野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

京王百草園

2008-02-27 | 植物園
 先日(26日)久しぶりに京王百草園を訪ねた。梅まつりが2/1~3/20まで行われているが、節分以来の寒気が影響してか肝心の梅は3分咲き程度だった。

 ここは駐車場が無いので京王線百草園駅で降りて、10分ほど歩くことになる。梅まつりの幟が道の両側に立ち並ぶ中を登って行く。とても急な坂道を登って行くのだが、その登り切った所に入り口がある。


 入園料300円を払って中に入った。平日にもかかわらず結構人は多い。


 急な階段を登って行くと寿昌庵が正面に見える。脇には園内のイラストマップがあった。



 前には樹齢300年といわれる寿昌梅がある。以前訪れた時は開花しておらず悔しい思いをしたが、今回は3,4分咲きながら花を見ることが出来た。




 松連庵の前の寒紅梅はほぼ満開に咲き揃っている。







 花弁が紅白の珍しい品種。




 心字池のほうに回っていくとロウバイは既に終わっているものの、マンサクの花がちょうど見頃を迎えていた。




 アセビも白い花を見せ始めている。これからという所か。


 池の中ほどには子育て地蔵尊が祀られている。ここの地蔵尊はなんとも言えない味のある表情をしていて思わず見入ってしまう。


 藤棚の向こうには茶室があった。


 梅の木の間に芭蕉の句碑が見える。


 まだまだ花はこれからという木が多い。


 足元には植栽された福寿草やスイセンは咲いているものの、スミレなどの野の花はやっと葉を出し始めたばかりだ。


 つつじの上から顔をのぞかせたスイセン。


 若山牧水の歌碑の傍にはここでしか見たことのない寒咲きアヤメが咲いている。

春まだ浅いこの時期にアヤメを見るとは嬉しいが、少し違和感も覚える。


 見晴台にたって都心方面を見ると、春霞の向こうに新宿副都心のビル群が立ち並んでいた。風はまだ冷たかった。