おかえりのすけBOOK

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野村レイ子の草木染め木箱

2005-01-23 | ギャラリー
スパイラルマーケットで1月31日まで、spiral market selection vol.63 野村レイ子+さくらいろ「草木染めと草盆栽」。野村さん、いいですね。楠の木箱のほのかな香り、それに、野に咲く草花をろうけつで染めた作品。楊子や葉書入れから文箱などさまざまあり。もう少し絵柄の種類をみたい。全て古典柄なんだろうか。ひとそれぞれにあわせて柄を選んでプレゼントしたい、どうぞますます。

写真は、右:野村レイ子「六寸箱桜」 左:さくらいろ「石付南天玉竜」

『まぎれ野へ』

2005-01-23 | 
水牛主催、木村迪夫『まぎれ野へ』出版記念朗読会へ(GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE)。木村迪夫、藤井貞和、小泉英政による詩の朗読、富山妙子・高橋悠治 『けろけろ ころろ』、岡崎乾二郎・ぱくきょんみ『れろれろくん』の2冊の絵本をもとにした映像と朗読。加えて当日ゲストで巻上公一パフォーマンス。けろけろれろれろあえいうえおあお、声色にあふれた楽しいイベント。

木村さんが朗読するときに手にしていたのは『まぎれ野へ』のために八巻さんが製本した冊子版。木村さんのおおきな左手のひらにしっとりとひらかれ、綴じた糸の先のビーズがゆらめいて空(くう)を叩く。<降るでもなく/襲うでもなく/昼も夜も音たてて寄り来る/冷気>、それを追いはらうこれもひとつの木村さんの<どんどこ>ときく。
*< >は「冷気(害)・」より

・高橋悠治 1月の詩 (水牛ウェブサイト2004.1書庫より)~『まぎれ野へ』朗読収録の冬のこと
「おはんのうた」NHKアーカイブス/1975放映~木村さんの詩をもとにつくられたドキュメンタリー作品
・マギノ村へ(三栄町路地裏だより 40)~木村さんと小川プロダクションの出会いのことなど
小川紳介監督『クリーンセンター訪問記』
書肆犀~木村迪夫詩集『えれじい』1987.8他を刊行している上山市の出版工房