春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『デルス・ウザーラ』Дерсу Узапа(1975ソ連・日本)

2019-06-06 22:11:20 | 日記
監督=黒澤明
音楽=イーサク・シュワルツ

出演=ユーリー・ソローミレ、マクシム・ムンスク、スベトラーナ・ダニエルチェンコ、オレンチェ=アレクサンドル・ピャトコフ

ロシア人探検家(作者)のアルセーニエフは、当時ロシアにとって地図上の空白地帯だったシホテ・アリン地方の地図製作の命を政府から受け、探検隊を率いることとなった。先住民ゴリド(現ロシア名:ナナイ)族の猟師デルス・ウザーラが、ガイドとして彼らに同行することになる。シベリアの広大な風景を背景に、2人の交流を描く。

音楽はこの作品で一躍知られるようになったイーサク・シュワルツ。他に栗原小巻主演の『白夜の調べ』などがあるが、元来は純音楽の作曲家。このサントラよりも先にリリースされたのが、ダークダックスの歌うレコード。ポリドールからリリースされたが、監督が日本人の黒澤明ということもあり、これがサントラと勘違いした人も少なくない。
サントラの方はコロムビアよりリリース。「鷲の唄」は知る人ぞ知る名曲となった。かつて二枚組のCD、それも同じ内容で、片方は疑似ステレオ、片方はモノラルという内容。
ダークダックスのカバーを紹介してみたかったが、生憎YouTubeにはないので、ここではサントラによる「鷲の唄」を紹介することにする。
なお、この作品で黒澤明はアカデミー名誉賞を受賞した。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こめへん)
2019-06-07 01:05:35
イサーク・シュワルツの主題歌、ロシアの作曲家らしく堂々とした重厚な曲ですね。ダーク・ダックスがこれを(日本風に?)歌うと、ちょうど彼らが得意とする、山男系の歌みたいな感じになるのでしょうか。
返信する
Unknown (ボルナ)
2019-06-07 04:44:06
これいいですね。一般向けにパッケージされた代物だけではない、いわゆるロシア音楽のルーツと関わるものを明瞭に示してくれるので、観てるだけでロシア音楽の感覚が掴めてくるような有意義な映画でした。
後になってロシアの民謡歌手やジョージアの音楽とかを、ロシアの風景画像なんぞを見ながら片っ端から聞きまくっていた時、この映画から受けたのと同じような感触を覚えたものでした。
とはいえ、ダークダックスのカバーもぜひ聞いてみたいものです。あの耳に心地よいアレンジも個人的には結構好きですので。
返信する
Unknown (862831)
2019-06-07 10:01:15
こめへんさん。ダークダックスの歌は、日本語詞で歌われていましたね。ダークダックスによるレコードを聴いたのは、最初はFMの映画音楽番組と、それから何十年も経てneapolio さんのご自宅で聴きました。やはりアレンジなどの凝りようはサントラに及ばないものの、なかなかいい楽曲に仕上がっていますね。
返信する
Unknown (862831)
2019-06-07 10:04:37
ボルナさん。『赤いテント』でもいえることですが、ソ連の冬の寒さを感じる曲ですね。ロシアの雪山を迷ったら、凍え死ぬのがよくわかります。イタリアやフランスなどのヨーロッパ作品とは、また違った風景を感じさせますね。
返信する

コメントを投稿