al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

Sony Walkman その後

2012年01月18日 | もろもろ
価格コムの最安値に釣られてAmazonでポチリましたが、在庫なしで納期が1~2ヶ月!(爆)
iPodもiPhoneもあるので別に急がないや!と思いつつも、ヘッドホンも買っちゃったし、専用の音楽データ管理ソフトXアプリに曲の取り込みも終わってしまうと・・待ちきれません(笑)
Amazonよりも700円ほどお高くなりますが別の店でポチってAmazonはキャンセル。その翌日に届きました(爆)

さて、そのA867ですが、どうもチャチです。ご覧のように背面は滑らかではなく整形のエッジがあります。手のした時、iPodやiPhoneを持った時のような手に馴染む感じがありません。質感もいかにもプラスチックで安っぽい。


おまけに操作ボタンが右側面に集中していますから、左手で持つと親指以外の4本の指を使い分けないといけません。右手持ちだと親指だけでも操作できますが、iPhoneで左手持ち右で画面タッチの癖が付いた身にはストレスを感じます。


Phone Outは左下。何とジャックが斜めに。本体が小さくて軽いのは良いのですが、何だかケーブルにぶら下がってるみたいで(笑)


早速充電、音楽を取り込んで聴いてみました。流石に音質はiPodと比べて透明感のあるもので満足です。しかしiPodよりも出力が小さいようで効率の悪いAKGを上手く鳴らせません。音量も不十分で目一杯上げても静かな部屋なら何とかOKって程度です。

せっかくのAKGなのですからしっかり鳴らしたいのと、更に澄んだ音を目指してヘッドホンアンプを購入することにして、即オーダー。ついでに本体からデジタル出力するべくDOCケーブル(iPod用も)、手持ち感向上のためにA86専用のケースを購入。こちらはAmazonに在庫があったので同時ポチ!

しかし届いたのは個別(笑)


中身はこんなもんですけど・・


さて、またちょっとしか聴いてませんが、このiBasso A02というアンプ、15000円台という低価格とコンパクトさが売りで格好いいんですが、出力アップは左程ではありません。音量よりも音そのものがダイナミックになった分、音量はそれほど変わりませんがはっきり聞こえるようになりました。もう少し聴いてみないと何とも言えませんが僕の用途には割に合っているんじゃないかと思います。

それにしても、5万円という予算でスタートした計画も・・
A867 \27.800.-
AKG \24.220.-
A02 \15.435.-
Doc2本 \8.100.-
ケース \927.-
しめて¥76.462.ー( ̄□ ̄;!!


MET「ファウスト(グノー)」

2012年01月15日 | オペラ
名古屋ミッドランドスクエアシネマまでMETライブビューイング「ファウスト」を観に行ってきました。

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:デス・マッカナフ
ファウスト:ヨナス・カウフマン(テノール)
メフィストフェレス:ルネ・パーペ(バス)
マルグリッド:マリーナ・ポプラフスカヤ(ソプラノ)
ヴァレンティン:ラッセル・ブローン(バリトン)
シーベル:ミッシェル・ロズイエ(ソプラノ)

今シーズンの「観るリスト」には入っていなかったんですが、同じくリストには無かった「ロデリンダ」があまりにも良かったので、後で後悔も嫌で(笑)

で・・大正解です!

ヨナス・カウフマン、ルネ・パーペと好きな歌手の出演でしたが時代を第2次世界大戦前に読み替えた新演出だったのと、プリマがポプラフスカヤってのがどうも(汗;)って訳でリストから外してあったのですが、演出だけはどうしても好きになれませんでしたが歌手陣はもう文句の付けようがなく・・

ヨナス・カウフマンは甘い低声域から密度の濃い高声まで素晴らしく、ルネは存在感のある役柄を素晴らしい声で見事にこなし、ポプラフスカヤは四角いツンデレ顔を意識させないような可憐な歌で。場が進むにつれて、コミカルだったメフィストフェレスは極悪な悪魔に、可憐だったマルグリッドは狂女に、その変化も見事に・・







