人の作曲家。本邦公開版の音楽を付けているが、なかなかこれも東京ロマンチカ風の音楽。ギター・ソロを生かした、なかなか和調のメロディ。
これはホントラもニセトラも見当たらないので、映画の音声から。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ボルナ)
2019-06-22 23:28:01
この映画、未見だったりします。ネットで視たのは計10数分くらいですので、他の部分がどうかは分かりません。
全体の中のそれだけですので、判断材料とするには足りないなんてものじゃないですが、少なくとも視聴できた大半はほとんど音楽がないですね。ほとんど「赤いブーツの女」や「哀しみのトリスターナ」を連想させるほどでした。日本版に曲を足した理由はそこかもしれません。「赤ちゃん戦争の」例からすると盛大に違うかもですが。
返信する
Unknown (862831)
2019-06-22 23:36:55
ボルナさま。確かに映画の中で音楽らしいのは、BGMらしいのしかありませんね。かと言って、高井氏には申し訳ないのですが、あまりにシンプルで和風の曲なので、『哀しみのトリスターナ』や『赤いブーツの女』に比べると、些かシンプル過ぎて、おまけに短いので、とても『赤ちゃん戦争』ほどのスケールの大きさもないですね。『赤いブーツの女』はガイ・ルコブスキの秀逸な曲なので、比べるには届かないのですが、『哀しみのトリスターナ』や『ドリアン・グレイ/美しき肖像』に比べても、やはりなあと、思ってしまいます。
返信する
Unknown (こめへん)
2019-06-27 21:44:30
原題も「ツーラ叔母さん」なんですね。この映画はタイトルしか記憶にありませんでした。店頭で見かけたら、ぜったいホントラと間違えて買ってしまうでしょうw しかしこのブログでだんだん判ってきましたが、フィリップスはお洒落な印象のあるレーベルなのに、ニセトラが多いなあw
返信する
Unknown (862831)
2019-06-28 10:01:07
フィリップスはキング以上に、売り方も洒落ております。ニセトラというかカバーなれども、ジョニー・グレゴリーは実在していますが、実在しないミシェル・クレマンやクリス・カーペンターも、イメージ写真を使うことにより、いかにも実在する音楽家のようにして、ポール・モーリアやクレバノフと同じアルバムに収録して、高い値段で売っていますから。ジョニー・グレゴリーはオランダ人で、銀座の場末のバーで演奏しているところをスカウトされ、しばらくは日本で自分の楽団で演奏して録音したわけですが、のちに帰国してしまい、日本人音楽家がその名を残して、録音を続けたそうです。『ひとりぼっちの愛情』は、『禁じられた遊び』に続く感動の名曲と書いてありますが、どう聴いても日本人の音楽ですね。
返信する

コメントを投稿