画家の書いた本を読んでいたら、線に意味は無いと述べていました。
けれど3本の線があると、無意識に人は顔を認識するのだそうです。
目、鼻、口です。
更に2本足して眉毛に見立てる。
すると表情が広がっているように感じてしまうのです。
これが人間の特性らしい。
なので壁のシミや、木のウロを見て霊魂が宿ると思い込んでしまうらしいです。
特に日本人は虫の羽音にも、心を感じ取る感性が備わっています。
アミニズムの世界を持つ文化体系なのです。
『意味はないが、意味がある気がする』
この無意識を捨て去れたら、小吾なのだと思うのです。
『意味があっても無くても、何も変わりは無い』のでしょう。