諸々雑記メモワール

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食の数字は語る 28万8,510トン グレープフルーツの史上最高の輸入量(2004年〈平成16〉)

2015-07-24 09:24:49 | 日記

輸入自由化は1971年(昭和46)6月20日。自由化の翌年には前年の1万1,400トンから8倍の9万1,400トンに著増。2004年(平成16)史上最高の輸入量を記録した後は20万トン前後で推移したが,近年は消費者の嗜好の変化(甘味を好む)などもあり,2014年(平成26)には10万6,907トン(119億円)と最盛時の約3分の1に激減。主要輸入先は米国(55.2%)と南アフリカ共和国(43.1%)。米国産は通年,南ア産は年後半から輸入される。

平均輸入価格(㎏当たりCIF価格)は111.6円であるが,南ア83.6円,米国132.7円となっており,南ア産は米国産に比べ4割近く安い。なお,当年の購入価格(家計調査<2人以上の世帯>)は294.8円で,輸入価格の2.6倍となっている。

グレープフルーツの名称は,果実がブドウの房のようにつくことから命名されたという。

ところで,主な果物のうち,バナナに次いで安いグレープフルーツの輸入価格(円/㎏)と購入価格(家計調査,平成12~26)の関係をみると,購入価格は,輸入価格の1.5倍に流通経費など(114円)をプラスしたものとなっている(グラフ参照)。