3月9日夜、これを書く。
Y君の結婚式の写真を
K助手が送ってくれた。
お連れ合いは予想通りお美しい。
私の祝電も無事届いたらしい。
戸山大学では外国語の説明会が開かれたと
K先生のブログに書いてあった。
いよいよ新学期始動ということである。
のんきにニューヨークで仕事をしていて
大丈夫かな?
まったく新しい演習や講義を、
いくつか担当しなければならないが、
打ち合わせは不十分。
英語以外の基礎外国語、
私は断然ロシア語を薦めますな。
私が尊敬する井上宗雄先生も
第二外国語は旧制高等学院以来
ロシア語をなさったのだ!
私は大学附属高校の教諭をしていたが、
そこは第二外国語でクラスを編成していた。
最後に担任したのはロシア語クラスだったが、
面白い生徒が実に多かった。
ぜひぜひロシア語を選択しよう、
文化構想学部、文学部の新入生諸君よ。
私自身はフランス語をやった。
「中国語」と書いた用紙を持って、
登録窓口の中国語の列に並んだら、
列には女子学生が一人もいなかったので、
その場で「フランス語」と訂正し、
並び直して申し込んだ。
動機が実に不純。
ヴェトナム戦争が終わった年のことである。
まあ、私が研究対照としているTという歌人は、
フランス象徴詩との関係が云々されるから、
フランス語を選んだのにはそれなりの理由はある。
故石田吉貞氏に初めてお会いした時には、
「キミはフランス語ができますか?」と
開口一番、訊ねられたもんな。
大学院までフランス語で受験して
(博士課程の試験を1度しくじった)
語学は英語を捨ててフランス語にしたけど、
結局モノにならなかった。
フランス語を喋った機会はたった3度ほど。
それもピョンヤンとヘルシンキというのが情けない。
もうこの歳になると、
巴里なんぞに行く機会は金輪際あるまい。
生涯に行きたいと考えていた外国は、
フィンランドとトルコとマダガスカルであった。
フィンランドには何回か行った。
あとはトルコとマダガスカルだ。
「アメリカに行きたし」とは全然思わなんだ。
だからどうも感動が薄い。
グアムやサイパン・テニアン、ハワイに行ったら、
軍事オタクの私は戦跡巡りを始めて
それなりにハマるかもしれないが…
S先生から『文藝春秋』に載せる原稿のチェックを頼まれる。
S先生の指導教授は昨年亡くなったサイデンステッカー。
その追悼と源氏物語千年紀を内容とする随筆が
巻等に載るのだそうだ。
お役に立てば幸いである。
Y君の結婚式の写真を
K助手が送ってくれた。
お連れ合いは予想通りお美しい。
私の祝電も無事届いたらしい。
戸山大学では外国語の説明会が開かれたと
K先生のブログに書いてあった。
いよいよ新学期始動ということである。
のんきにニューヨークで仕事をしていて
大丈夫かな?
まったく新しい演習や講義を、
いくつか担当しなければならないが、
打ち合わせは不十分。
英語以外の基礎外国語、
私は断然ロシア語を薦めますな。
私が尊敬する井上宗雄先生も
第二外国語は旧制高等学院以来
ロシア語をなさったのだ!
私は大学附属高校の教諭をしていたが、
そこは第二外国語でクラスを編成していた。
最後に担任したのはロシア語クラスだったが、
面白い生徒が実に多かった。
ぜひぜひロシア語を選択しよう、
文化構想学部、文学部の新入生諸君よ。
私自身はフランス語をやった。
「中国語」と書いた用紙を持って、
登録窓口の中国語の列に並んだら、
列には女子学生が一人もいなかったので、
その場で「フランス語」と訂正し、
並び直して申し込んだ。
動機が実に不純。
ヴェトナム戦争が終わった年のことである。
まあ、私が研究対照としているTという歌人は、
フランス象徴詩との関係が云々されるから、
フランス語を選んだのにはそれなりの理由はある。
故石田吉貞氏に初めてお会いした時には、
「キミはフランス語ができますか?」と
開口一番、訊ねられたもんな。
大学院までフランス語で受験して
(博士課程の試験を1度しくじった)
語学は英語を捨ててフランス語にしたけど、
結局モノにならなかった。
フランス語を喋った機会はたった3度ほど。
それもピョンヤンとヘルシンキというのが情けない。
もうこの歳になると、
巴里なんぞに行く機会は金輪際あるまい。
生涯に行きたいと考えていた外国は、
フィンランドとトルコとマダガスカルであった。
フィンランドには何回か行った。
あとはトルコとマダガスカルだ。
「アメリカに行きたし」とは全然思わなんだ。
だからどうも感動が薄い。
グアムやサイパン・テニアン、ハワイに行ったら、
軍事オタクの私は戦跡巡りを始めて
それなりにハマるかもしれないが…
S先生から『文藝春秋』に載せる原稿のチェックを頼まれる。
S先生の指導教授は昨年亡くなったサイデンステッカー。
その追悼と源氏物語千年紀を内容とする随筆が
巻等に載るのだそうだ。
お役に立てば幸いである。