いったい防音室なるものにどれだけの人が興味があるのが皆目検討もつかないのだが、それなりの製品が世に出回っていることを考えると相応の人が購入されているのだろうと思われる。世の防音室の主な用途は楽器の練習であり、お父さんのオーディオルーム的な使い方も需要があるようだ。ナレーション録音用として業務用途で買われている方がどれくらいいるのかまったくわからないがほとんどいないことは容易に予想できる。ということを考えるとこんな記事、書いたってしゃあない気はしてくるのだが。。
というわけでもないんだが、いきなり大本命のVocalBoothの見学に行ってきた。
とにかく日本には一台もないし、当然ながら極東のInterBEEなんかにきてくれるわけもないので、見もしないで買うのもなんだなあ、とそもそも輸入は消極的だった。なんぼレディガガが愛用してようと、それはそれ。
ところが、たまたまプライベートでハワイに行くことがあったのでダメ元で「ハワイにVocalBoothないの?」と営業担当さんに聞いたら、「ハワイ大学にあるので研究室の担当者に言っておくからメールして見に行ったら?」と見ず知らずの大学院生?準教授??のメアドをもらった。
まあヌルい感じである。
さっそくハワイ大学のその研究室の人にメールしたら「春休みだから誰もいないんでその日はダメ」と。そうか春休みかまあいっかあと諦めかけてたんだけど、滞在期間最後の飛行機に乗る日にも時間がちょこっとだけあると書いたら「その日は学校がタマタマやってるから来てもいいよ」と。
そんなこんなでハワイ大学行ってきました。まあうらやましいキャンパス。。吸収合併されてしまったオレの母校とはまるで違うぜ。。こんな大学で勉強してみたかった。。。
キャンパス。まあ、広いっす。
キャンパスでホットサンドをスタンドで買ったらなんかいた。
こいつ。
広くて楽しいのでこの人は大喜びで走り回るわけです。学生さんたちにもモテまくり。
研究室があるビル。いっぱいありすぎて探すの大変。。
研究室の入り口。なんかおる。
ところがまあ、その研究室の担当者が当日いないのである。いや、実は、お昼ごろに行くよってメールしたら、「その時間は昼メシに出てるからいないんで、誰かを訪ねて」と言われてたのだ。で、研究室にたまたまいた女性は僕が行くなんてことを聞いてるわけもなく、当然ながら警戒心丸出しである。写真をバシャバシャ撮ってたら、もうなんというかすっげ~睨み付けられて。。
ま、そんなことは気にしない。元バックパッカーとしてはトラブルがあってナンボ!結局、僕とメールやりとりをしたカールさんはぎりぎりでメシから帰ってきたのでとにかく無事に見学を終えることができた。
さて、、、、
肝心のブースなんだけど。。ドアが微妙にイマイチだった。なぜか普通の防音ドアのようにドアをキュッと閉めることができず、ドア前でしゃべるとけっこう声が漏れ入ってくる。。特殊なやり方があるのかもしれないが、そこにいた女性は4月から研究室に来たばかりで知らんと。そもそも大警戒されてるし、、、説明するの大変だった。。。。もちろんドアがギュッと閉まらなくても全体的な静音声は高いので実用性云々という話ではないのだが、、
3台が運用されていた。
快適そう。広いし。
通気口。内壁にはグレーのFabricが貼ってある。
それ以外は質感は非常に高く、中にいて陰鬱な気分になるわけではないのでナレーターさんもぜんぜんOKだと思う。外側にファンを設置することもできるので暑くて(寒くて)どうってこともないだろう。
5D3 + フォクトレンダー COLOR SKOPAR 20mmF3.5 SLII でこんな感じ。大きさは5x5。
ドアがなぜかギュッと閉められない、、なんで?なんかやり方があるのかもしれない、、、
問題はお値段。僕が考えている4x6は40万円ちょっと。送料が今の円換算で12万くらい。合計55万ほど。関税を取られることを考えると70万くらいは見ておいたほうがいい。。さてさてさて。。
こんなの見つけましたw
http://d.hatena.ne.jp/housepublishing/20120408/1333866549
記事の防音室の場合、外への音漏れ防止がメインですが
MAの場合、室内から音が漏れない防音より
・外部からの音の侵入
・室内音の壁反射による反響
ですもんね。
面白い記事でしたのでコメントしてみましたw
うわ!こんな記事にコメントがつくなんて奇跡!ありがとうございます。
そのダンボールのやつすごいですね。めんどくさそうだけど、、、
そうなんですよ。。楽器練習用の防音室とはやっぱり用途が多少違うというか、、、そういう意味ではVocalBoothなど海外モノは録音用途なので僕の目的に合致してるんですよね。。
まだまだ研究は続きます。。
昨年、震災後独立して、仙台で個人ポスプロをしております。
お客さんを呼べる環境で、編集からMAまで一人でこなしています。
開業する際に、知り合いの演劇関係者からOSBと2x4材を譲ってもらい、2畳分のアナブを仕事の合間で2ヶ月近くかけて作りました。
設計図を作り職人さんに頼めば、楽でしたがお金をかけられなかったのでいろいろなWebサイトを参考に作りました。
浮き床にするためガーデニング用のゴムマットを下にしき、平台を組み合わせる形で二重壁(防音用マットを挟む)を作り、吸音効果の50mm厚のウレタンを内側の壁と天井に張りました。
工具から材料まで全部で20万円以内で出来ると思います
ここのウレタンでも6万くらいかかりました
http://www.strider.biz/
防音についてはそれなりですが、なんとか仕事で使っています。
ホームページ見ました!
すげー!かっこいい!
仙台に行く機会があったら見学に行っていいですか?お話をお伺いしたいです!!
お客さんから隠した方がいいって言われるくらいケーブルむき出しで・・・
贅沢せず最低限の機材でなんとかお仕事させていただいています。
仙台にお越しの際にはぜひお越しください。
自分はEOS Kiss4だけど、知り合いのディレクターさんは5D3を買っちゃいました。
でも編集システムとMAを組んでナレーション録音もできてしまうって、そうとういい狙いですね。。そういうワンストップでできてしまうシステムが、今後、僕ら映像制作者にとってもっとも必要な制作環境だと僕は考えています。
いろいろ教えてください!