息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

交渉(10) 所長代理Kを追い詰める

2019-03-08 20:31:44 | 自転車通学

交渉(9) カネの問題じゃない  の続きです。

Kは私の問いかけのメールに、次のように返信してきました。





✕✕✕✕ さま

✕✕✕✕✕✕のKと申します。

平成29年11月✕日に発生しました交通事故におかれましては心よりお見舞
い申し上げます。

ご多用のところご返信賜りましてありがとうございます。
✕✕さまからいただきました2点の資料につきましては、当然ながら弊職も
精査させていただいております。
そのうえで解決に向け具体的な賠償のご提案を進めさせていただきたく、ご
連絡を申し上げている次第です。
何卒、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

************************************************
✕✕✕✕✕✕✕✕保険株式会社
✕✕損害サポート部
✕✕自動車✕✕保険金お支払センター
担当:✕✕✕✕
電話:✕✕✕✕✕✕✕✕





『当然ながら弊職も精査』との事ですので、私は次のように返信いたしました。

『精査』した以上、『当然ながら』答えられる質問であるでしょうから。





✕✕ ✕✕様

お返事ありがとうございます。
左様でございますか、『精査』されましたか。
感謝すると同時に、失礼いたしました。

それでは、無論、事故現場にも足を運ばれたと存じます。
恥ずかしながら、私などは、跡取り息子を危険運転(と推定される)車両に無残にも殺害されかかった現場地点には、事故発生時間帯を踏まえ、その他の時間帯やら、休日、夜間なども含め、去年11月✕日以来(本日-07/30 2018 -も含め)数えきれないほど通い、あれこれとしております。
しかしながら私ごときは、いくら調べても事件の解析に於いては、素人の域を出ないのではないかとの懸念もございます。

一方、当該道路の状況には、長年多方面から関心が寄せられています。
近隣の幾つかの学校関係者各位からも、先年の愚息の事件から、できれば今後の通学自転車の事故防止対策を、との期待もございます。
✕✕(=K)様は、現場地点の道路状況(特に通学時間帯の)や事件の経緯をどの様にお感じになり、分析されましたでしょうか?

御仕事柄、専門家としての、✕✕様の率直な当該地点の状況分析、御高察などをぜひ賜りたいと思います。
そして参考の為、✕✕様が検分した日にちと時間帯、その時の気象状況も附せてお教えいただけますと幸甚でございます。

ちなみに、今までの貴社の『担当者』と名乗った方々からは、当該事故に興味が無いのか、現場を見に行ったという話を伺うことは出来ませんでした。
お手数をお掛け致します。

✕✕ ✕✕





私は、以前の担当者と本社本部長に提出した【上申書】で、私の調べた事故現場道路の特殊性と危険性について、2千字以上を費やし説明し、裏付ける資料も添付しました。

下世話な話ではありますが、刑事ドラマでもよく『現場100回』なんてセリフがあります。

事件にしろ事故にしろ、現場を見ずして分析し理解できるとは思えませんし、まして『精査した』なんて云える筈はないのです。

大手保険会社の社員とは、デスクにへばりついて事務処理をし、ミスをしない様、そして上役のご機嫌を伺い月々の給料をもらい、できれば出世したい・・・なんて、いわゆる気楽な稼業・・・・私の偏見かも知れませんが・・・思い至り、所長代理Kに質問しました。


もうひとつ、些細なことでしょうが、Kからの返信の冒頭に・・・・

毎回必ず、『平成29年11月✕日に発生しました交通事故におかれましては心よりお見舞
い申し上げます。』という文言があります。

ナンとかのひとつ覚えじゃあるまいし、毎回全く同じ言葉の繰り返しはあまりに安易で、いかにも(前回のメールをコピペしました)風で、誠意も何も感じず、かえって腹立たしい思いがしました(これは余談です)。





