あえて、カテゴリはアマチュア無線で(笑)
読売新聞のサイトの「安倍・官房、猪口・男女共同参画相…小泉改造内閣」と言う記事によります。
#取り合えず、(米国と同様の)包括免許制度を採用して、日本のアマチュア無線制度の合理化・改革を図って頂ける事を期待しています。
読売新聞のサイトの「安倍・官房、猪口・男女共同参画相…小泉改造内閣」と言う記事によります。
#取り合えず、(米国と同様の)包括免許制度を採用して、日本のアマチュア無線制度の合理化・改革を図って頂ける事を期待しています。
JARLの電磁環境なんたらの委員から聞いたけど、JARLに対しては共存できる道を探せと総務省からのお達しがあり、導入反対とは絶対に言うなと言われてるんだってさ。
だからJARLとしてはパブコメに正面から絶対反対とは言えないんですって。
これは単なる趣味や学術研究にとどまらない、より深い意味を持つ社会問題と考えています。
私たちは電磁波を通して自然界を観てきました。かすかな星の光。惑星や銀河の放つ電波のささやき――そして人為的な放送電波にも、気象や電離層、ひいては太陽活動のありさまが反映されています。
PLCは、波長の長短を除外して考えれば、夜空から星を奪う光害と同じものです。光害やデジタルノイズの氾濫を許すのは、自然に対する感受性の鈍磨です。こうしたノイズが過去20年にどれほど空を汚したか、天文学者や無線家、BCLの意見は一致しており、現状維持でよいなどということは断じてありません。
空から届くかすかな電磁波に目をこらし、耳を澄ませることで得られる感動は、かつてなら誰でも味わえました。その感動を忘れなかった人々が、天文学や電子工学の礎を築いたのです。目先の利益や利便性ばかりを考え、この感動を子供たちから奪うことが、大人である私たちに許されるでしょうか。これ以上負の遺産をのこさないために、私はPLCに反対します。
今日のミーティングでも話題にしましたが、表記の通り、総務省がPLCに関する(多分最後の)パブリックコメントを募集しています。
このパブリックコメントの結果、反対意見が少ないと言う評価になった場合、PLCは実用化へ向かって暴走する事になります。
現在のPLCは、以前言われていた屋外の電灯線にインターネットのデータを流すと言う事ではなく(これは、漏洩電波を基準値内に収める事が事実上不可能なため、メーカー側が断念したようです)、家庭内の家電をお互いに接続するための、CE-PLCに変わっていますが、いずれにせよ家庭内電気配線は、平衡/不平衡変換が何度も繰り返されていますので、インピーダンスマッチングがまったく取れていない状態の(しかもシールドがまったくされていない)電線にRF信号が流されると言う、大変異常な規格である事には変わりはありません。
また、現行の電波法では、無線局ではないPLCは、無線局からの電波の影響を受けても苦情を申し立てる事は出来ませんが(逆に無線局に対して妨害を与える事は認められていません)、実質的にPLCを使用している家庭にアマチュア局が妨害を与えた場合は、法的にではなく、地域社会的な問題を生じさせる可能性が極めて高いと思われます。
さらに、外来電波によってPLCに接続されている家電が誤動作した場合(これは、アマチュア無線の電波だけではなく、違法な高出力無線機を搭載しているトラックからの電波で起こる可能性が大です)、致命的な結果を招く恐れも充分にあります。
#例えば、エアコンの誤動作による乳幼児の死亡事故や、暖房装置の誤作動による火災など、枚挙に暇がありません。
短波帯の電波を利用している我々アマチュア無線家は、このような異常な規格を商売のためだけに「意地でも実装」しようとしている、各メーカー(の担当部署)に対して、断固として反対意見を表明するべきではないかと考えています。
なお、PLCが現在まで事実上凍結されていたのは、前回総務省が募集したパブリックコメントの反対意見が、総務省の判断に大きな影響を与えたためですので、今回の最終防衛ラインでPLCに止めを刺す事も充分可能だと思われます。
是非、11月21日の締切までに、総務省に対して意見を送って下さい。
ラジオ日経の意見書(必ずご覧になって下さい)
クラブのニュースの該当記事(参考になるリンクを掲載しています)
総務省パブリックコメントのサイト
パブリックコメントの出し方は、上記の総務省のサイトで説明されています(もちろんインターネット経由で出せます)。