もうこれは、今シーズンは残り全て観るっきゃないな(笑)

METヘンデル「ロデリンダ」

2012年01月13日 | オペラ
先週末、またまた新宿ピカデリーまでMETライブ・ビューイング、ヘンデルの「ロデリンダ」」を観に行ってきました。今シーズンの中では必見プログラムではありませんでしたが何となく勢いで・・。

バロックオペラは始めてで、しかもプリマは旬を過ぎたフレミング。あまり期待していなかったのですが・・ごめんなさい、参りましたm(_~_)m

ヘンデルのキラキラとした美しい音楽に乗せて物語はゆっくり進みます。7世紀の出来事を18世紀の音楽に乗せて21世紀に蘇らせる。耳に心地良く馴染むバロック、何度も繰り返されるフレーズも歌唱力と演技力によって観る者聴く者を飽きさせずに物語を前に進める。

バロックの聴きどころは「アジリタ」。同じ母音でひらひらと蝶が舞うように長いフレーズを歌う装飾に富んだ技巧的な歌唱法。驚いたのはステファニー・プライズ。マツコ・デラックスもびっくり!という巨漢(笑)からは想像できないような、軽やかな響きのよい素晴らしい声、軽妙なアジリタ!勿論プリマのフレミングの歌唱も素晴らしいもので幅広いレパートリーには脱帽です。

カウンターテナーのアンドレア・ショル、テノールのジョセフ・カイザーと脇を固める歌手陣の素晴らしいこと。流石にMETは・・

次のグノーの「ファイスト」も、新演出が気に入らないし、ポプラフスカヤも好きじゃないけど、ヨナス・カウフマンとルネ・パーペ目当てで行っちゃいます(笑)


AKG A702 ちょっといいヘッドホン

2012年01月12日 | もろもろ
過去のエントリーにも書きましたが、ちょっといいヘッドホンを手に入れました。

AKG K702です。

先週の土曜日にMETライブビューイングを観に行ったついでに、東京ヒルトンの地下にあるアバックというオーディオ専門店で幾つかのヘッドホンを試聴しました。かなりの試聴品が展示されていましたが、お目当てのオープン型は数が少なく、しかもAKGはクインシー・ジョーンズ。コラボモデルのQ702だけ。それでも3種のゼンハイザーと聴き比べて・・。

一昔前は、高級ヘッドホンといえばゼンハイザー!憧れの名機です。HD598、HD650とiPodに繋げて試聴してみました。尖ったところのない開放型にしては厚みのある音は流石です。598と650の差は僕の耳では大きく感じなかったし、650はケーブルが左右2本出しなので598でもいいかな?と思いつつ、AKG Q702を。いやあ、AKGのニュートラルな音域特性と分解能にヤラレちゃいました。ゼンに比べて少し薄い感じはしますが、AKGの透明感というかすっきりした音は好みです。ゼンが特に低音部に少し色付けされた様に感じます。コントラバスが近くで鳴ってるような・・。

だがしかし・・(笑)、Q702のプライスタグは5万円台( ̄□ ̄;! 598は2万円弱!
K701は無いんですか?と店員に聞いたところ、既に生産が終了し在庫もないと。う~みゅ・・悩みながら店を出て、隣のコーヒーショップでiPhoneでチェックしたら、サウンドハウスでQ702が何と26800円じゃないっすか!!おっし!と気を良くして帰宅。

実はアバックには東京に済む次男坊と一緒に行ったのですが、次男坊はその夜にQ702をポチったそうです。僕は更にネットで調べたところ、K701はK702にモデルチェンジされていて中身はQ702と同じものだという。Q702はクインシーの「Q」を型どったメダルがイヤーピースに付いている分だけ音の抜けが悪く低音がくぐもる・・なんて意見もネット上でちらほら聞かれるのでK702に決定。

さて、昨日現物が届きました。取り敢えずiMacに繋いでiTunesから聴いてみる。もともとAKGは効率の悪いヘッドホンらしく、プレーヤーからの出力がある程度無いと音量が出ません。ひょっとしてアンプを介して出力を上げてやらないとダメかな?と心配していたのですが、少なくても静かな室内で聴く分には充分でした。音場感は素晴らしく、オーケストラは舞台の広さや奥行きまでも感じられるほどです。勿論、高音の抜けも素晴らしい。低音は、最近の重低音重視のヘッドホンに慣れた耳には多少物足りなく感じるかも知れませんが、コントラバスのアコースティックな響きは気に入りました。ピチカートもイイ!

