昭和29年の時の話です。
現在と違って、紙幣計算機などは一つもありませんで、すべて手作業です。
新支店長の指示で「出納係り」に配属になりました。
6か月先には、出納の責任者が定年退職するのでその後を任すという支店長の指示なのです。
出納事務は、メンバーが6人です。
メンバーの配置は、入金係りに 3人。
支払係りが 1人。
元方補助が 1人。
元方(責任者)1人。
当面の私の配置は、支払係りからの出発からに成りました。
その理由は、支払係りが出納係りの中で、元方の次の席次であることです。
いきなりの、出納係りの中での責任の有る仕事ですが、一生懸命やるのみです。
《札束の横読みの方法》
A.「お札の縦読み」の方法は、前回書きました。
B.「お札勘定の横読み」の仕方が、途中になっていましたので。今回は横読みです。
C.{横読み」には、二つのやり方があります。
D.一つは、 「扇子開き」で、右に開いていきます。
E.もう一つは、「上と逆」 で、左に開いていきます。
F.私の習ったのは、右開きでしたので、この方法でせっめいして行きます。
G.ただ、最近では、左開きが「機会の操作」との関係で、こちらの方法が多いそうです。
《お札の持ち方》
H.まず、お札を立てて、お札の表面を前にして、お札の底辺を両手で挟む。
I.挟む札束は、両手の親指だけを、札束の表面に出して、両手で水を掬うような形で、右へ・左へと揉んでいきます。
J.さて、この手の形で札束を開いて行く訳ですが、二通りの開き方があります。
ア・右開き。(扇子開き)
イ・左開き。
・最近は、イ・の左開きが多いと聞いています。
・その理由は、開いた札束を、利き手の右手で数えていく方が、やり易いのと。
・利き手の右手で数えるほうが、間違いが少ないと言うことです。
・また、右手が、数え終わった時に、札束を左手で保持したまま、右手が自由に使える。
・右手でペンも使えるし、機械類の端末も直ぐにそのまま扱えるという事です。
・残念ですが、私の習った時代は、ア・の右開き(扇子開き)でした。
《札束の開き方》
K.札束を開く時の注意は、両手で札束の底辺を左右に、揉むようにして、開いていきます。
L.お札の底辺の開き具合を注意しながら、小さく円く、均等に開いていれば上出来です。
札束の開いている、上方に気にとられると上手くいきませんよ。
・ポイントは、札束底辺の小さな扇型です。
・ここの、札束の底辺の形が丸く、均等に小さい円形になっていることが大事なのです。
M.開く大きさは、理想は、180度です。
・最初は、100度程度で、数え始めてもいいかと思います。
・100(一束)の半分、50枚で練習すると良いでしょう。
《開いた札束の数え方》
N.二通りあります。 ア・5枚数えと、イ・4枚数えです。
《5枚づつ数える》
ア・一度に5枚数えると、数え間違いが出る可能性があるので。
イ・お札は、3枚と、2枚に分けて、括っていきます。
・3枚を親指の手の腹で押さえて、眼で確認したら、そのままさらに2枚押さえます。
・これで、5枚です。
・わずらわしい、と思いでしょうが、一気に5枚抑えて数えるのは。
私の経験では、5枚の確認が、眼で負いきれないことが、ままあること。
・有る時には、4枚であったり、また6枚だったりに成ってしまうのです。
・一気に、親指で押さえるのは、自分の眼が疲れて負いづらいのです。
・3枚と、2枚にする訳がお分かりいただけましたでしょうか。
ウ・100枚の千円札を、一束数えるカウントは、20回です。
エ・5枚数えのほうが、数をしやすいという利点があります。
《4枚づつ数える》
O.さて、4枚数えです。
ア・手の腹で、扇に開いた卒束を4枚づつかぞえていきます。
イ・4枚づつの方が、眼で数の確認がしやすく、間違いが少ない。
ウ・私の経験では、数は4枚づつが良いと思います。
エ・ただ、100枚数えるのに、25回ですから、5枚の方法よりやや遅い。 オ・千円札を5万円にする場合、数えるのには、12回に2枚加えることになります。
《習うより馴れろ》諺
(物事は、人に教えてもらうよりも、実際に自分の体で何度も経験して覚えることのほうが身に付くものだという教え)
