対極論

正論・異論・極論…様々な角度から考察する思考実験ブログ

大極論  48号 反日韓国の処方箋?

2017-01-14 11:54:25 | 時事・思考実験
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【韓国】なぜ韓国だけが他のどの国よりも「反日」なのか 韓国人は北朝鮮人に比べて民族としての朝鮮純粋性において劣っている(2ちゃん 東アジア+・アゴラ)


Robert E. Kelly という、米国人の政治学者で韓国の釜山大学で准教授を務めておられる方が2015年に書かれた「Why South Korea is so obsessed with Japan(なぜ南韓は日本のことで頭がいっぱいなのか)」という記事は、過去に産経新聞のニュースでも部分的に取り上げられていたようだが、今改めて読んで見ると実に興味深い


まず、冒頭からして早速Kelly氏は「韓国の異常性」に対する純粋な驚きを表現している。

(邦訳)ある程度韓国で時間を過ごしたことのある人には即座に明白であるように、韓国の民衆及びエリート層はともに日本に対して常軌を逸した、そして否定的な執着を持っている。”

(邦訳)韓国メディアは日本についてばかりひっきりなしに話題にするが、大抵は報道としての客観性はほとんどなく、またそこでは否定的な言辞が多用される。例えば、輸出市場獲得を争う打ち負かすべき競争相手として、アメリカの注目をめぐって争うライバルとして、全く反省の色を示さない植民地主義者として、「韓流ブーム」に便乗する消費者として(韓国のアナリスト達が勝ち誇ったように日本の主婦達が韓国語を学んでいると主張するのを見よ!)、あるいは再びアジアを征服する時を今か今かと待ち構えている軍事帝国主義者として、などだ。”

また、韓国がLiancourt Rocks(竹島)に異常に執着していることや、韓国の独立記念日には子供達が日本軍を模した人形に水鉄砲を撃ったりすること(On Korean independence day, Korean children use squirt guns to mock-kill dressed-up Japanese soldiers)などにも触れ、これらの例に見られるような異常な日本に対する執着はきちんと説明されなければならない(this obsession cries out for explanation)とKelly氏は言う。



【概要】
韓国・釜山大学の政治学者・米国人Robert E. Kellyによる韓国の反日論。反日は以下の特徴・理由・動機を記す。


・とにかく韓国人はエリートから庶民まで反日に執着しニュースに事欠かないが、その論評は客観性に欠けた否定的な言辞に埋め尽くされている。

・韓国人の異常な反日思考は北朝鮮に対してのコンプレックスから来ている。北朝鮮は「主体思想」という非マルクス・非西側イデオロギーの独自のアイデンティティ・イデオロギーを持つのに対し、
韓国人にはそうしたアイデンティティが無く、民族的忠誠心の発露は反日しか無い。

・反日イデオロギーによる民族主義発露ならば周辺関係国も反発しないどころか、当事国の日本ですらリベラルの旗振りでの謝罪賠償が行われる事により韓国の反日イデオロギーを促進すらする。

・仮に日本が韓国の要求を全て受け入れ、謝罪と賠償を繰り返しても反日は変わらない、何故なら反日思想こそが彼らの民族主義の発露と証明だから。

・韓国人が反日民族主義から普通の民主主義国家に変わるのを助ける者はいなく、彼ら自身が変わる気概が必要な事。


【お題】
韓国の反日思想、これは日本の歴史観に対する韓国の不満なのか?それともアイデンティティなのか?

【極論】

A:
中共と台湾中華民国・北朝鮮と韓国…ともに対立し国家の正統性を争う二組の二国ペア、共通するのは正統性を争う上で「どちらが正統な国家」を判断する要素に、どちらが「抗日政権だったか?」がある。 ケリー氏にはこの視点が欠けている。

片や日本と国共合作で協調した後に覇権を争った中国共産党と国民党・片や日韓併合期に上海で「臨時政府」を開いていたとされる李承晩と白頭山で「伝説の」抗日ゲリラを繰り広げるていた金日成…
実態は日本と戦闘をしていた正統派中華民国・国民党が型ばかりの抗日に徹した共産党に大陸から駆逐された歴史と、誰にも承認されていない犯罪集団の逃げ場状態の臨時政府と、金日成伝説を利用したソ連軍による朝鮮系ソ連人の金日成デッチ上げというデタラメな歴史を隠蔽する為の反日利用に過ぎない。

B:
国家間、特に友好・同盟国間には互助や互恵の認識が必須で、片務的な関係では長続きしない、
ところが大陸・特に朝鮮半島は互恵の精神は無く、常に序列・上下・勝敗の世界、こうした連中と付き合うにはガツンと一発強めに殴ってから友好交渉をするべきなんだよね。

