数日前に超話題になったAffinity Photo。Photoshopの終わりの始まりと騒がれているくらい凄い機能満載ということで使ってみた。今ならベータ版で無料で試せる。PCユーザーの僕であるが2009年春のMacbook Proがあるので引っ張り出してきてインスコ。僕は映像制作にフォトショ使う程度で本気のフォトショアーティストではない。なのでホントのユーザーレポはできない。だけどこんな古いノートパソコンでも使えるのか?とかフォトショファイルを開くとどうなるのか?とかいろいろ興味もあり、、、ちょろっと触ってみて少なくとも僕程度のユーザーなら代替できるような気がする。さあ、フォトショップはオワコンか??
Affinity Photoとはなにか?
僕がうだうだ語るよりとにかくMacユーザーはすぐに無料のベータ版をダウンロードして試してください。ダウンロードはこちらへ。
さて。。
Affinity Photoにどれだけのポテンシャルがあるかは、こちらの動画をご覧あれ。
Affinity Photo Beta Has Landed via Vimeo

Selection Refinement via Vimeo

Lighting Effects via Vimeo

Liquify in Affinity Photo beta via Vimeo

特に最後の「液体化」は凄いと思った。僕はフォトショには詳しくないけど、これ、フォトショではこんな機能はないと思う。。。できないという意味ではなく。。どうですか??
開発者が目指すもの
こちらに開発者のインタビューがある。目指しているレベルはものすごく高い。
First real alternative to Photoshop launched... and it's free!
かいつまんで訳すと
- フォトショの廉価版を作っているわけではなく「より良い製品」を目指している
- フォトショと比べて数段速い
- フォトショップは素晴らしいソフトだけどもう開発されてから25年も経ってる
- つまりフォトショは最新のパソコンに最適化できない
- Affinity Photoは最先端のコンピューター技術に合わせて一からプログラミングされてる
- Affinity Photoはすべての操作を記録できる。
- なのでいつでもどの時点にも戻ることができやり直せないことは一切ない
- 完全プロ仕様、CMYKや16bit、RAW現像にも対応
- 今は開発中でベータ版を公開したばかりでプロユーザーのフィードバックを募集中
- 製品版は49.99米ドル
- サブスクリプションはナシで2年間のアップグレードは無料
- ウインドウズ版も開発中
ああ、これ読んでまぢでフォトショ終わったなと、ほんと。だって製品版買ってもアドビCCの1か月分ですわ。さすがに僕はAdobe CCを辞めるわけにはいかないのだけど「軽い」と聞くと「もうフォトショ使わずにAffinity Photo使っちゃうかも」と思ってしまった。
実際にインスコして使ってみた
メアドを登録すればベータ版は簡単にインスコできる。ダウンロードするファイルは138MBと容量は非常に小さい。インストールするファイルは485MB。いずれにしてもフォトショと比べても相当軽いはず。

で、実際使ってみたところ、さすがに2009年のMacbook Proだと動きはモッサリだった。これはもしかして「最新のアーキテクチャに最適化してプログラミングしている」というところに引っかかっているのかもしれない。よくわからん。ただフォトショと同じ環境で比較したわけではないのでフォトショだともっとモッサリしているのかも。
試してみたのは2点
1)PSDファイルは開けるのか?
開けた。レイヤーもマスクもちゃんと認識している。ただし、少しおかしくなっていたので、まんま完璧に互換性があるわけではなさそう。

また、まだ逆は試していないが、できることになっているはず。
2)RAW現像は?
ご覧のとおりキヤノンCR2ファイルは問題なくできた。しかもAdobe Camera RAWより使いやすいかもと思った。

LX100のRW2は残念ながらダメ。

もちろんまだベータ版ということもあろう。が、パッと使った感触はそうとう好印象。
アドビ王国はどうなる?
さてさて。
現在進行形で、世界中のフォトショ・マエストロたちが試しているはず。そのフィードバックを経て製品版が出た暁にはどうなるだろう??Adobeの総本山ともいうべきフォトショの牙城が崩れるとすると、、、、、
いずれにしてもAdobeがCCを始めて辟易としているユーザーも多いはず。そんな方々には朗報であろう。ちなみにイラストレーターの代替ソフトはすでに同じ開発者からAffinity Designerというのが出ていてすでに多くのユーザーを獲得している。5000円だし。僕は使ったことないけど。