現在と違って、紙幣計算機などは一つもありませんで、すべて手作業です。
新支店長の指示で「出納係り」に配属になりました。
6か月先には、出納の責任者が定年退職するのでその後を任すという支店長の指示なのです。
出納事務は、メンバーが6人です。
メンバーの配置は、入金係りに 3人。
支払係りが 1人。
元方補助が 1人。
元方(責任者)1人。
当面の私の配置は、支払係りからの出発からに成りました。
その理由は、支払係りが出納係りの中で、元方の次の席次であることです。
いきなりの、出納係りの中での責任の有る仕事ですが、一生懸命やるのみです。
《札束の横読みの方法》
A.「お札の縦読み」の方法は、前回書きました。
B.「お札勘定の横読み」の仕方が、途中になっていましたので。今回は横読みです。
C.{横読み」には、二つのやり方があります。
D.一つは、 「扇子開き」で、右に開いていきます。
E.もう一つは、「上と逆」 で、左に開いていきます。
F.私の習ったのは、右開きでしたので、この方法でせっめいして行きます。
G.ただ、最近では、左開きが「機会の操作」との関係で、こちらの方法が多いそうです。
《お札の持ち方》
H.まず、お札を立てて、お札の表面を前にして、お札の底辺を両手で挟む。
I.挟む札束は、両手の親指だけを、札束の表面に出して、両手で水を掬うような形で、右へ・左へと揉んでいきます。
J.さて、この手の形で札束を開いて行く訳ですが、二通りの開き方があります。
ア・右開き。(扇子開き)
イ・左開き。
・最近は、イ・の左開きが多いと聞いています。
・その理由は、開いた札束を、利き手の右手で数えていく方が、やり易いのと。
・利き手の右手で数えるほうが、間違いが少ないと言うことです。
・また、右手が、数え終わった時に、札束を左手で保持したまま、右手が自由に使える。
・右手でペンも使えるし、機械類の端末も直ぐにそのまま扱えるという事です。
・残念ですが、私の習った時代は、ア・の右開き(扇子開き)でした。
《札束の開き方》
K.札束を開く時の注意は、両手で札束の底辺を左右に、揉むようにして、開いていきます。
L.お札の底辺の開き具合を注意しながら、小さく円く、均等に開いていれば上出来です。
札束の開いている、上方に気にとられると上手くいきませんよ。
・ポイントは、札束底辺の小さな扇型です。
・ここの、札束の底辺の形が丸く、均等に小さい円形になっていることが大事なのです。
M.開く大きさは、理想は、180度です。
・最初は、100度程度で、数え始めてもいいかと思います。
・100(一束)の半分、50枚で練習すると良いでしょう。
《開いた札束の数え方》
N.二通りあります。 ア・5枚数えと、イ・4枚数えです。
《5枚づつ数える》
ア・一度に5枚数えると、数え間違いが出る可能性があるので。
イ・お札は、3枚と、2枚に分けて、括っていきます。
・3枚を親指の手の腹で押さえて、眼で確認したら、そのままさらに2枚押さえます。
・これで、5枚です。
・わずらわしい、と思いでしょうが、一気に5枚抑えて数えるのは。
私の経験では、5枚の確認が、眼で負いきれないことが、ままあること。
・有る時には、4枚であったり、また6枚だったりに成ってしまうのです。
・一気に、親指で押さえるのは、自分の眼が疲れて負いづらいのです。
・3枚と、2枚にする訳がお分かりいただけましたでしょうか。
ウ・100枚の千円札を、一束数えるカウントは、20回です。
エ・5枚数えのほうが、数をしやすいという利点があります。
《4枚づつ数える》
O.さて、4枚数えです。
ア・手の腹で、扇に開いた卒束を4枚づつかぞえていきます。
イ・4枚づつの方が、眼で数の確認がしやすく、間違いが少ない。
ウ・私の経験では、数は4枚づつが良いと思います。
エ・ただ、100枚数えるのに、25回ですから、5枚の方法よりやや遅い。 オ・千円札を5万円にする場合、数えるのには、12回に2枚加えることになります。
《習うより馴れろ》諺
(物事は、人に教えてもらうよりも、実際に自分の体で何度も経験して覚えることのほうが身に付くものだという教え)