息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

子供が交通事故にあったら?

2019-03-18 16:00:47 | 自転車通学



のっけから不吉なタイトルで、申し訳ないです。

あくまで万が一のご参考で、私のした事を思い出して書いてみました。



➀.子供の云う事を信じる。
まずは親が無条件で子供の側に立たないで、誰が子供の名誉を守ってくれるでしょうか。


②.記録
事故が起きた時から、時系列で(日記のように)起きた事を記録する。
なるべく正確に、〈いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように、どうした〉かを日時を入れて記録します(これは後々必ず役に立ちます)。

保険会社・加害者・警察などからの電話、話し合いなどは、出来るだけ録音や録画をする。後々に証拠となり得えます。
郵便物は到着日を封筒に記入し、封筒と文章の画像を撮り、全て保存する。


③.治療費、交通費、診断書、物品損害など、支払いが発生したものすべての領収書を取っておく。


④.警官の判断を鵜呑みにしないで、少しでも疑問があれば質問する。


⑤.加害者の話、保険会社の言う事、保険会社が依頼した調査会社の調査は参考程度にして、裏付けの無い話は受け入れない。
もともと彼らには、事故の評価をする資格は無いし、彼らは仕事として、彼ら自身の損得を主に考えていますから、信用するに値しない場合も多いと思います。


⑥.情報収集
なるべく多くの人に相談する。
友人知人は勿論、県や市町村の無料相談、法テラスなどで様々な意見を聞き、参考にして、自分の感情でなく客観的に事故を分析する。
ネットもチェックする。
ただしネット情報はウソやでたらめも多いし、弁護士の宣伝の為のページもあるので気を付ける。


⑦.事故現場に通う。
事故の起きた時間帯を中心に、現場に足を運び交通状況を調べ、事故の分析をする。
同時に事故の目撃者、証人を探す。
事故現場に恨みはないのですが、「ここで息子がやられた」と思うと「ナゼ?」という疑問が湧き、何が起きたのか知りたくて、私の場合は何十回も行きました。


⑧.被害者の心のケアーをする。
これが実はリストの一番目だと思うのですが、被害者は心身に傷を負っています。
身体の傷は眼に見えますが、心の傷は見えません。
医療は怪我を治しても、心の傷までは現状では難しいです。
子供にとって親は唯一の拠りどころです。
心の傷を癒すには、親のチカラが必要です。

子供の場合、精神的な傷(PTSD)は大人以上に深刻です。
今回の事故(事件)では、まざまざと知らされました。
子供の将来にも関わる事であり、保護者はこれを最重要課題とすべきです。
そしてこの分野では、日本の行政・司法と民間の意識は、欧米に比べ遅れをとっています。



以上です。



それから、示談にするにしても裁判を起こすにしても、弁護士に依頼するかどうかの判断です。

これは、コストパーフォーマンスを十分考慮した方が良いと思います。

対効果、つまり掛かる弁護士費用と得るものの対比です。

弁護士費用には、普通は着手金、成功報酬、日当、それに通信費・交通費などの実費、つまり結構お金が掛かります。

通常の交通事故では、金銭の授受により解決となります。

例えば慰謝料に関しては

【裁判】による解決 > 【調停】による解決 > 【保険会社との示談】による解決

の順に金額が低くなります。

かと言って、弁護士雇って裁判で勝って、割増の慰謝料を得たとしても、弁護士費用(弁護士取り分)を引けば、被害者の受け取り分は、必ずしも弁護士抜きの調停より多いとは限りません。

それから私見ですが、(以前の記事にも書きました)弁護士も人間、ピンキリでして、キリのほうのロイヤーを使うと、あとで相当悔やむことになります。

かてて加えて、良い弁護士を自分で見つけることは難しいです。


以上、書き洩らした事もあると思いますが、万一のとき、少しでも何かのご参考になれば幸いです。