対極論

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大極論89号 言論の自由? 資本主義の論理?(続き)

2018-03-19 19:31:43 | 時事・思考実験
【放送法4条撤廃】安倍首相、批判報道に不満か(続き)

(続き)

E:
では…
放送法4条や電波オークション制度は報道の自由や国民の知る権利を阻害するものでしょうか?
それとも関係ない・ないしは知る権利を促進するものでしょうか?

A:
従来、放送を含めたメディアは政治からの「権力」から距離を置いて独立した存在であった事で権力への牽制・権力の監視者として国民に貢献してきた。
これは、放送法という法的権限により、国家権力の圧力から独立した存在である事が担保され、
放送媒体の自主性が維持される。

放送媒体はその自主性を維持するために放送法を順守して公平性と中立性は自主的な基準により維持されてきた。


B:
すげぇな…「権力は腐敗する」という前提で政府・政治を監視・批判する事を旨とする『第四の権力さま』は、
自己を律する担保が「自己の自主性」ですか?
しかも自主性で担保されない事を批判されると、お手盛りのBPOを作って、さも放送の業界団体自体で自浄が担保されていると嘯きますか?

もうこいつらに公正中立をやれる自浄能力は皆無だよ。

もう、スッキリ放送法4条を廃棄して、
『放送・報道に中立はない』という事を前提に視聴者の自己判断で放送を評価してもらえば充分だろ?

C:
そして、視聴者・国民は見たい情報・知りたい情報や自らのポジションに心地よい放送をしてくれる媒体のみ視聴し、葛藤する意見と非寛容な国民が量産される…と。

ネットだけじゃなく、報道媒体までがエコーチェンバーの増幅装置になる訳ですね?


D:
そういう脅しはもう手遅れだよ。
既にキー局を中心に反政府・反アベのエコーチェンバー装置になり、
ネット界隈では、ネット空間が反サヨク・反在日のエコーチェンバーとなっていて。

もうすぐ共通の話題でも両者の間では、解釈・見解の相違どころか、
事実の共通認識すら出来なくなり、互いをデマ・フェイクと罵りあうだけのエコーチェンバーが産み出した情報「カルト」による不毛な対立が、
国民レベルで巻き起こるよ。

ならば、ネットも放送媒体にも中立はないとハッキリさせておいた方が、公正だよね?


A:
なるほどね…
アベは放送媒体という「知性」に
放送法という枷を外した状態に解き放ち、
媒体を野蛮化させようと…ないしは野蛮なモノと見なすように仕向けよう…としていると?


B:
もう手遅れだよ!
報道は偏向と捏造の野蛮な姿を「放送法」という仮面を被り、中立公正な知性だとコスプレしている存在だとバレバレなんだよ!

ならばその仮面を引き剥がし、仮面に騙されている情弱にその醜い姿を見せてやるのが親切であるよね?


C:
それならば、誰が公正中立な情報提供者なんだよ!


D:
甘えるな!
だいたい、情報の提供には必ず何らかしらの「意図」がある。
特に情報受益者がカネを払わない媒体の情報に意図が存在しないと思っている方がオメデタイし平和ボケだよ。

今まで、その意図・バイアスには最低限の規制・品質保証としての放送法が担保されていたが、
民法連の会長自体が保証出来ないと公言した以上、
既にそんな担保は成立していないと見なすのが当たり前でしょ?

ならば放送媒体の品質保証である放送法4条は撤廃して社会の公器ではないと公にして、
同時に…「公器」を守る為の電波の許認可制度=許認可特権を廃して、
電波オークション制度にし業界を自由な参入形態にするのが当然でしょうね。

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