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神林長平「敵は海賊・短編版」を読了しました

2014年08月20日 13時07分47秒 | 書籍
敵は海賊・短篇版 (ハヤカワ文庫JA)
神林 長平 早川書房 売り上げランキング: 335,670


神林長平の「敵は海賊」シリーズの最新作「敵は海賊・短篇版」を読了しました。

この短篇集は2009年に出たもので、1981年にSFマガジンに掲載されたこのシリーズの最初のお話「敵は海賊」(「狐と踊れ」に収録)を始めとして、ある女海賊を描いた(海賊課が出てこない)お話「我が名はジュティ、文句あるか」、匋冥の良心である白猫クラーラと匋冥との出会いのお話「匋冥の神」(このお話は「敵は海賊・海賊の敵」の後日談にもなっている)、そして「戦闘妖精・雪風」と「敵は海賊・海賊版」の星雲賞ダブル受賞を記念した短編「被書空間」が収録されています。

「敵は海賊」は初出の時に読んでいたのですが、あらためて読み返すとアプロがかなりハードボイルド(と言うか凶悪(笑))で、最新作では、やはりずいぶん丸くなったなぁと。「我が名はジュティ、文句あるか」は、このシリーズとしてはかなり異色な作品で「母親と娘の関係性」を描いています(心理学的なお話と言っていいのかも)。「匋冥の神」はクラーラとの出会いを描いた作品なんですが...いや、クラーラって本編中で匋冥から分離された話があったような...。「被書空間」は初出で読んでいましたが、両シリーズのファンで未読の方にはオススメです。

なお、作者あとがきも必読です。
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神林長平「敵は海賊・海賊の敵」を読了しました

2014年08月18日 17時05分22秒 | 書籍
敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫JA)
神林長平
早川書房
売り上げランキング: 219,886


神林長平の「敵は海賊」シリーズの最新作「敵は海賊・海賊の敵」を読了しました。前作の「敵は海賊・正義の眼」は10年ぶりだったのに対し、今作はたったの(笑)6年ぶりです。

#なんで、筆者が好きなシリーズは、みんな年単位で間が空くのだろうと小一時間....。

内容は、最近の作者の作風からはかなり離れていて、充分エンターテイメントとして楽しく読めました。今回はラジェンドラが執筆したと言う設定になっているので、ラジェンドラは結構出てくるのですが、ラテルとアプロ(特にアプロ)は物語にほとんど絡んで来ませんので(そもそも海賊課がほとんど絡んでこない)、海賊課トリオやチーフ・バスターがお好きな方には、ちょっと物足りない内容かも知れません。ただし、アプロのハイパー生命体っぷりは相変わらずです。うちで黒猫を飼う事があったら、アプロと名付けよう...閑話休題。

「自分を縛る存在は、たとえそれが神であっても破壊する」海賊王・匋冥は、相変わらずのかっこよさです。匋冥ファンの方は、ぜひご一読を。
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田中芳樹「タイタニア 4(烈風編)」を読了しました

2014年08月16日 14時18分15秒 | 書籍
タイタニア4<烈風篇> (講談社ノベルス)
田中 芳樹 講談社 売り上げランキング: 17,859


2013年に出た、田中芳樹の長編スペース・オペラ「タイタニア」の最新刊「タイタニア4(烈風篇)」を読了しました。

トクマ・ノベルズから1巻(疾風篇)が出たのが1988年、3巻(旋風篇)が出たのが1991年ですので、お話の最初からだと25年、前巻からでも22年と言う、遅筆にもほどがあると言う小説で、筆者はこのお話は完結しないだろうと思っていました(この作者には、他にも2003年以来出ていない「創竜伝」や1986年に1巻が出てから、未だに完結していない「アルスラーン戦記」などなどがあります)。

22年経っても前巻の内容を覚えているのは自分もすごいなと思いますが(笑)、お話としては(たぶん、多くの読者がヤン・ウェンリー的な役回りを期待していた)ファン・ヒューリックの影がかなり薄くて、タイタニアの内部抗争(をけしかけた、何らかの理由による藩王の謀略)が中心になっています。確かに、この状況ではヒューリックが出来る事はあまり無いですものね。

