al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

戯れ言

2015年10月23日 | 戯れ言
またまた随分と放置(笑)

ってことで、ここでは戯れ言をば・・

静岡県オペラ「イリス」の合唱稽古で、指導の宮本先生から「プロ並みの声ですねえ!」と褒められて・・

一瞬喜んだけど・・「プロ並み?」って事はプロの声じゃないってことだよね(爆)

【声楽修行】その1~ あるものを磨く

2013年06月10日 | 声楽
ご無沙汰です。すっかりFacebookだけになってしまって申し訳ありません。日常的なネタはFacebook、中身の重いネタはコチラにもと言う感じで【声楽修行】をしばらく連載(笑)しますので御覧ください。


「鈴木さん、これから鈴木さんの一番良い声を見つけてソレを磨きましょう!」

師匠について初めて言われた言葉です。今思えば当たり前の言葉ですが、その当時はよく理解できていませんでしたね。一流のオペラ歌手のホヴォロストフスキーやレオ・ヌッチになりたくてね、彼らのCDを聞いては真似をして(笑)

自分の頭の中に”バリトンとはこういうもの”という像を勝手に作ってしまって、それに囚われて数年。まあ稽古の成果はそれなりに出て声に厚みが出てきたり、音域も多少は広がったり。しかし喉を下げ力で押す声に変わりはなく、力任せに怒鳴る割には響かない飛ばない声でした。でも、自分では結構いい気になってたりして今になると赤面の至りですねえ(汗;

ひとつの大きな変化は師匠について3年後の2011年の秋の発表会に貰った課題曲「ドン・ジョヴァンニのセレナーデ」とトスティの「理想の人」でした。ともかく甘くレガートに!
重く深くから甘く軽くへ(笑)
その変化になかなか付いていけませんでしたね。どうしてもバリトンらしく歌わないと!という意識が強すぎて・・。そこでトスティの歌曲をyutubeで片っ端から聞きました。トスティの歌曲は元々がテノールの声域で書かれているんですね。理想の人の原調はA-dur。それをキーを下げてF-durで歌うわけです。youtubeで歌っている人は殆どがテノールです。

そこで、自分はバリトンだ!と思うのをヤメて、声域を全く意識せずに単に譜面に書かれている音高の声で歌うことにしてみました。したら・・何だかテノールっぽく歌えるじゃないですか(笑)
自分に聞こえる自分の歌声は、やけに軽々しいロマンチックな凡そバリトンらしからぬ声なのですが、録音してみるとどうでしょう!ちゃんと甘いバリトンの声じゃないですか!!

こうして”バリトンってこういうモノだ”という自分自身の呪縛から解き放たれて、今まで気が付かなかった自分の声を知りました。力任せに押す声ではなく、声帯を引っ張って声を引き出すような発声。声帯を呼気が通過する際の正圧で声紋が振動するのではなく、通過した後の負圧で声紋が振動するような・・。
後から調べたら、それを声門閉鎖とか声帯伸展と言って、息の力ではなく声帯を引き伸ばすことによって高音を出す正しい方法だったんです。

この時、ホヴォロストフスキーになりたい!とかレオ・ヌッチになりたい!という少女の様な夢をバッサリと捨て、僕の本当の声楽への道が始まったような気がします。師匠について3年目。石の上にも3年とよく言いますよね。毎週1回、浜松まで2時間(往復4時間)かけて1時間のレッスン。30分は発声練習。後半は練習曲コンコーネ。毎回同じ事の繰り返し。飽きること無く(実際は飽きたけど)続けた成果です。

つづく(笑)

コンクール本選

2012年10月02日 | 声楽


遅くなりましたがコンクール本選の報告を致します。

結果は・・・

次点の6位(奨励賞)でした(°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥ )


5位以内の入選、願わくば3位銅メダル!を狙っていたのですが・・・ちょっと自惚れが過ぎたようですね(汗;

本番前日の伴奏合わせが15分しかない・・とか、本番の出番が夜の7時半と待ち時間が長すぎて緊張感が維持出来ないとか、様々な言い訳の種はあるのですが、まあこれは出場者の誰にも言えることで僕に限った話ではなく・・・

ただ残念というか悔しかったのは、当日の出来がイマイチで自分で納得できなかった事です。多分、予選の出来の方が良かったと思います。ココ一番で本来の力を出せない。ってことは、裏をかえせばそれだけの力しか無いって事にもなりますが、改めて経験の浅さを思い知らされました。

正直、さすがの僕も少し落ち込みましたが、10日経って気持ちも吹っ切れ、練習を再開します。

リベンジ!

