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花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

たかすえドータの歌-14 水さへぞ

2025-04-22 | 更級日記英訳
水さへぞ すみたえにける 木の葉ちる 嵐の山の 心ぼそさに
みずさえぞ すみたえにける このはちる あらしのやまの こころぼそさに
1025年 私18歳(ちょうど1000年前) 
 十月のおわりに、もといた東山へ用があって出かけた。うっそうと繁っていた木の葉も散りつくして、あたりはもはや冬景色。さらさらと流れていた水も、落ち葉にうもれて、いまは水路すいろのあとだけが見えている。
水さへぞすみたえにける木の葉散る嵐の山の心ぼそさに
In this desolate village even the clear waters in the river ceased to make a sound. Storms from the mountain blowing away the leaves probably make them too lonely to dwell. 
makeの主語はstorms themは watersを指す 
Storms make them too lonely to dwellは、いわゆる「無生物主語」の文で、「嵐のせいで、水が住む(澄む)には淋しすぎる」と訳す。

 desolateサレット住む人のいない 荒れ果てた 寂しい  ceaseスイースやめる   lonelyウンリ孤独の 心細い probablyバブリ おそらく dwell居住する

In this desolate village  人気ひとけのないこの村里では
Even the clear waters in the river 澄んだ川の水までが
Ceased to make a sound  音をたてなくなった 
Storms from the mountain  山から吹きつける嵐が
Blowing away the leaves  葉っぱを吹き散らしている
Probably make them too lonely to dwell 寂しすぎて 住(澄)んで         
                     いられないのだろう

 ご訪問ありがとうございました(ゆ~)

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (575)
2025-04-22 21:20:05
ゆ~ 先生、

山から吹きつける嵐が
 葉っぱを吹き散らしているから、
葉っぱいっぱいで

澄んだ川の水までが
 音をたてなくなった
  訳なんですね、、

うーん、なかなか難しい、、、です

いつも有難う御座います(^.^)(-.-)(__)575
https://blog.goo.ne.jp/575
返信する
575さんへ (5381naninani)
2025-04-23 09:48:16
575さまへ

お早うございます。
コメントありがとうございます。

「水が音をたてなくなったのは、葉っぱいっぱいで、水が淀んでいるから」
なるほどです。575さんの慧眼(deep insight)に脱帽です。

私の住んでいる集落では毎年全戸揃って、5月初旬に「川掃除」をします。冬の間の落ち葉や枯れ枝が詰まっている川を掃除するのです。

このようにして上流の住人が小川や山林を守っているために下流に住む都会人は水の恩恵を受けることができているのですが、なにしろ過疎化が進んでいますから・・・。(ゆ~)
返信する
ゆ~先生   (恭子 💖)
2025-04-23 12:12:50
 秋が来れば、落葉樹の葉が落ちる事は、ごく自然な事なのですが、それを情緒的に捉えるほどに彼女の心は寂しさが漂っていたのでしょう。

昔でいう18才というのは、徐々に縁談の遠ざかる年齢で、都に戻ってからの両親の縁談探しの苦労が、時として自分をみじめにさせるのでしょうか。

霊山寺へのお礼参りの帰りに立ち寄った家は、落ち葉に埋もれ、水の流れを遮り、まるで縁談の来ない自分の傷心した姿を見る思いだったのかもしれませんね。

 
返信する
恭子さんへ (5381naninani)
2025-04-23 15:43:03
恭子 💖 さんへ
こんにちは。コメントありがとうございます。

なるほど、なるほど
当時の18歳の娘は、結婚適齢期を逃しているのですね。行き場を失った水の流れに自分を見ている。
寂しいのは葉っぱではなくて自分なのですね。

ありがとうございました(ゆ~)
返信する
Unknown (575)
2025-04-24 00:41:56
> 5381naninani さんへ
> 575さんへ... への返信

