そばの収穫量の正式統計は明治16年(1883)までさかのぼることができる。
今から101年前の大正3年(1914)に136万9千石(15万4千トン)の史上最高の収穫量を記録した(1石=0.1125トンで換算,昭和31年産まで石単位で調査)。
その後,減少傾向をたどる。戦後,昭和35年産が5万トンを上回ることもあったが,安い中国産の輸入の影響などで伸び悩んでいる。
平成26年産は前年(3万3,400トン)の6.9%減の3万1,100トンであった。
都道府県別収穫量は下図の通りで,北海道と長野県で50%を占めている。北海道の幌加内町は,作付面積・収穫量が日本一として知られ,平成27年8月29日(土)・30日(日)に新そば祭りが行われた。
長野県は「信州そば」,茨城県は「常陸秋そば」で知られる。
なお,26年のそばの輸入量は10万5,044トンであるので,自給率は23%(31,100/<105,044+31,100>)となる。