傷害罪で訴えることの必要性

2019-03-07 19:24:31 | 自転車通学

今まで触れませんでしたが、加害者の事です。

事故翌日に電話で母親に『めんどくせ~!』など、無礼極まるセリフを吐いた60代の男です。

それ以降、加害者は保険会社を代理人として、一切前面に出てきません。

事故後いろいろ調査して分かったのですが、この加害者の過失を証明することはできます。

証人はいますし、状況証拠ですが証拠も幾つかあります。

客観的にみて、事故の原因は加害者であり、加害者がほぼ100%悪いのです。

しかし、それもこれも、事故後半年以上たって明らかになったことです。



私共のミス、と言えそうなことがひとつあります。

それは事故の翌日、息子と母親が警察で聴取を受けた時、”加害者を傷害罪で訴えなかったこと”です。

今にして思えば、訴えるべきでした。

しかし、性善説と云うか、『訴える』ことに抵抗を感じる日本人は多いと思います。

警察にしても、死人が出たわけじゃないし、事件を作って仕事を増やすのを嫌い、被害届の提出を無意識的に?に薦めないとしても、不思議ではありません。


残念なことですが、世の中には悪人がいます。

悪い事をしても、平気でウソがつける人がいます。

呼吸をするように、次々とウソを並べられる人がいるのです。

そういう人間も確かに居るのです。





交渉(9) カネの問題じゃない

2019-03-06 15:18:02 | 自転車通学


(前回の 交渉(8)の続きとなります。)


私は所長代理Kに、以下のように返信しました。



K様

お返事をいただき、ありがとうございます。

しかしながら、7月✕✕日から1週間かけての返信としては、失礼ながらお粗末という感は否めません。
頂戴したメールの返答はさておき、ひとつK様にお尋ねしたいことがあります。

K様は・・・・

➀.今年2018年5月✕日に、私が貴社前担当者のH氏にお送りしたメール、資料
②.同じく6月に、私が貴社本店の損害サポート本部長である、✕✕氏に郵送させていただいた文章とコピー資料

上記の2点の資料を熟読し、精査されましたでしょうか?
今回のK様のメール文を拝見いたしますと、まるで読んでいないように感じてしまうのは、私の愚鈍の故でしょうか?

大変お手数とは存じますが、まず私どもが提出した上記資料をK様が目を通したか、お教え願えますでしょうか。
この件は申すまでもなく、単なるYES or NOの話ですから、1週間と云わず即お返事を頂戴できると期待しております。

もし私の感じた通り、見ていないのであれば、恐縮ではございますが、よく目を通して戴けるようお願い申し上げます。

私共の言い分である➀②に関し、軽視或いは無視されるという事でしたら、K様にも問題解決の意思が無いと判断せざるを得ず、私どもは他の方法を検討させていただくことになるかも知れません。

✕✕ ✕✕



いわゆる”争点”が違います。

相手が敢えて争点をゴマかしているのかも知れませんが、私は当初から、保険会社の対応にこそコンプレインしているのです。

お金の問題ではありません。

これでまだウダウダ言ってくるようであればと、保険会社の代表取締役社長に”陳情書”をもって直訴するという、当初の第二段階の予定を射程に入れ準備を始めました。





交渉(8) バカにするなっ!

2019-03-05 17:30:00 | 自転車通学

前回の交渉(7) Kに反論開始の続きです。

私の返事に対し、所長代理Kは以下のように返信してきました。




✕✕✕✕ さま

✕✕✕✕✕✕のKと申します。

平成29年11月✕日に発生しました交通事故におかれましては心よりお見舞い
申し上げます。✕✕様へのご回答にあたりましてお時間を頂戴いたしましたこ
と、ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

弊社より「事故に関する補償」の内容につきましてご提示したいと考えており
ますが、それにあたりましてはご準備頂きたい資料がございますので面談にて
ご説明したいと考えておりました。それらの資料が整いましたら、具体的な賠
償金額のご提案をさせていただけるものと考えております。
大変お手数ではございますが、損害を立証する資料(後述いたします)のご準
備をお願い申し上げます。

