al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

鼓膜再生オペ

2011年07月13日 | もろもろ
本日、診察して28日に手術することになりました。

ファイバースコープで鼓膜と内耳の状態をチェック。鼓膜が約1/2穴が開いている事は既に解っていますが、大事なのは内耳の状態です。長年外気に晒されていましたから汚れていたり損傷があったりすると、鼓膜再生の前の処置が必要になります。幸いなことに内耳は綺麗でした。

そんな説明を聞いていると、いきなりシューッ!チューッ!と勢い良く空気を送り込まれてびっくり(汗; 風圧で耳の奥が痛い(汗;
何したんですか?と聞いたら、「残った鼓膜の周囲にカサブタ(耳垢?)が有ったので吸引除去したんです、痛くないでしょ?」痛いってば(爆)

その後、聴力検査。そして紙の仮鼓膜の装着・・これが痛い(汗;
「大分痛いですけど我慢してください」
え?さっき痛くないと言っててあのくらいだから・・
と思うまもなく・・・・(涙;
いやあ、鼓膜を触るって・・痛いんですね。うぅっ!と唸りながら診察台の端を凄い力で掴んでました。

で、装着後の聴力検査ですが、結果を待つまでもなく・・すごい変化です。え?これが通常なの?と思うほど。結果は・・反対の耳よりもいい(笑)

いやあ・・小学生の頃に右耳の鼓膜に傷をつけて以来、ずっと右が難聴だったので、それが当たり前のように生活してきたんですが・・本来の聞こえ方ってこんなんだったんですねえ。

まあ、普段の生活で困ることもなく、あえて手術なんて考えても居ませんでした。が、年をとるに連れて症状は悪化し、合唱をする時に右からの音が聞こえにくいことや、騒音の中で右から話しかけられても気づかないことがあったりして手術に踏み切ろことにしたんです。それに昔は鼓膜再生って大変な手術だったんですが、今では1日の入院で済むようになったんですね。

と言う事で、今月末には紙ではなく自分の皮膚が鼓膜になります。ミミの後ろの皮膚を一部切り取って鼓膜の代わりに貼り付けるんです。鼓膜より皮膚のほうが厚みがあるので、完全に同化して鼓膜本来の厚みになるには数ヶ月かかるらしいですが、オペ直後でも聴力は大幅に改善されるようです。

「せっかくですから手術の日まで紙は貼っておきましょう・・・」

帰り道、カーオーディオから流れる音楽のよく聞こえること(^^
左右のバランスが全然違います。特に高音域の広がりが違います。
自分で歌ってまたまたびっくり。自分の声の大きいこと((爆))
ピアニッシモをメゾピアノくらいで歌ってたかも(滝汗;

それに、とても響いて聞こえます。今まで響きを大きくしようとリキんでいたかも知れません。そしてその分逆に響きを失っていたかも・・。今はとても楽に軽く声が出せるような気がします。

なんかとても嬉しい(^^