al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

METヘンデル「ロデリンダ」

2012年01月13日 | オペラ
先週末、またまた新宿ピカデリーまでMETライブ・ビューイング、ヘンデルの「ロデリンダ」」を観に行ってきました。今シーズンの中では必見プログラムではありませんでしたが何となく勢いで・・。

バロックオペラは始めてで、しかもプリマは旬を過ぎたフレミング。あまり期待していなかったのですが・・ごめんなさい、参りましたm(_~_)m

ヘンデルのキラキラとした美しい音楽に乗せて物語はゆっくり進みます。7世紀の出来事を18世紀の音楽に乗せて21世紀に蘇らせる。耳に心地良く馴染むバロック、何度も繰り返されるフレーズも歌唱力と演技力によって観る者聴く者を飽きさせずに物語を前に進める。

バロックの聴きどころは「アジリタ」。同じ母音でひらひらと蝶が舞うように長いフレーズを歌う装飾に富んだ技巧的な歌唱法。驚いたのはステファニー・プライズ。マツコ・デラックスもびっくり!という巨漢(笑)からは想像できないような、軽やかな響きのよい素晴らしい声、軽妙なアジリタ!勿論プリマのフレミングの歌唱も素晴らしいもので幅広いレパートリーには脱帽です。

カウンターテナーのアンドレア・ショル、テノールのジョセフ・カイザーと脇を固める歌手陣の素晴らしいこと。流石にMETは・・

次のグノーの「ファイスト」も、新演出が気に入らないし、ポプラフスカヤも好きじゃないけど、ヨナス・カウフマンとルネ・パーペ目当てで行っちゃいます(笑)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