次巻が最終巻になると言う話ですが、私はヒューリック提督びいきなので、残りの尺で彼が活躍する場面が出てくるのだろうかと心配でなりません^^;
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森岡浩之「星界の断章III」を読了しました

2014年08月14日 21時59分53秒 | 書籍
星界の断章III (ハヤカワ文庫JA)
森岡 浩之 早川書房 売り上げランキング: 55,918


森岡浩之の星界シリーズの短篇集である「星界の断章III」を読了しました。「星界の断章II」が2007年に出ていますので、7年ぶりの短篇集になります。

短篇集の中身は、SFマガジンなどに掲載された分と書下ろしが1本と言う構成です。いつもながら、星界シリーズの登場人物の若いころのエピソードなど、本編と少し違うテイストで楽しく読めましたが、特に書き下ろしの「来遊」は、「アーブによる人類帝国」が成立する直前(平面宇宙航法が実現するまでのお話)なので、実に興味深かったです。未読の方はぜひ。
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森岡浩之「星界の戦旗V」を読了しました

2014年08月12日 18時31分09秒 | 書籍
星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫JA)
森岡 浩之 早川書房 売り上げランキング: 11,812


森岡浩之の「星界の戦旗V」を読了しました。「星界の戦旗IV」が出たのが2004年、「星界の戦旗V」が出たのが昨年ですので、おおよそ9年ぶりの続編になります。作者が2011年に心筋梗塞で倒れて...と言う事情はあるのですが、それにしても待たされました(汗)。

お話としては「第一部 完」と言う事で、ひとつの節目としての結末にはなっているのですが、主人公であるジントとラフィールの活躍がほとんど無いのが、少し残念なところでした。いずれにせよ、(ある意味)中途半端なところで終わっていますので、できれば早く続編を読みたいなと思っています。

#Vが出てから1年以上たっていますが、また10年近く待つのは嫌ですよ~(笑)>森岡さん。
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海猫沢 めろん「零式」を読了しました

2014年08月04日 10時11分26秒 | 書籍
零式 (ハヤカワ文庫JA)
零式 (ハヤカワ文庫JA)
posted with amazlet at 14.08.04
海猫沢 めろん 早川書房 売り上げランキング: 150,301


2007年に購入(汗)したまま積まれていた、海猫沢 めろんの「零式」を読了しました。たぶん、ジャンルとしては歴史改変物になるのでしょうが、スチームパンク風のライトノベルと言う感じでしょうか。テイストとしては、バリントン・J・ベイリーの「禅銃(ゼンガン) 」に、少し似ているような気がします。

残虐・理不尽描写が多いので読者を選ぶ作品じゃないかなと思いますが、少し変わった歴史改変物を読みたい方はぜひ。
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敵は海賊・海賊の敵

2013年04月18日 12時22分15秒 | 書籍
敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫JA)
神林長平 早川書房 売り上げランキング: 3,866


ぐはぁ。これも出てました^^;

#これは6年ぶりの新作ですね。
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クラッシャージョウ 水の迷宮

2013年04月18日 11時41分24秒 | 書籍
水の迷宮 (クラッシャージョウ)
高千穂 遙
早川書房
売り上げランキング: 2,806


うげげ、クラッシャージョウの新作も、もう発売になってました。これも8年ぶりの新作ですね。

#今月は、本をたくさん買いそうだなぁ^^;
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星界の戦旗V 宿命の調べ

2013年04月18日 11時35分16秒 | 書籍
星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫JA)
森岡 浩之
早川書房
売り上げランキング: 106


ついに続編が出ましたね(なんと8年ぶり^^;)。今年は、他にも、長らく中断していたシリーズの続編が出る話が目白押しなので、とても楽しみです。
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再度お勉強中

2011年12月01日 14時09分13秒 | 書籍

「電気の常識 - 入門心得帖」北大路 剛 著

最近、この本を読みなおして電気関係の基礎知識をリフレッシュしています。アナログ回路は元々超苦手なのですが、最近そうも言っていられなくなって来ましたので、まずは基礎知識をなんとかしようと。

しかし、この本って昭和55年の本なんですよね(しかも初版)。中学校3年生の時に買ったんだなぁ...いつ買ったのか全然覚えてなかったけど(笑)。

コメント (2)
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