変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

本気度

2007-10-05 21:18:35 | Weblog
夕方近く、電話がなった。

「あのう、○○保険の△といいます。昼間、◇が留守電で言ったかと思いますが、保険の更新の件で、お伺いしたいのですが、◇が、”いつ行けばいいのかきいといてくれ”といいましたので、、、」

「ああ、わかりました。明日の午後ならいつでもいいですから」

「はい」

◇は、保険会社の代表者。最近、独立して会社を立ち上げて、頑張っている。社長さんだ。私は、信頼をしている。△は、その会社の従業員。

◇さんが、私の留守中に電話に伝言をいれていてくれた。いつ行けばいいのか、予定をとりたいはずだ。その予約をとるのに、忙しい社長の◇さんの代わりに従業員の△くんが、私に電話をかけてきたのだ。

◇さんは、△くんに「いつ行けばいいのかきいといてくれ」とそういったのだろう。でも、それをそのまま、お客さんである私に「きいといてくれ」とそのままいうだろうか、、、、

翌日来た◇さんにやんわりと伝えた。

すると、◇さんは、壁にもたれて、嘆いていた。
「実は、悩みの種なんですよ、、、(彼に)この仕事は向いてないと思ってるんですけど、、こういう仕事は、交渉もありますから、押されっぱなしでは、仕事になりませんしね、、、、あああ、、、こちらに伺う前に、一件行ったのですが、いつもと態度が違っておかしいなと思っていたのですが、、」
もう4年もこの仕事をしているが、満足に仕事ができたことがないそうだ。

今の企業は、人材が育つのを待ってはくれない。
即戦力が期待されている。

雇う側もそうだろうが、雇われる側も”本気さ”がなければならない。
◇くんの本気さがないために、言葉使いに気を配ることもできず、満足に仕事もこなせないのだろう。

コメントを投稿