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終わりよければ…石川遼くん「実」の1年V締め

2010年12月13日 | Ryo log


 石川遼(19=パナソニック)が2010年を優勝で締めくくった。男子、女子、シニアの3団体による対抗戦、日立3ツアーズ選手権は12日、千葉・市原市のキングフィールズ・ゴルフクラブ(男子3532ヤード、シニア3377ヤード、女子3029ヤード、パー36)で行われ、男子チームは合計23ポイントを獲得し、他の2団体に大差をつけて2年ぶり4度目の優勝を飾った。1月から日本ツアーや海外メジャーなどに出場を続けて今大会が37試合目となった石川は“今季最終戦”を笑顔で終えた。

 終わりよければすべてよし。1年間ともに戦ってきた男子ツアーの仲間と一緒に優勝トロフィーを掲げて、長いシーズンにようやく別れを告げた。18番グリーン上で記念撮影をしながら、石川は充足感に浸っていた。

 「今年を締めくくるにふさわしい終わり方、引き締まったプレーができた。男子は先週シーズンが終わったばかりでコンディションもよかったですから」。午前のダブルスには薗田と組んで臨んだ。最終ホールでは同スコアで並んでいたシニアを突き放すバーディーを奪取。3メートルのパットを沈めて右手を空に突き上げた。午後のシングルスでは会心のプレーを見せた横峯に後れをとったものの、上がり3ホールは3連続バーディーと“らしさ”を発揮した。



 開会式では、投げキッスをした女子に対抗し、男子は石川が人気漫画「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空の得意技「かめはめ波」を放ち、他のメンバーが倒れるパフォーマンスを披露。「池田さんがあそこまで足広げて倒れてくれるとは思わなかった」と池田の倒れっぷりを喜ぶなど、「普段のツアーとは違った雰囲気」を満喫した。



 1月のロイヤル・トロフィーに始まり37試合に出場して全速力で駆け抜けた1年間。「2010年を表す1文字は?」と聞かれた石川は「あっ、去年も聞かれたのに考えておくのを忘れてました」としばらく頭を悩ませた。昨年は「自分の中で一歩前に進めた」と「進」、「1年間自分の芯をもって戦えた」という「芯」の2文字を選んだ。



 今年、石川が選んだのは「実」だった。「獲得賞金は昨年より少なくて、ランクも下がったけど、すべてのカテゴリーでレベルアップできた。昨年、一昨年よりも実りのある1年。また、たくさんの素晴らしい経験ができたから」と理由を説明した。パーキープ率が84・85%(ランク15位)から85・05%(7位)、パーオン率が65・21%(24位)から66・74%(9位)に上昇するなどいくつかの部門ではデータでも進化を示し、シーズン終盤には賞金王争いの中で高みを見据えたスイング改造という種もまいた。



 その実りを収穫するべく、2011年も1月のロイヤル・トロフィーから参戦する。その後は2、3月の米ツアーを経て、4月のマスターズでは3度目の正直で予選突破に挑む。「オフといってもダラダラ過ごさないように、自分のゴルフと体調をよくしていって、いい形で2011年をスタートさせたい」。出場試合数も大きく変えるつもりはない。石川は来年もペースを緩めず走り続ける。
(スポニチアネックス)

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