まさにクラシック向きと言えるヘッドホンでしょうか。ジャズもオスカーピーターソン・トリオを聴いてみましたが、アコースティックな音楽には何の問題もありません。ジャズ・ヴォーカルも厚みのある声を聞かせてくれます。

ロックを聴いてみましたが、やはりエレキギターやエレキベースの様なアンプを通して聴く音圧のある音の再現には向いていないようです。というか、その手の音楽は、そもそもオープン型ではなく密閉型で聴くべきものなので無視!(笑)
というか、それ様にもう1台密閉型のヘッドホンが欲しいです(汗;

という訳で、昨日からAKGのエージング(慣らし運転)を始めています。振動板がいい具合にこなれてきた時の音も楽しみです。

雑味(ざつみ)

2012年01月10日 | もろもろ
商売柄(まだ醤油屋やってます)、時々「利き味(ききみ)」をします。酒の場合は「利き酒(ききざけ)」と言って、官能試験=味見のことです。

大体が人間の味覚(感覚)なんて極めていい加減なもので、体調によってまちまちですし、脳(イメージ)に大きく左右されます。その証拠に、ラベルを伏せて試飲したワインの評価・・なんて番組で有名人が随分と恥をかいてますよね(笑)

ところが、音楽で言うところの「絶対音感」のように、極めて正確に味や香りの強さを判定できる舌を持った人も居ます。濃度の微妙に違う塩水や砂糖水を使ってテストをすると、驚くほど正確に判定できる人が。大手食品メーカーでは全社員を対象にこの試験をして商品の試食判定者の資格を与えたりしています。

ただし、美味い不味いはこの能力とは全く無関係で(笑)、個人の嗜好に大きく左右されます。同じものを、ある人は旨いと言い、別な人は不味いという。というか、美味い不味いではなく好きな味か嫌いな味か?ってことでしょう。だから、最近は美味い不味いよりも「好みに合ってる」という表現をするようにしています。

って・・前置きが長いがな(汗;

さて、その味ですが、表題にある「雑味」ってのが結構重要な役割を果たします。雑味とは極端に言うと不純物の味(笑)
例えば、純粋に水の味ってどんなんでしょう。蒸留水?純水(酸素と水素を反応させたH2O)?どちらにせよ、飲むと不味いです。いや旨くないです。

では旨い水ってどんなんでしょうか?硬水とか軟水とかミネラルウォーターとか天然水とかいろいろありますが、俗に言う美味しい水は純水な水ではなく、何かしらのミネラル成分が含まれています。このミネラル成分の味が「雑味」にあたります。

塩も純度の高いNaclよりもニガリの入った海水塩の方が美味しいし、岩塩もそうですね。
と、純度の高い物、純粋なものが価値があるか?と言うとそうでもないんです。

長野県の松本に「もとき」という吟醸蕎麦の店があります。全国的にも有名で、蕎麦の実を50%くらいまで研いで、その中心部だけを製粉した蕎麦粉で打った蕎麦を吟醸蕎麦として提供しています。普通の蕎麦と違って半透明の乳白色の蕎麦。確かに純粋で雑味のない蕎麦ですが、どうも好きになれません。一方で「田舎そば」これは殻まで挽いた蕎麦粉ですね。だから黒っぽい。荒く挽いてあればブツブツと黒い斑点が見える。雑味たっぷり!でも力のある蕎麦の味。どちらが旨いか?ではなくどちらが好きか?の問題なんですけど。

