花咲く丘の高校生

演歌の歌詞を英語にしてみたり、素敵な英文を日本語mにしてみたり。

奇跡を生む病院

2022-08-15 | 日記
ちょうど1年と一か月前、腸ねん転で近くの県立病院に入院した。その時の体験談です。

   奇跡を生む病院
 カーテンで仕切られた隣のベッドの患者は、ベッドに横たわったままで殆ど言葉を発しなかった。看護師が大声で話しかけても、耳が遠すぎるのか、活舌が麻痺しているのか、「阿(あ)とか「吽(うん)」とか言うだけだった。

 夜の9時に、見回りの看護師さんが来て、「タナベさ~ん、お星さまがいっぱい出ていますよ。お山とお空がとっても美しいわ。」と言ったが、田辺さんは、「うん」とも「すん」とも応えなかった。

 病室の東窓からは、袴岳(はかまだけ)と斑尾山(まだらおやま)が手の届きそうな所に見えていた。

 翌朝6時に、看護師さんが、窓のカーテンをサッと開けて、「今日は快晴ですよ、タナベさん」と言うと、奇跡がおきた。

 田辺さんがしっかりした声で応じたのだ。
 「ああ、お山とお空がとっても美しい。」
 看護師、「今日は17日よ、関山の火祭りだわ。」
 田辺さん、「わしが演舞を舞った日も、奉納相撲を取った日も、お空は
今日のように美しかったなあ。」
              妙高山
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私は脊椎美人?

2022-08-08 | 日記

 今日(8月3日火曜日)に、ブログ『愛は線香花火』を書き終えて立ち上がろうとしたら、腰に痛みが走った。
すぐに治るだろうと思って、マッサージチェアに身体を埋めて、大谷の活躍を見ようとBSチャンネルを入れたが、女子トライアスロン世界大会だった。

 腰痛が我慢できないほどひどくなってきたので、ついにギックリ腰の前兆がやって来たと心配になって、車で5分ほどの県立病院へ行った。

 先ずはレントゲン室で、足や腰を曲げたり伸ばしたり、いろいろのポーズをとらされての撮影。
 「ハーイ、足の角度はそのままで上体をもう少し左に倒して、息を止めて。パチッ。」
 女性の撮影技師に「まるでグラビアの撮影みたいですね」と言おうとしたが、不謹慎な爺さんだと思われたくないので、笑いをこらえて沈黙していた。

 火曜日担当の整形外科の医師は、私よりも10歳ほど年下で70歳代の
先生だった。
 私の脊椎のレントゲン映像を指しながら、「これは立派な脊椎骨ですねえ。
ほう、83歳ですか、80歳を越えてこれほど整然とした脊椎を持っているのは、初めて見ましたよ。特に、この腰椎の辺りはまるで若者と同じですね」

 なるほど、確かに私の5本の腰椎は、くっきりと等間隔で、整然と美しい白色で並んでいた。
 きっと、あのレントゲン技師の優れた撮影技術のお蔭だと思う。

 結局、私の腰痛の原因は、庭と畑の草取りや草刈りで蓄積された腰の疲労
ということだった。(治療は、軟膏と2週間分の飲み薬だった)

 そして、徐々に痛みがとれて、1週間たった今日、8月8日(月)は、
「よいしょ!」と言わずに立ち上がれるようになりました。


 

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愛は線香花火

2022-08-02 | 学校教育
平成時代の高校生
愛は線香花火

 There used to be a tall pine tree here when I was a boy.
(わしが子供の頃、ここには大きな松の木があったんだよ。)

「used toは、過去の状態を現在と対比させて言い表す技法で、
『以前は~があったものだが、今はもうない』という気持ちで訳します。
あの松の大木でさえ、今は無くなってしまった。
考えてみれば、永遠なものなんて存在しないのかな。Never foreverなんだなあ」
と言ったら、瞳が、
「せんせい、愛は永遠です」と言う。
「そうかな。愛だって線香花火のようなものだよ。
闇夜にぽっと、微かに燃えて、火花がはじけて、すぐに散ってしまう。
大切にしていたものだって、いつかはなくなってしまう時がくる。
儚いなあ、無常だなあ」

「今日の先生は、ちょっと変ですよ。どうしたの?奥さんと喧嘩ですか?」と瞳。
「えっ?う~ん。というよりも、あの3.11以来オレの価値観が崩れちゃってさ。人間不信っていうより、自分不信状態なんだよ。
でも、線香花火って、好きだなあ。ぱっと美しく火花を散らせて、もう少し待っていてくれ、と思っている間に消えてしまう。愛も人生も線香花火なんだよなあ」

「わたしはスターマインがいいです。やっぱ、花火はスターマインです」と、
いつも、いつも前向きな瞳さんでした。



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わたし、汗っちゃう‼

2022-07-25 | 学校教育
平成時代の高校生

わたし、汗っちゃう‼

一学期末考査が終わったが、あと2週間あまり授業がある。
梅雨明け間近の、じめじめした真夏日。教室にはエアコンなどない。
生徒は、うちわや下敷きなどで顔を冷やしている。扇子を持参している者もいる。

 2年生の教室で:
 「おい、おい、先生が我慢しているのに、君たちは態度がでかいぞ。下敷きくらいなら可愛いけど、扇子を使うなんて、いい身分だな」と言ったら、
 「せんせい、僻んじゃダメだよ。あたいが扇いであげるね」と由香里。
 「ありがと。でも、まず、試験の答案を返却するから」

 答案を返して、解説をして、時間が余ったが、授業をする気になれずに、
 「扇子使うなんてナンセンス。答案を見て冷や汗かけば、エアコンなくてもクールダウン。
 答案を見てかくものは、恥と汗。だから、今日はアセらずにやろう」
などと、親父ギャグを連発していたら、由香利が、

 「せんせ~早く授業して~!」
私、「おお、今日のゆかりは、やる気満々だね!」
由香利、「違うってば~っ。せんせいの、さむ~いギャグ聞いてると、
あたし、アセっちゃうよオ」

 ※県立高校にエアコンが完備されたのは、平成20年以降である。


 

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美しいノートは心の顔

2022-07-12 | 学校教育
  こんな日本に誰がしたー安倍元首相の死を悔やんでー 


美しいノートは心の顔

 中間考査が近いので、英語のノート検査をした。
実に素晴らしいノートを作成している生徒が多い。
心を込めて書いてあるノートを見ていると、私が素晴らしい授業をしているような錯覚に陥る。
 まるで職人のように、私の授業を美しいノートに作り上げてくれている。
学力だけの尺度では、いわゆる一流校に及ばない我が校の生徒だが、なまじ頭が良いという自惚れがないので、実に誠実にノート作りをしている。
 昨今の格付け狂争社会の中では、学校教育に於いてさえ彼らの素晴らしさに価値を認める仕組みがない。
 真面目、誠実、思いやり、美しい文字、美しいノートに価値を見出そうとしないならば、日本は決して美しい一流国家にはなり得ない。
 美しい国造りには、美しいノートが必要なのだ
そして、美しいノートを提出した生徒の顔は、とても美しいのである。

                『花咲く丘の高校生』より



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