息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

交渉(11) 逃げ腰になったK

2019-03-11 15:51:50 | 自転車通学

( 交渉(10)の続きです )

大手保険会社:所長代理Kからの私への返信は、1週間を過ぎても届きませんでした。

私はメールを再送しました。

それからようやく、Kから以下のようなメールが来ました。





✕✕✕✕ さま

✕✕✕✕✕✕のKと申します。

平成29年11月✕日に発生しました交通事故におかれましては心よりお見舞い申し
上げます。今般のご返信にあたり、社外弁護士の見解確認等のためお時間を頂戴い
たしましたこと、ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

ご照会いただいた件につきまして、弊社は加害者の示談代行をするという立場上、
個別の回答は差し控えさせていただきたく存じます。弊社の役割は、事故現場・状
況を確認し、それらを踏まえて責任割合等について検討のうえ、加害者の賠償責任
に基づいて補償させていただくものだと考えております。ご理解賜りますようお願
い申し上げます。
上記につきましては、社外弁護士にも妥当性を確認させていただいております。な
お、その際に社外弁護士からは、「事故現場・事故状況を踏まえた過失割合等の客
観的な評価するということは裁判所の役割である」との意見もございました。

つきましては、繰り返しとなり恐縮ではございますが、先般よりお願いしておりま
す事故に関する補償に向けてご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。な
お、先にご案内の今後の進め方やご準備いただく資料のご不明な点等につき面談に
より直接ご説明のお時間を頂戴できればと幸いに存じます。引き続きご検討賜りま
すようお願い申し上げます。

************************************************
✕✕✕✕✕✕✕✕保険株式会社
✕✕損害サポート部
✕✕自動車✕✕保険金お支払センター
担当:✕✕✕✕
電話:0✕✕✕✕✕✕✕✕
FAX :0✕✕✕✕✕✕✕✕





私の問いかけには答えていない(答えられない?)し、内容も支離滅裂です。

『弊社は加害者の示談代行をするという立場上・・・・弊社の役割は、事故現場・状
況を確認し・・・・・個別の回答は差し控えさせていただきたく・・・・加害者の賠償責任に基づいて補償させていただくもの・・・』、ナンセンスです。

更に、この短い文章内でさえ整合性がありません。

よほど疚(やま)しい事があるのでしょうか、要は起きた事故(事件)や過失割合にさえ目を向けず、『かかった費用の領収書を出せ(払うから)』と云うのが、前回のメール同様の、所長代理K の、このメールのポイントです。



事故直後、最初の担当Mは『そちらの息子さんが勝手に転んだ』『悪いのはそっちだから加害者に責任はない』『費用は一切出さない』と電話で云いました。

事故から数か月後、次の担当Hは、『過失割合6:4で自転車が悪いから・・・・治療費は払わない・・』と決めつけた文書を寄こしました。

そして今回の所長代理Kのメール文は『カネは払うから明細を出せ』です。

同じ事故(事件)に対する同じ保険会社の言い分が、なぜこうもコロコロ変わるのでしょうか。

この事を、私は本社に内容証明で問い合わせようかと思いましたが、そこまで追い込んでは可哀想なので止めました。

チコちゃんなら、『ボ~ッと生きてんじゃね~ぇ!』となるでしょう。


それからもう一点。

所長代理Kは、以前からそのメール文の中に、度々『社内弁護士』だの『社外弁護士』を(意図的なのかどうか)ちりばめます。

自分が、”所長(代理)"という大そうな肩書を持っているなら、自分の見解をなぜ自分の言葉で伝えて来ないのでしょうか。

おそらく、”弁護士”という言葉を出せば、私がビビるとか、畏れ入ると考えているのかも知れません。

普通の被害者であれば、そうかも知れません。

しかし私には、「この事故(事件)に関しては、誰よりも調べたし、誰よりも詳しい」という自負があります。

知り合いの弁護士や警察官にも相談しました。

この事件では、保険会社の飼い犬や、そんじょそこらのロイヤーとやりあっても、負けない自信があります。


また保険会社社員や弁護士は、自らの保身とカネの為に動きますが、私は、家族のために真実を追求しているだけだからです。

何年掛かってもいいですし、それに何よりも、私の背中をあの道路を利用する無数の”弱者”が、押してくれていると思うからです。

小学生、中学生、高校生、勤め人、お年寄り・・・・。

毎日、何千人もの弱者が、ウチの息子と同じように、危険運転の車にさらされているからです。

だから私は引かないし、妥協もできないと思うのです。


(長くなりましたので、上のKのメールへの私の返信は、次回とさせていただきます。)