春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

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ワルド・デ・ロス・リオス/WALDO DE LOS RIOS 二枚のLP

2019-12-03 17:29:49 | 日記
『ニュー・ベスト・ワルド・デ・ロス・リオス』
A―1歓びのシンフォニー
(ベートーヴェン交響曲第9番第4楽章)
2フィガロの結婚序曲
(モーツァルトK492)
3チャイコフスキーの5番
(第2楽章)
4ピアノ・協奏曲(ベートーヴェン)
5ヴェルディのナブッコ
B-1モーツァルトの40番(第2楽章)
2ロメオとジュリエット序曲
(チャイコフスキー)
3ベートーヴェンの田園(第5楽章)
4ヴェルディの椿姫(第一幕前奏曲)
5ピアノコンチェルト21番(モーツァルトK467)


『ワルド・デ・ロス・リオス/デラックス』
曲目
1よろこびのシンフォニー(ベートーヴェン第9番)
2逢いびき(ラフマニノフの協奏曲第2番)
3ブラームスはお好き?(ブラームスの第3番)
4勝利の行進(ヴェルディの「アイーダ」より)
5新世界より
6愛の小夜曲(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)
7椿姫
8短くも美しく燃え(モーツァルトのピアノ協奏曲21番)
9軽騎兵序曲
10田園交響曲


ワルド・デ・ロス・リオスについては、今更多言は無用であろう。ポップ・クラシカルの名編曲・指揮者として、ワルド・デ・ロス・リオス・グランド・オーケストラ(またの名をマヌエル・デ・ファリャ・オーケストラ)の演奏で、数々のクラシックの名曲を、一般のクラシック音楽に馴染めなかった人たちに、クラシック音楽の楽しさを広め、また、イージーリスニングの名手として、映画音楽作曲家として、ラテン音楽の演奏家としての、さまざまな顔のある音楽家である

映画音楽作曲家としては、決して作品数が多いわけではないが、『真夜中の恐怖』『象牙色のアイドル(未)、そして、日本ではあまりにも有名なパラサイコ映画『ザ・チャイルド』などがあり、この『ザ・チャイルド』のヒロイン、「エベリン」のテーマは、あまりにも美しい(レコードのヴァージョンは、映画の中では流れていなかったような)
そして、『ザ・チャイルド』の音楽を担当した後、オリジナルアルバムを出した直後に、突然のピストル自殺をしてしまった、かえすがえすも惜しい音楽家である(当時、本人はかなり強度のうつ病に苛まれていたとも言われている)

日本では厄年にあたる42歳没

既にCDも数多くリリースされているが、今回は二枚のベストアルバムを取り上げてみた

以前、『九つの偉大なシンフォニー』を持っていたが、この中の「ベートーヴェンの交響曲第7番」、映画『未来惑星ザルドス』に効果的に使用された第2楽章の演奏が、とても好きだったのに、悪友に貸して見事に失念されてしまった
勝手に人のアパートの部屋に上がり込んで、ズボンにオシッコのシミを付けたまま寝転びやがって、ボケナスが!

この二枚のベストアルバムの曲目は、殆んど同じであるが、ダリオ・アルジェント監督の『インフェルノ』で、ニューヨークの音大の講義で流れた「ヴェルディのナブッコ」が、ネコを抱いた不気味な女を描写しながら、とても気味悪く効果的に使われていた
これのポップ・クラシカルにアレンジされたのも収録
では、ゴタゴタした説明を省いて、数曲聴いてみましょう











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2 コメント

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Unknown (ボルナ)
2019-12-03 23:57:03
7番の2楽章はいいですね。もとがリズムと勢いを活かした曲ですから、作曲者が耳にしても喜んだかもしれません
「ザ・チャイルド」はメイン・テーマの方が気に入りました。
個人的に面白かったのがモーツァルト40番で、妙に古代的というか意外な効果が上がっていた上、ボーカル付バージョンの方がしっくりきていたことです。
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Unknown (862831)
2019-12-04 01:59:17
ボルナさん。「ベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章」は、ワルド・デ・ロス・リオスの演奏は、情熱的で、しかもラストのギターワークがいいですねえ。國重のアホがズボンにオシッコのシミを付けて、勝手に持ち帰って、そのまま返さずです。
『ザ・チャイルド』のメイン・テーマは、ラストシーンで流れていました。エベリンを殺された主人公の旦那の失意のシーンで、スローテンポの「エベリンのテーマ」は劇中で流れていましたが、レコードのヴァージョンは、あくまでもレコード専用だったみたいです。怖い映画でした。CDには、歌手は不明ですが、スペイン語のボーカルヴァージョンが収録されております。
『象牙色のアイドル』は、ややモリコーネっぽい曲ですが、やはりワルド・デ・ロス・リオスの曲だなあ、と思いますね。
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