楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

6月の「源氏物語を原文で読む会」

2009-06-27 20:37:42 | 
写真は会員さんに3時の休憩時の差し入れにと作りました。柏餅とずんだ餅。
柏の葉っぱが(片栗粉をふったのだけど)引っ付いちゃって、市販のもののようにペロリとはがれてくれず、食べにくかったのじゃないかなぁ。
細長い皿は100均で買ったおしぼり入れです。
さて、本日の源氏はまだ奥さん(葵の上)をなくしてめそめそしている状況が続いているのだけど、姉妹や本妻の服喪は当時3ヶ月間であったらしい。
源氏は通常の服喪期間が過ぎても鈍色の喪服を着て奥さんを偲んでいるわけです。
それから、ちょこっと、紫式部の恋愛感が伺える箇所があったので抜粋。
「つれな(な)がら、さるべき、折々のあはれを、過ぐし給わぬ、これこそ、かたみに、情も見はつべきわざなれ。なほ、ゆゑづき、よしすぎて、人目に見ゆばかりなるは、あまりの難も、出できけり。」
訳すると「打ち解けず冷淡でありながら(すっかりなびいてしまわぬものの)然るべき哀れの浅からぬ場合場合の情緒(風情)を示すことを、見過ごしなさらないで(忘れずに)音信をなさる仲であれば、こういう仲こそ、女も男も相互に、情愛を最後まで見届けることができるものなのである。やっぱり、気取ったり情緒を解し過ぎて、それが人目に見られる程の女は、余分な欠点も出て来るものだっけ」というもの。
千年経った現代でも通じるものがあるような・・・。わたしは人間の品性の必要性と解しているのだけど。
下の写真は余って持ち帰った柏餅。出来がもひとつだったので、みなさんに手土産に持って帰っていただくのは気が引けました。
平均、洋菓子より和菓子の方が作るのは難しいような気がします。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ずんだ餅 | トップ | バッグの中身 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事