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花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

たかすえドータの歌-11 秋の夜の妻こひ

2025-04-04 | 英訳更級日記の和歌
秋の夜の 妻恋ひかぬる 鹿の音は とを山にこそ 聞くべかりけれ
あきのよの つまこいかぬる しかのねは とおやまにこそ きくべかりけれ
(1025年、たかすえドーター18歳)ちょうど1000年前のこと
ある朝、東の空が白みはじめたころ、とつぜん山のほうから、人が大勢やってくる音がする。おどろいて起き出してみると、人ではなく、鹿が縁先まできて鳴いているのだった。歌にもよく登場する鹿の声だが、間近で聞くと、ぞっとしない。そこで、
秋の夜の 妻恋ひかぬる 鹿の音は とを山にこそ 聞くべかりけれ
The cries of a deer calling for his mate on autumn nights have a special emotion only when you hear them from far in the mountains.
emotionン 感情 情動   mateイト  つがう 連れ合い

The cries of a deer     鹿の鳴き声には  a 
Calling for his mate on autumn nights 秋の夜に妻を呼んでいる  b
Have a special  emotion 特別な情感があるのだ  c
Only when you hear them 聞こえる時にだけ  d
From far in the mountains 遠くの山奥から  e
(和訳は、b→a→e→d→c の順に読んでみてください)

ご訪問、ありがとうございました(ゆ~)