「歴史の回想」

人生は旅・歴史は時間の旅。川村一彦。

歴史の回想・「重源」オンデマンド・アマゾン。@1100円124ページ

2022-01-05 08:31:31 | オンデマンド・アマゾン。
重源は保安二年(1121)生まれ、紀氏の出身。父紀季重の子。紀氏は大和国は平郡県紀里を本拠にした豪族の流れをくむ、重源は平郡で生まれ、俗名刑部左衛門尉重定。
一二歳の時に京都は真言宗の醍醐寺に入り出家する。
 醍醐寺は空海の孫弟子の聖宝が貞観一六年(874)に上醍醐准胝観音本尊・如意輪観音を安置して開山した。
その後,下醍醐も堂塔が立ち並び、五重塔は京都で一番古い建造物となっている。
醍醐寺も落雷による焼失、戦火による焼失と、再建と消失と繰り返してきた。
 重源が出家した修行の地は現在の下醍醐と違って西国一の険しい札所で知られている。かつては上がり口には結界があって、女人禁制で信仰の道場であった。
一二歳の重源は日々厳しい修業に励み、早朝より薬師堂・醍醐寺の鎮守神で有る清瀧権現拝殿・准胝堂・五大堂などへの勤行を勤める。
 醍醐山の頂上(標高450M)には如意輪堂と開山堂・白山権現が立ち並び山頂笠取山に向かう途中に奥の院がある。

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