稼働終了した某活版印刷の現場を縁あって興奮物色したあと、あっそうだと江戸川橋のラ・ガレリ・デ・ナカムラ アヴェック リムアートで行われている「tanaka takashi ブックコレクション」展へ。中村画廊じゃだめなのうじゅぶじぇ。
古書をばらし、白やベージュで地を塗り、そのうえにカラーシートやスクリーントーンも使ってコラージュし、活字も押すなどして作品にしたもの。立花文穂さんとの類似をおっしゃるかたもいるけれど、たとえばおふたりが作品に色を与える方法の違いに注目すれば、わたしたち閲覧者が言いわけてみる楽しさを与えられていると思えます。
ページをばらして購入しやすい作品もあったが、冊子の形状を残したものがやはり良い。欲しいのがあったのだけれど、もともとの古書との関係、その必然性がどうしても浮かび上がってこず断念。束見本を使ったものもあり、「装苑」最新号によるとtanakaさんはまず束見本との出会いでこうした方向性をつかんだとのこと、おそらく現段階はキャンバスとしての古書とわりきって制作したものと思われ、今後に期待。
残念だったのはカタログ。作家、ギャラリー、デザイナーがけんけんがくがくの末制作したのでありましょうが、購買者シミュレーションにたとえばわたし、たったひとりだけどね、カウントされなかった模様。展のこと作家のこと作品の全貌、なにもわかんない。記録にならないので買ってもしょうがないカタログって何だろう。3800円くらいでしたか。印刷物は制作が安易になった(見た目)けれど、発行にかんしては蓄積と記録への覚悟の必要をより強く感じます。ググったらtanakaさんはセツで先生をされていたとのこと、作品写真の一部はリムアートサイトでみることができます。
今日は活字つながりの一日と考えますと仙台メディアテークでの文字展のことを思い出し、頭のなかはうまい具合につながるものだ。小泉均先生監修、活字への興味についてもっとも共感する方向を示してくださる活動。
会場でみたときは「カタログ」と思っていましたが、ウェブサイトでみたらこれは「作品集」とのこと、失礼。削除せず追記とします。(1/13)
古書をばらし、白やベージュで地を塗り、そのうえにカラーシートやスクリーントーンも使ってコラージュし、活字も押すなどして作品にしたもの。立花文穂さんとの類似をおっしゃるかたもいるけれど、たとえばおふたりが作品に色を与える方法の違いに注目すれば、わたしたち閲覧者が言いわけてみる楽しさを与えられていると思えます。
ページをばらして購入しやすい作品もあったが、冊子の形状を残したものがやはり良い。欲しいのがあったのだけれど、もともとの古書との関係、その必然性がどうしても浮かび上がってこず断念。束見本を使ったものもあり、「装苑」最新号によるとtanakaさんはまず束見本との出会いでこうした方向性をつかんだとのこと、おそらく現段階はキャンバスとしての古書とわりきって制作したものと思われ、今後に期待。
残念だったのはカタログ。作家、ギャラリー、デザイナーがけんけんがくがくの末制作したのでありましょうが、購買者シミュレーションにたとえばわたし、たったひとりだけどね、カウントされなかった模様。展のこと作家のこと作品の全貌、なにもわかんない。記録にならないので買ってもしょうがないカタログって何だろう。3800円くらいでしたか。印刷物は制作が安易になった(見た目)けれど、発行にかんしては蓄積と記録への覚悟の必要をより強く感じます。ググったらtanakaさんはセツで先生をされていたとのこと、作品写真の一部はリムアートサイトでみることができます。
今日は活字つながりの一日と考えますと仙台メディアテークでの文字展のことを思い出し、頭のなかはうまい具合につながるものだ。小泉均先生監修、活字への興味についてもっとも共感する方向を示してくださる活動。
会場でみたときは「カタログ」と思っていましたが、ウェブサイトでみたらこれは「作品集」とのこと、失礼。削除せず追記とします。(1/13)