al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

MET「ファウスト(グノー)」

2012年01月15日 | オペラ
名古屋ミッドランドスクエアシネマまでMETライブビューイング「ファウスト」を観に行ってきました。

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:デス・マッカナフ
ファウスト:ヨナス・カウフマン(テノール)
メフィストフェレス:ルネ・パーペ(バス)
マルグリッド:マリーナ・ポプラフスカヤ(ソプラノ)
ヴァレンティン:ラッセル・ブローン(バリトン)
シーベル:ミッシェル・ロズイエ(ソプラノ)

今シーズンの「観るリスト」には入っていなかったんですが、同じくリストには無かった「ロデリンダ」があまりにも良かったので、後で後悔も嫌で(笑)

で・・大正解です!

ヨナス・カウフマン、ルネ・パーペと好きな歌手の出演でしたが時代を第2次世界大戦前に読み替えた新演出だったのと、プリマがポプラフスカヤってのがどうも(汗;)って訳でリストから外してあったのですが、演出だけはどうしても好きになれませんでしたが歌手陣はもう文句の付けようがなく・・

ヨナス・カウフマンは甘い低声域から密度の濃い高声まで素晴らしく、ルネは存在感のある役柄を素晴らしい声で見事にこなし、ポプラフスカヤは四角いツンデレ顔を意識させないような可憐な歌で。場が進むにつれて、コミカルだったメフィストフェレスは極悪な悪魔に、可憐だったマルグリッドは狂女に、その変化も見事に・・







もうこれは、今シーズンは残り全て観るっきゃないな(笑)