話は変わって、ここ2日間くらいはソニーの音楽管理ソフトで高音質でCDの取り込みをしています。まだウォークマンは届いていないのでパソコンのスピーカーで再生しているんですが、これがなかなかイイんです。オーケストラのライブ録音などは、ステージの上で発生したと思われる雑音がよく聞き取れます。譜面をめくった音かな?あれ?何か落としたの?とかね?一番目立つのは観客の咳払いですけど(笑)

これらも雑音の部類ですが、この雑音のお陰でスタジオ録音では感じられない臨場感というかライブ感というか、音楽が息づいている・・という感覚を味わうことが出来ます。


って訳で、今年は雑味いっぱいの、味わいのある一年に・・


って・・・オチかいっ!(爆)

新年のごあいさつ

2012年01月06日 | もろもろ
年が明けて1週間が経とうとしています。遅まきながら、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は家内の実家の父が亡くなり喪中でしたので、敢えて三ヶ日の賀詞は遠慮させて頂きました。喪中のお陰で年始回りもなく、ゆっくりとお正月を過ごしました。長男夫婦が初めて地元で新年を迎えました。次男は3年ぶりに帰省し、家族全員揃っての年越しです。

28日に仕事を納め、29日は東京国際フォーラムでの西本智実の「夢の第九」に参加。ついでに次男と待ち合わせて帰宅。30日は全員で暮れの買出し&夕食会。元日は我が家で全員顔を揃えて・・。孫ともたっぷり遊び・・

次男は2日にUターン。

この正月は喪中なのでどこかに行けるね!本家なので盆暮れに家を開けることがなかなか出来ない家内の一言で、12月半ばに思い立って石和の旅館を予約して3日・4日と一泊旅行。大した宿じゃなかったですが久々に家内と二人で温泉でマッタリと・・。

てな具合に、喪中を良いことにたっぷり楽しませてもらいました。


さて、今年ですが・・新年の抱負なんて大したものはありませんが、今年は「第九」を除いて合唱の本番がないので声楽を中心に力を入れていこうと思います。それと去年に引き続き、良いオペラやコンサートを出来るだけ聞くこと。買い貯めてあるディアゴのオペラコレクションDVDを観ること。

これに関連してAV環境を少し改善することにしました。自宅に小さなコンポがあるのですがTVラックに置いてあるので稀にしか聴かず、殆どがiPod、iPhoneです。このiPodは極めて便利なのですが、どうも音質が・・。そこで音質に関しては一歩も二歩も上を行くSony Walkmanに高性能なヘッドホンを揃えることに。Walkmanは音質を考慮してandroid搭載の最新のZシリーズではなく敢えて1ランク下のAシリーズの64GBモデル。ヘッドホンはAKGかゼンハイザーのオープン型の中級機を考えています。〆て5~6万円ってとこでしょうか?

この週末にMETオペラビューイング「ロデリンダ」を観に新宿に行くので、専門店で試聴して決めようと思っていますが、場合によっては更に高級機にするか、それともヘッドホンアンプを追加するか・・そうすると何だかんだで10万に近づきそうで怖いですが、まあ自分へのお年玉(^^

Swony NW-A86X

AKG-K701

ZENHEISER HD598


TVもオーバー50インチ+7.1chホームシアターが欲しいところではありますが、これは次のお楽しみって事で・・もう金がありません、わはは!

そうそう、久し振りに以前買ったのですがケーブルが太くて長く、ブルートゥースで聞くには不都合で放っておいたaudio-technicaのATH-CK9というカナルイヤホンをiPodに直差しして聴いてみたら、これがクラシックにはちょっと派手ですが良い音なんですよ。って、このイヤホン正価で2万円ほどする高級機なんですよね。って訳で、これも充分に慣らしをすれば音も落ち着くだろうと、昨日からiPodに繋いで鳴らしっぱなしにしてあります。50時間ほどエージングした後が楽しみ。


趣味の話ばかりになりましたが、仕事の方は事業継承を更に進めて自分は少しずつ仕事を減らして・・って状況なので、後は息子次第です(爆)

と言うわけで、今年もどうか遊んでやってくださいませm(_~_)m