 5381naninani ゆ~先生、

>お早うございます。
>コメントありがとうございます。

>「水が音をたてなくなったのは、
>葉っぱいっぱいで、
>水が淀んでいるから」
>なるほどです。
>575さんの慧眼
>(deep insight)に脱帽です。

有難う御座います、、
恭子さんの見解、なるほどな、と
感心しております、、
その線で、このうた全体を味わうと
うたを詠んだ背景に、
たかすえドータが眺めている風景とが
心情的にマッチしてきます、、

 そして、客観と作者主観とが
目に浮かび上がってくる感覚になり
良いうただなあ、、と
感心取れます、、、

>私の住んでいる集落では
>毎年全戸揃って、5月初旬に
>「川掃除」をします。
>冬の間の落ち葉や枯れ枝が
>詰まっている川を掃除するのです。

 なるほど、、
それはそれは、、
スゴく大変な作業ですね、、

>このようにして
>上流の住人が
>小川や山林を守っているために
>下流に住む都会人は
>水の恩恵を受けることが
>できているのですが、
>なにしろ過疎化が
>進んでいますから・・・。(ゆ~)

 うわァ~、上流の方々の
陰に隠れがちな、涙ぐましい、
恒例の大作業、、、!!
 下流の都会人は、なかなか
こういった作業がなされていること、
認識されずに、どうしても
当たり前がごとく なりがちですよね~
 本当に、大作業、お疲れ様です。
 しかし、ブログ(コメント欄)って、
い~ですね~
こういう類いの努力、コメントならでは
知れる事例だと思います、、、
個々で、かつ総合点でも、ブログ界では
最高峰ともいわれている、
goo blogというプラットホームならでは
出来る業、と言ってもいいかと思います。


 たかすえドータ若かりしころ
過ごした上総國には、
有名な上総掘りがあります。
 
千葉県上総地方で考案された、
掘り抜き井戸を掘削する
伝統的な技術で、
竹ヒゴを使い、
人力で地下を掘り進め、
地下水を掘り当てる方法です。

3~4人の少人数で作業ができ、
比較的安全に掘削できます。
掘削により、
地下水が自噴する
自噴井戸を作ることができると
云われております。

 たかすえドータから見ると
ず~っと後世の歴史的事象なので
たかすえドータは
この恩恵には恵まれませんでした。


 上総掘りは、
江戸時代中期に、
現在の千葉県君津市(たかすえドータがいた
市原市のすぐ南に隣接する市)で考案され、
明治時代に完成したと言われています。
広く普及し、明治時代には
油井の掘削にも用いられたそうです。

 上総掘りにつき、
昭和時代には機械掘りが普及し、
上総掘りは一旦姿を消しましたが、
近年この古い方法が再注目されております。

海外協力や
環境保護の観点からも、
その価値が再評価されているのです。
海外の人たちにも、上総掘りという
名前とともに
知る人ぞ知る方法、名前なんだそうです。

この上総掘り、日本国の
無形民俗文化財に指定され、
技術伝承や研究がいま
進められているようです。

 上総掘り、自噴井戸で
絶えず水がジャージゃ~湧き出している
それはそれは
水モッタイナイって、思っちゃうほどな
スゴいもので
豊富な水資源に恵まれた付近一帯は
上総國の一大米どころを形成しています。

 この井戸水、、
私が行って見て飲んでみたら
これが井戸水とは思えないほどの
水の美味しさです。
水道水が物凄く不味く感じてしまうくらい
私は天然の水に完全にはまってしまい、
この水を汲んでは飲用水にしています。