【損害を立証する資料】
・治療費   治療費領収書、診断書、診療報酬明細書(※1) 等
・看護料   付添の方がお仕事を休業された場合は休業損害証明書(※2)
・通院交通費 通院交通費明細書(※2)

・自転車・ヘルメット・スクールバック他  修理費用の領収書・レシート等

(※1)診断書等については✕✕さまから取付いただくことも可能ですが弊社
宛に個人情報に関する同意書をご提出いただきますと、弊社にて取付の
手続きの代行が可能です。
(※2)弊社の所定の様式もございます。

今後の進め方やご準備いただく資料のご不明な点等につきまして、面談により
直接ご説明のお時間を頂戴できれば幸甚でございます。引き続きご検討賜りま
すようお願い申し上げます。

ご多用のところ大変恐縮ではございますが、お話し合いによる解決に向け、ご
協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

************************************************
✕✕✕✕✕✕✕✕保険株式会社
✕✕損害サポート部
✕✕自動車✕✕保険金お支払センター
担当:✕✕✕✕
電話:✕✕✕✕✕✕✕✕
FAX :✕✕✕✕✕✕✕✕





見ての通り、所長代理Kはあくまで金銭(加害者の車の保険での賠償金)だけ、"事務処理"で解決しようと考えているようです。

人としての情け、一片の企業倫理、社会の常識さえも感じられなかった保険会社の対応は棚に上げて、です。

極論すれば、札束で人の顔を叩いて、カネさえ払えば文句ないだろうと云う魂胆が、ミエミエです。

所長代理Kは、今までの二人の担当よりはマシですが、みにくい大企業のサラリーマン根性丸出しです。


確かに我が家は裕福ではありませんが、カネを寄こせと言ったことはありません。

むしろ、家族が仲良く健やかに暮らし、食べ物があり住んで寝る家があれば、私はそれだけでも満足です。

それが、昔からの人間の生活の基本だと私は思っています。


私が、金銭を求めてない以上、今はKの求める【損害を立証する資料】を提示する気もないし、義務もありません。

この時点では、裁判どころか調停以前です。

知りたければ、自分で調べればいいだけです。

被害者をバカにするのも、いい加減にしてほしい。


(たった12歳のウチの子は、事故で苦しみぬいた、まず謝れッ!)







交渉(7) Kに反論開始

2019-03-04 10:05:54 | 自転車通学


(すでに事故から7か月後になっていましたが)所長代理Kが、更に私のおくったメールに次のように返信してきました。



✕✕ ✕✕ さま

✕✕✕✕のKと申します。ご連絡ありがとうございます。
ご子息様の事故の件につきましてはお見舞い申し上げます。

弊社にてご回答内容を検討いたしますので、1週間ほどお時間
をいただけますでしょうか。7/✕✕までに回答いたします。

取り急ぎの回答となり大変申し訳ございませんがよろしくお願
いいたします。

************************************************
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕保険株式会社
✕✕✕✕サポート部
✕✕自動車✕✕保険金お支払センター
担当:✕✕✕✕
電話:✕✕✕✕
FAX :✕✕✕✕



私は上に次のように返信しました。



K様

下のメール、2018年7月✕✕日 11:36 に受信いたしました。
『7/✕✕までに回答』ですか・・・・。

私共としましては、 (以前の)2018年7月✕✕日 10:01 に着信したK様のメール文から、話し合いにあたり、貴社の新たな提示が既に用意されているものと判断しておりました。
どうやら当方の勘違いだったようですね。

✕✕ ✕✕





取り敢えず、まずは軽く皮肉っておきました。

“一流会社”というバックボーンに胡坐をかいています。

『加害者代理人』と云うより『傍観者』のような人物です。

家族の名誉を重んじ、子を守るという親の心を、徐々に思い知らせてやると決めました。


一寸の虫にも5分の魂はあります。