Affinity VideoとAffinity Effectはよ!!!!!Win版もはよ!!!
ち、ちなみにここに貼った画像は一部を除いてWinのフォトショで作りました(笑 Macの操作がめんどくさくて、、、、
CMYKとか16bitとか、めっちゃ業務用途でほんとビックリです。
CCは親切といえば親切ですけど、アドビ製品を全部使う人なんてめったにいないことを考えると「CCってつまり抱き合わせ商法ちゃうん!?」とも思ったり。。
うちでいうとAE、PSD、AIがあれば事足りるので、ほんとあとはAEだけなんです。。AEはもう難しい気がしますが、、、、、
ジョブズが亡くなってソフトウエア開発が劣化していると言われているMacに居座る必要は全くないのでは???(笑
Winのハード安いっすよ~~~ Dellなんか最近いいハードいっぱい出してるし。アップルに貢ぐのもったいない(笑
新しいフォーマットが出てきたら、読めるようにしてくれればいいんだけどなあ。位です。
なので、アフィニティが風穴を開けてくれるとすれば大歓迎の極みです。
FUSIONがタダになった時は、「これでアドビもうかうかしていられないはず!!AE単体の月額使用料が500円くらいになったらCCにする!」
とか思っていたんですけど、いくらタダでも使う人が増えないと、状況変わらないですよね...。
価格もすごい丁度良いですよね。タダだと、「いつでも手を出せる」に陥ってしまうので、すごいバランス良いと感じます。
今までの代替ソフトはやっぱり業務用途とはいいがたく、独りで使う分にはまあ、、的な感じですが、このAffinityシリーズはプロが本気で育てようとしている感じがするので、広まったら一気に広まる気がしますね。
PDFやEPSに変換して納品しちゃえば何で作ろうが関係ないし。
なんといってもPremiereやAEと違って、やっぱりフォトショはAdobeを象徴する製品なんで、ここが広まるとほんとうかうかしてられないと思います。
で、我々が期待するのはCCの月額料金が下がること。。。。
なので、こういうAdobe対抗製品はどんどん広めましょう!!!!!
何時も非常に参考になる記事有り難うございます。
Affinity Photo凄いですね、早速ダウンロードします。
50ドルも安くていいですね。
何時も大変参考になる情報助かります。
当方もCS5.5所持していますが、最近はPixelmatorを
使っています、軽くてPhotoshopに相当する機能がある
程度備わっているのでPhotoshopは使っていないです。
Adobeは月額製料金にしてadobeファンが減ったみたいですね。
周りの知り合いもAdobeからはなれているのがいます。
特に最近は、クアッドヘリ、オリンパスのE-M5 marrk2の
記事には興味が有ります。
当方はパナのGH3を所持していますが、GH4ではなく
GH5(4k, 60P対応)を狙っています。一方、オリンパスも
良いのですが4K対応でないので購入に躊躇していますが、
今回の5軸はいいと思っています。オリンパスのレンズは
パナよりも良いと持っていますが手振れ補正が不満なので
パナのGH5が発売されたときにレンズ改良版(12-35 f=2.8,
35-120 f=2.8)が発売されるのを期待したいです。
あとDJIのクワッドヘリ所持していますが、あまり飛ばして
いないですがほとんど近所でしか飛ばしていないのでそんなに
問題にならず、苦情も無いですが数回飛ばして飽きてきました。
編集ソフトはFinal cut pro XやMotion5が主流で、
Primiereも長い事使っていないですが、Davinchiや
Fusionには興味がありますが使い方のセミナーでも
受講して行きたいと思っています。
いわゆる「若者のアドビ離れ」ってやつですね(笑 いやあ、CCはボッタくりですよどう考えても。僕の場合、必要な4~5以外のソフト、ダウンロードすらしてません。
いまやAfter EffectsのためだけにCC加入してます。
UHDが撮れるかどうかですが、撮れるにはこしたことないですけどカメラの寿命が2~3年だとすると今はまだ撮れなくても別にいいかなーという気がしてます。最近5Dでビデオ撮って「やっぱ5Dいいなーー」と、、、
踊らされ過ぎたと反省。。。
Pixelmatorもいいですよね。僕はMac版は持ってませんが、iPadのは買いました。ただ、iPadで画像編集するのもやっぱめんどくさいのでまったく使ってませんが、、、
メインPCをWindowsに移行したもののPhotoshopのWindowsへの移行が出来ず、Mac版PSのライセンス維持の為だけにMac miniを使っていた位なので。
2年1回のメジャーアップデート代金相当でLightroomも使え、所有しているPCのどれでも使えるってのは非常に助かっています。
Affinity Photoに関しては、かつてポストPhotoshopと言われリリースされてきたソフトの屍の山を見続けてきたので、期待しつつ様子見したいですね。
コメントありがとうございます!
確かにMAC-Winの移行が自由なのはCCのいいところだと思います。僕はプラグインをたくさん所有しているため簡単にWinからMacに移行できませんが、その自由度があるだけでもありがたい。
CCを否定しているわけではないのですが、僕の場合はAfter Effectsとフォトショとイラレがあれば良くて、しかもサイアク、イラレもフォトショも開ければいいくらいなので、要らないソフトのために毎年7万円近くかかるのは抵抗あるなあ、、というのが正直なところです。。
もちろんもっと積極的についてくるソフト使えばいいのですが、、、
Affinity Photoですが、つい先日正規版がリリースされました。今のところ成功と言えるようなローンチっぽいですよ。
https://affinity.serif.com/en-gb/photo/
残念ながらウチのマックがその後壊れてしまって正規版の使用ができません。。
Win版を出してくれたら速攻使うのですが、、、、
FUSIONもいいですが、MAC移植を待つよりnatronを試してみてはいかがでしょうか?
https://natron.inria.fr
おお有力情報ありがとうございます!
Natronって初めて知りました。こんなのあるんですねえ、、、
ただAfter Effects使いにはノードベースは頭の切り替えが必要で少し敷居が高いんですよねえ。
その意味でいま脱Adobeを目指して素晴らしいVFXソフトを試しています。無料ではないのですが、、、
近日公開予定なのでぜひまたお訪ね下さい!!!