息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

ヘルメット義務化

2023-01-01 15:57:04 | 自転車通学
私(現在70歳)の10代の頃は、単車(=オートバイ=モーターサイクル)はヘルメット無しでも乗れました。

私も当時は長髪をなびかせ、愛車の原付で駆けていました。

それが『ヘルメット着用義務』となり、ノーヘルは捕まるようになりました。

当初は「めんどくせ~な、こんなモノ」と思っていましたが、慣れると、さほど苦でもなくなり、妙な安心感もありました。




当時から半世紀を経て、自転車にもヘルメットの着用義務(ただし罰則は無し)となるようです。

来年⁽2023年)4月からだそうです。


(↓)


自転車がヘルメット直用義務化に・・・



https://news.yahoo.co.jp/articles/a5d563e0bd79211db956a36a064eb048ab75fcbf



上のURLのように、自転車の交通違反やマナー違反も多く見かけるし、ヘルメット義務だけで良いのかという疑問は、もっともです。



しかし、私は『自転車もヘルメット』賛成です。

このブログの原点は、当初の頃の記事にあるように、中一だった息子の交通事故です。


自転車通学時、車に追突され転倒したところをその車に撥ねられました。


中学ですから、ヘルメットは着用義務でした。


もしノーヘルだったら、頭のケガはもっと深刻だったでしょう。



人間の頭は、弱く脆いのです。

頭髪・皮膚の下はいきなり頭蓋骨・脳漿です。

道路はアスファルト、周囲はコンクリートだらけ・・・



自転車で転んで、もし頭をぶつければ・・・

どんな石頭でも、衝撃に応じたダメージを負います。


現在、中学生の自転車通学者は、校則によりヘルメット着用です。

流行りのロードバイクのサイクリストも、ほとんど着用しています。

幼児の自転車は半数程度着用。

しかし、それ以外の自転車乗りは、高校通学自転車も含め『ノーヘル』がほとんどです。


一番大切で、身体で一番弱い頭部が、無防備なのです。



『交通事故』を『交通事件』に

2022-10-21 16:42:59 | 自転車通学
毎日毎日、TVやSNSのニュースでは、悲惨な『交通事故』のニュースが流れます。

それは、まるで『更新』アップデートされるかのように、次々と入れ替わります。

小1女子が、キックボードに乗って青信号を横断中、トラックに轢かれた・・・

女子高生が、自転車で青信号の横断歩道を横断中、左折してきた自家用車に轢かれた・・・

青信号で直進中、右折車と正面衝突・・・


・・・

思うのですが、死傷者が出た『交通事故』は(状況にもよるとは思いますが)『交通事件』又は『交通犯罪』と称しても良いのでは。

加害者は『犯人』

被害者が重症であれば『傷害事件』

被害者が死亡すれば『殺人事件』



どんな高価なモノであっても、物損であれば何とかなります。

しかし、人の命は取り返しがつきません。

通常の傷害犯・殺人犯と同じ罪の重さ、刑を科してほしいと私は思いますね。


まぁ仮にそうなっても、死人は生き返らないし、親族の悲しみは消えないでしょう。

しかし、『交通事故』でなく『交通事件』と一般名称を変えれば、交通事故の減少に一役かうと思うのですが・・・。



母子自転車の事故

2022-04-15 08:49:07 | 交通事故
またもや、気分が滅入る事故が起きました。


『事故』というより、『殺人』ではないでしょうか。

亡くなったのは3歳男児。

なんと短い人生だったのか。


https://www.sankei.com/article/20220411-2UFCQIBQWRN7JDIK26LZQTMOIM/


(以下は記事のコピーです)

母子3人乗りの自転車が転倒、3歳児が死亡 東大阪

11日午前8時55分ごろ、大阪府東大阪市善根寺町(ぜんこんじちょう)の国道170号で、母子3人が乗った自転車が転倒。幼児用座席に乗っていた男児(3)が路上に転がり、後方から来たトラックにはねられ死亡した。 大阪府警枚岡署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で、トラックを運転していた建設作業員の男(22)を現行犯逮捕。容疑を過失致死に切り替えて調べる。「男児をひいてしまったことに間違いない」と容疑を認めている。 同署によると、自転車は男児の母親(37)が運転しており、後方の座席に乗っていた兄(5)も転倒のはずみで左ひざに軽傷を負った。 現場は片側1車線の直線道路。幅約5メートルと狭く、ガードレールなどは整備されていなかったという。





日本の道路は狭く、交通量は多い。

寒風の日は身体を縮めて、雨の日は母子ともカッパを着て、セッセと自転車を漕ぐ。

(この国は、何でこんな事させるんだ・・・)


