野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

春の目覚め

2008-02-02 | 野の花
 暦が変わり二月になったが、風は冷たく気温も低い。草花の芽吹きや開花も去年よりは少し遅れているようだ。そんな中、小石川植物園や都立薬用植物園、赤塚植物園などをまわって春の芽生えを探してみた。

 年が変わる前から咲き始めていたロウバイ。遠くからでも香りでそれと分かる。


 左がマンゲツロウバイ、右はよく見かけるソシンロウバイ。



 マンサクも開花が早い。これはシナマンサク。枯葉が多く残っているのでマンサクと容易に区別がつく。


 マンサクにもいろいろな花色の種類があるようだ。神代植物園では5,6種類のマンサクを見ることが出来る。






 足元には早咲きのスイセンが咲いていた。群生の前に立つと芳香で軽い眩暈を覚えるほど強い香りを放っている。



 フクジュソウもやっと地面から顔を覗かせた。


 薬用植物園のスノードロップ。和名のスズランズイセンは上手い名前だ。



 神代植物園ではクリスマスローズも花を見せていた。


 注意して観察しないと見逃してしまうほど小さな花のウグイスガクラ。


 
 板橋にある赤塚植物園ではサンシュユが一輪だけ黄色い花を咲かせていた。


 チョウセンレンギョウのこの花は狂い咲きなのだろうか。



 小石川植物園の寒桜。ここの寒桜はいつも開花が早く、ウメの咲く時期にはもう咲き出している気の早い桜だ。


 春の到来を知らせる定番のネコヤナギも花穂を膨らましている。


 こうしてみると、一見まだ冬真っ盛りのように見える景色の中にも、少しずつ春の草花たちが顔をのぞかせ始めているようだ。寒中点在春といったところか。