ダコタ・アパート

3月2日。
午前11：00になったので
S先生のご自宅にお電話する。
明日の授業の打ち合わせなどなど。
15：30に大学の先生のオフィスに参上することに。
受講予定の院生はマックス10名とのこと。
授業の後、雅楽の公演があるらしい。
C大学で雅楽が盛んだということは、
Hさんに聞いていたが本当らしい。
その公演の後で食事をしませんかということに。

ミルバーンホテル近辺の
ストアとレストランについてお教えいただいた。
「Citarella」というスーパーと、
「Zabar's」というスーパーがよろしいとのことだが、
前者は昨日のうちに物色済みである。
レストランなら「Nikos」というギリシャ料理店が
魚が上手いらしい。
う～ん、専らスーパーでデリを買って来れば、
生きていけるような…

いつまでもホテルで
ぐずぐずしているわけにもいかないので、
少し外出してみる。
セントラルパークまで歩いて行って、
「ニューヨーク歴史協会」に入る。
小ぶりの博物館である。
9．11の展示など、痛ましい。
あの日は岡山で集中講義の前日だった。
1664年のNY地図を見ると、
「ウォール・ストリート」の北側は、
本当に「壁」が作られている。
なるほど、それで「ウォール」というわけか。
ひとつ利口になりました。

セントラル・パーク西端沿いの道を南下し、
「ダコタ・アパート」にいたる。（写真）
1980年12月8日に、
入り口のところでジョン・レノンが射殺された、
あのアパートであります。

ニューヨークのアパートというか、
どの建物もそうなのだが、
どこも怖そうなガードマンが警備している。
セキュリティ抜群である。
博物館の中もそうだった。
これだけの建造物に配されているとなると、
大変な需要であろう。

天気はよいが空気は冷たい。
チロリアンジャケット風の上着を持ってきてよかった。
これさえ着ていれば下はＴシャツでも大丈夫だ。
喉が渇いたので
近くのドラッグストアで
ハイネケンを買ってきて
水代わりに飲んでいる。