C:
記事本文にもあるように、韓国にとって反日が政体の正統性・アイデンティティに直結をするから反日はやめられない、
やめたら国家分断・分解か北朝鮮主導の統一しか残っていないからね。

D:
本文中にあるように、韓国の反日の動力源には、日本左翼の自虐史観がある。
韓国が騒いでるだけでは単なる国内の「思想運動」に過ぎないが、左翼か「加害者・日本」を代表して謝罪する事により、その反日史観に「自白性」が伴った信憑性が生まれる。
かくして、反日思想は国内の思想運動を超えて日韓二国間の政治イシュー化した。

E:
日本は善悪二元論を国民に強要し戦争へと邁進した。
つまり「正義は勝つ」の聖戦論理で戦争を行った結果は敗戦で終結した。
さて、正義は勝つの聖戦論理を植え付けられた軍国青少年が、敗戦に直面した時に、敗戦国・日本の「悪漢性」を見出そうと聖戦論理の真逆に思考が働く者がいても必然の話…
かくして敗戦国・日本の悪漢性をシャカリキになり探す者が日本共産党にシンパシーを感じるのも必然で、そうした自虐史観探求・元軍国青少年が親となり生んだ子が団塊世代な訳さ。

本来的には「勝つ事・負ける事」と「善と悪」には論理的には何の相関関係も無い話で、精々仏教をはじめとする宗教的な因果律の話に過ぎない訳だが、
戦時に正義と勝利の因果律を「洗脳」された青少年には「敗戦国と悪漢」の因果律を導く思考になるのは仕方がないが、そこに共産党の「敗戦革命論」の「正義」が加わり、日本国のシステム全体を否定し日本国の存在自体を否定する自虐史観に陥る事で、因果律の探求に答えを求めた訳さ。
更にその「敗戦国の悪漢論」は朝鮮・韓国人の信奉する劣化的儒教価値観とも親和性が良い。
儒教は本来的に徳のある「君子」が徳の無い小人を導くき支配する事で王道の理想社会が建設される訳だが、儒教が劣化すると「支配する者だから徳のあり君子であるはずだ」という覇道の正当化に使われる。

つまり、韓国人は「戦勝国」のフリをする事により、「戦勝国だから徳のある」韓国を演じる事と、敗戦国の悪漢性を探求する自虐史観元軍国青少年・団塊世代親子が日本共産党の敗戦革命論を触媒にして、反日思想と自虐史観は融合しついには、
日韓の「国家の序列」を正当化し日本を叩き滅ぼす為の両者の精神的エネルギーとなった訳さ。

正義は勝つ・勝者こそ徳のある君子だ…なんとなく当たり前に聞こえて実は非論理的な両者の思想が高い親和性で融合し協業する…
これが戦後半島の反日思想と日本の自虐史観の源流な訳さ。


F:
戦後日本の平和主義・国際協調・善隣友好の思想が、特定アジア三国に「日本と和解しない利益」を与え、いつまでも敵対・葛藤する利益を与えている事になる。
国家間には無限の反省謝罪も賠償という無限の誠意あり得ない、何故なら無限の誠意とは究極的には被賠償請求国はあらゆる財産的・人的資源を言われるままに賠償請求国に支払う事になり、最終的にはその国の全てを差し出す事となるから…
現に太古からの国家間戦争の勝敗は無制限の殺害略奪陵辱で終わる訳さ。 だからその最後を拒絶し最後の一人まで女子供を問わずに戦い抜き消滅した民族は数多にある訳さ。

攻める側も徹底した蹂躙は、敵方民族の生き残りが出たときには永続の復讐の陰に怯えなければならないので、蹂躙の後は徹底的な処理=消滅を行わざるえないのもまた歴史…

こんな気の狂った歴史を何百年も繰り返して疲弊した欧州は、敗戦国の絶滅戦を避ける為に、終戦のルールと取り決めによる終戦の作法という講和・条約を発明した訳さ。

さて、日韓基本条約を反故にし、アジア平和基金による取り決めを破り、慰安婦和解金10億を無効にする韓国…
講和・条約・取り決めが出来ないなら、日韓関係の正常化・解決方法は韓国人の絶滅作戦による「日韓関係が無かった」事にするのが最善手となるが?


G:
まぁどちらにせよ、今後ももし韓国が外交問題として挑発ネタにするのならば非韓三原則「助けない、教えない、関わらない」を守り弱体化を誘うしかないよ。


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