 上総地域の、自噴の水は
比較的温暖な上総丘陵森林地帯へ
降って落ちた雨水が、
上総丘陵一帯に自生する森林、
それらの落ち葉の大量の堆積により
はぐくまれた独特な環境下で
精製された自然水だ
と云われております。
 長い年月をかけて
完全な自然濾過され、
よりすぐられた完全濁りのない
無垢な自然浄化井戸水となり
自噴してくるのだそうです。
いま自噴されいま飲める水は
江戸時代ころ降りそそいだ雨水なのだ
とわかったそうです。
それだけの長い期間、
たかすえドータの國、上総丘陵の森林と
その大量落ち葉たちにより
濾過に次ぐ濾過されてきた訳ですから
その信じられないほどの
水の美味しさたるや
必然的結果、な訳ですよね?
 本当に、美味しい、
いや美味し過ぎる水です
無垢で年間通して水温10℃
ゆえ、夏は冷え冷え、
冬ともなると、湯気が立ち込めて
不思議な光景が井戸でみられます。
冬は温かく感じられるわけです。
 この一定水温水。この温度が
この不思議な上総掘りの水を
素のまま飲む最適温度のようで
無垢さが、甘さのように感じられます。
こ、れ、は、スゴぉく美味しい!
天下一品と感じられるのです。
井戸ごとに味が微妙に異なり
私好みの井戸水の味、発見~!
って、いうスゴい愉しさもあります、、
私の好みの井戸?もちろんあります、、
ドコどこぉ~ここでは、ひ、み、つ
多分そのお水口にしたら仰天すると思います
こんな美味しいみずあるんだ~ってね、、、

たかすえドータもこれに準じた井戸の
おいしいお水、毎日摂取し続けていたのかも
しれませんね、、、

  ところで
https://blog.goo.ne.jp/575
575ブログ、外国語1英語1コメント欄にも
記載してみました、、
いつも有難う御座います(^.^)(-.-)(__)575
返信する
575さんへ (5381naninani)
2025-04-24 21:24:30
>575 さんへ
> 5381naninani ゆ~先生、... への返信

今、即答問題へのコメントを欠いていたのですが、せっかく書いた返事が「コメント利用規約に同意する」を推す前に、どこかへ飛んでしまいましたので、ここにコメントします。

問題1
Have you still been getting along?と進行形にすれば文法的にも正解。でも、ここは軽い会話なので、完了形は重々しくて、皮肉っぽく取られるかも?
問題2
This is the testify of ~の方が相手に通じる。
testyfyは動詞なので、testimony of ~とすれば大正解。正答例は難解過ぎて私にも分からないです。

それにしても、575さんの即答力は凄いです私など足下にも及びません。ですから、正解は参考程度に聞き流しておくことをお勧めしますよ(ゆ~)
返信する
Unknown (575)
2025-04-25 04:57:13
> 5381naninani さんへ
> 575さんへ... への返信

ゆ~先生、

 ものスゴ~~く勉強に成りました。

現在完了形のニュアンス、そうなのですか
全く意識しませんで、新鮮すぎました。

 云われてみれば、動詞形でしたね
実は2問目、突発的浮かんだ単語で
演習で使ったことさえなかった
不慣れな単語、全く自信ありませんでした。

いつか私が単語認識について書いた、

テストok 読める  話すのに使える
知ってる 分かった 理解した
ホップ→ステップ→ジャンプ
   ↑ここ、くらい
しか分かっていないレベルの
単語でした、、、
有難う御座います(^.^)(-.-)(__)

先ほどのゆ~先生のと、
このコメントと、
https://blog.goo.ne.jp/575/e/47dc99b2a55195f4f285e4adc852d717
へも、そっくり写させて頂きますね~

明日分も解いて↑記載してみたく、
考えております。

 また、575ブログ別記事 第三次、、、の
コメント欄に、他の方より
ゆ~先生宛、コメントも預かっております。
時間ありますときにでも
併せてお読み頂けますと嬉しいです
https://blog.goo.ne.jp/575
有難う御座います(^.^)(-.-)(__)575
返信する
575さんへ (5381naninani)
2025-04-25 15:38:18
575 さんへ

こんにちは。

testifyを知ってる(hop)だけで凄い語彙力です。即席の会話でtestifyが口から出ることが凄いです。
会話ですから、アクセントのあるtestの部分を強く発音しておけば相手に通じるはずです。
孝標女の単語の読みで、太字で書いてある(第一アクセントの)部分だけを発話すれば、だいたい意味が通るはずです。(ゆ~)
返信する

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