来年は3位以内、あわよくば一等賞金メダルを狙いまっす!



って・・相変わらずだな・・オレ(笑)

コンクール本選

2012年09月13日 | 声楽
案内(受付証)が届きました。



出演時間は何と19:31頃( ̄□ ̄;
表彰式が20:45頃からですから、終わりは21:30過ぎるでしょう(汗;

関東と関西の2会場で行われた準本選での僕の成績は7位。目標は5位以内入賞です。准本選での選曲は僕の良いところを出せないものだったので、本選の持ち歌フィリッポのアリアで十分に自分らしさを発揮できれば何とか届くかな?と淡い期待を持っています。

しかし、この本選会場のイタリア文化会館アニエッリホールは小さくて良いホールらしいですが、何と言っても楽屋が狭く一つしか無いらしい。過去の出演者のブログによると出番まで居る所がなく廊下をうろうろだって( ̄□ ̄;
おまけに声出しも小部屋一部屋しかない。しかもリハ室はホールから徒歩10分の九段下駅から乗り継ぎで西日暮里、さらにそこから徒歩10分のTIAAスタジオだと・・。さらにさらに、それも一部屋しか無く譲りあって使ってくださいなんだと。

何という素敵な環境なんでしょう(滝汗;

まあ、全員が同じ環境なので、そんな中で如何に自分のモチベーションと体調と喉の調子を維持するか!ってのも大きなポイントでしょうか。何だか、歌以外の要素の影響が成績を左右しそうで・・・何だかなあ???と思う。

会場近く(2~3駅)くらいの場所で貸スタジオでも探そう・・・・

准本選入選

2012年09月04日 | 声楽
第4回東京国際声楽コンクール西日本准選に出場してきました。結果は画像のとおり無事に入賞し、22日の東京での本選に駒を進めることが出来ました。

東海地区予選を通過して、次の選曲に悩みに悩みました。予選で歌った歌を再度歌うことは出来ますが、准本選と本選は別な曲を登録しなくてはなりません。つまり予選で良い評価を得た持ち歌のフィリッポのアリアをどこで使うか?という問題です。

実は正直・・レパートリーがメチャ少ない(汗;

イタリア古典歌曲が5~6曲。オペラのアリアはドン・ジョヴァンニ、椿姫のジェルモン、ドン・カルロのフィリッポの3曲だけ。ジェルモンの「プロヴァンスの海と陸」はとてもコンクールに出せる状態ではありません。難しい歌なので危険です。ドン・カルロの「ロドリーゴの最後」を仕込もうかとも思っていましたが、どうやら時間が足りなくて無理っぽい。ということで、ドン・ジョヴァンニのセレナードを準本選にあてて本選に得意のフィリッポを・・。好成績でなくても何とか通過さえすれば本選では得意の歌で勝負できる・・とまあギャンブルです。

持ち時間6分に対してドン・ジョヴァンニはたったの2分( ̄□ ̄;!
メロディが甘く美しいだけでココ!という見せ場(聞かせ所)もありません。無難に歌えば怪我はしないが高得点を狙える選曲ではありませんが・・まあレパートリーが少ないので選択の余地はありません(汗;

準本選の会場は・・丹波篠山の「たんば田園交響ホール」、東京准本選も選べたのですが、日程的に難しく、仕方なしにこんな遠くて不便なところへ(笑)

前日の伴奏合わせのために三田にホテルを取り、夜の9時半ころに伴奏合わせ(w そして本番は夕方の4時半ころ(滝汗;

さて、結果ですが・・無事に部門4位入選で本選にコマを進めることが出来ました。なんとか無難に歌えましたが、ライバルたちが聴き応えのある大曲を持ち込んでいたので発表までは気が気ではなく・・

という訳で、22日にはイタリア文化会館アニエッリホールです。