『大人しくて親切』と云われる日本人です。

が、ハンドルを握ると、狭い道でもスピードを出し、歩行者や自転車の横をスレスレで追い越していく。

他国では、郊外の広い道路やハイウェイでは飛ばしますが、町内や市街地の狭い道ではゆっくり運転します。

”先進国”とは、”民度が高い国”とは、弱者が優先される国だと私は思います。

つまりドライバーは、歩行者や自転車を『弱者』と認識しているからです。



上の事故でも、無論、轢いたトラックの運転手に非はあります。

子供を座席に固定しなかった母親も、不注意でした。

しかし、本来2輪車は転ぶ乗り物です。


思うに、一番悪いのは、”幼稚園や保育園に、幼児を親が自転車で送迎させる社会”です。

同様の『事故』が多発しているのに、放置する政治です。

警察も、自転車の2人乗りは違法として取り締まっても、幼児に限って2人乗り&3人乗りまで許可している。

国家主導の母子イジメです。

記事によれば、『幅5メートルで、歩道もガードレールもない』道を『国道』としている国です。



亡くなった命は戻らないし、母親の受けた心の傷は生涯、母親を苦しめるでしょう。


例えば、北欧諸国の人々が、先進国のはずの日本でこんな事が起きていると知れば、彼らは、『野蛮な国』の『幼児虐待』と驚くでしょう。



あたり前のことをわざわざ書くのも変ですが、子供たちは”国の宝”です。


園児の自転車送迎・・・・何とかできないものでしょうか。






学校は助けてくれませんよ

2021-12-25 21:12:51 | 自転車通学
このブログでは、2017年11月に中1だった長男が自転車通学中に、危険運転車に接触され転倒しはねられた事故について長々と書いてきました。

来春には、次男が同じ中学に自転車通学します。



来春、自転車通学を始めるお子様を持つご父兄の方々に、僭越ながらお伝えいたします。


・中学校は、通学用自転車に関しその仕様(=ママチャリ)や装備を指定します。

・中学校は、通学路を指定します。

・中学校は、自転車通学生徒の父兄に『立ち番』を義務付けます。

・中学校は、自転車保険に入る事を強く勧めます。

(教育委員会のしていることですから、おそらく全国同様と思います)


ですが、学校の言う事を忠実に守ったとして、万一事故が起きて、お子様が被害に遭っても中学校は何もしてくれません。


保護者自身が、加害者や加害者が加入する保険会社と対峙し、戦うしかありません。

それをしないと『泣き寝入り』という事になります。

学校は何もしてくれません。




交通事故は警察の管轄だから、という大義もあるでしょう。

何よりも『事なかれ主義』が第一の公立中学にとって、『事故』なんて見えていないというか見ないフリで済ませたいのでしょう。

『クサイモノにはフタ』という事でしょう。


もはや社会問題であるはずの、全国で30万もいるという小中学の不登校児も、ほったらかしにされている現在の日本ですから。



あの全国的に報道された千葉県・八街の小学校、集団下校の際の死傷事故でさえ、当該小学校は具体的な対策、死傷した生徒への法的補償に無関心です。













自転車スマホ

2021-09-23 09:49:27 | 自転車通学
私、舗装された遊歩道をジョグする習慣があります。

時々、スマホ自転車やスポーツ自転車に危ない目に遭わされますね。

散歩する高齢者たちはなおさらですね。



TVで先日やっていましたが、都会では、『スマホ自転車の取り締まり』をしている所があるようです。

(メディア用の警察のスタンドプレーかも)


映像では、街中でスマホ自転車を警官が停めて、注意喚起と云うか、口頭で指導しているようでした。




ご存知のように、最近”危険運転”(スマホ自転車も危険運転に該当します)の罰則、刑罰が強化されました。

しかし、実際は人身事故でも起こさない限り、つまりその行為だけでは、罰金や刑罰が適用されることはまだ無いようです。


それじゃ、スマホ自転車は減らないでしょう。




昔は普通だった、二人乗りや雨の日の傘さし運転が、最近ほとんど見なくなった様に、スマホ運転が駆逐されるのも、長い年月が必要なのかもしれません。


しかし、それまでどれだけの歩行者が危ない目に遭ったり、怪我をさせられるのでしょうか。



本来自転車は、『車両』の範疇の『軽車両』です。


歩道ではなく、車道を走るべきなのですが、現状では歩道の走行が黙認されています。




歩道を走る自転車が、途端に態度がデカくなるのは、いわゆる”力関係”でしょう。


つまり車道を走行すれば、自転車は車に対し弱者ですが、歩道では歩行者に対し強者。


スマホ運転も、横並びでダベリながらの運転も、歩道じゃ恐くはないのでしょう。

その証拠に、歩道と車道が分離している道路では、車道を走る自転車のスマホ運転は、ほとんど見かけません。



だから余計にハラも立つのです。




”スマホ自転車の取り締まり強化” をお願いします。


『自転車保険の義務化』程度では、何の解決にもならないと思うのです。


なぜなら、車でもそうですが、事故の際、自転車側にスマホ運転という明確な違反があった場合、保険会社は被害者はともかく、加害者は補償してくれないと思うのです。




昔から”後悔先に立たず”と云うではありませんか。


スマホ自転車、歩きスマホ、やめましょうや。