下表は,総務省の平成26年『家計調査』(2人以上の世帯)から算出したリンゴの1人・1年当たり購入数量(世帯購入数量/世帯人員)の52都市(都道府県庁所在都市と政令指定都市)のランキングである。 平成27年12月19日(土)
◇上位6位まではリンゴ産地の都市がランクされており,地産地消の典型であろう。生産量では青森県が首位で,長野県が2位であるが,購入量では長野市が青森市の1.4倍となっている。食料費に占める割合も長野市が1.41%(全国平均:0.53%)と青森市(1.18%)と上回っている。総じてミカン県の都市は購入量が少ない。
◇52都市の単純平均は4,440g,標準偏差は2,163g,都市間の購入量のバラツキ度を示す変動係数(標準偏差/平均)は48.7%とミカン(24.7%)に比べ大きい。
◇最多都市(長野市)と最少都市(熊本市)の格差は5.7倍とミカン(2.6倍)に比べ大きく,生産地と非生産地の消費格差の大きい果物の一つといえよう。
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