息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

心療内科を受診・・不安恐怖症

2018-12-29 15:26:31 | 自転車通学

さかのぼって12月16日のことです。
(息子=被害者は)未だに記憶力?がおかしく(事故の記憶が無いし、すぐ前に云った事も忘れることがある)、自転車通学を怖がります。

病院に連れて行こうと思い、救急治療を受けた総合病院に電話すると『心療内科はありません』と言われたので、他の病院を探し、さほど遠くないT小児科・眼科・心療内科を受診しました。

医師:『頭部打撲や頚椎捻挫もあるし、事故のショックからくる恐怖心から回復するには、最低でも3か月は掛かりますから、焦らず長い目で見守ってください』『決して強要することは言わないでください』『世の中には、もっと酷い事故に遭った人もいるので、不幸中の幸いです』『子供だし、車に撥ねられたという恐怖心は本人しかわからない、温かく接してください』との事。

病名"不安恐怖症" (事故に遭い、また車にひかれるのではないかという恐怖で、自転車に乗ることができなくなった・・・)という診断書が出ました。

PTSD 解離性健忘

2018-12-27 08:15:08 | 自転車通学

以下は、警察による事故直後の現場検証と、事故翌日(11月7日)警察署における被害者(=息子)からの聞き取り調査による警察の見解です。


・自転車通学の中学生の車列が事故現場を通過する際、道路上のカーブミラーの支柱を避けるため、前の自転車から順々に一時的にセンターライン方向に数十センチはみ出す

・被害者運転の自転車が前の自転車同様に膨らんだ時に、明確でない何らかの原因で転倒し、加害者の運転する車のバンパーに撥ねられた





明らかにすべきは、なぜ息子(被害者)の自転車が転倒したかですが、息子は事故時の記憶を失っています。
ネットで色々調べたところ、”心的外傷による解離性健忘”の可能性が高いです。


事故当時の気象は快晴で微風、路面は乾燥しており、事故現場付近には、滑る原因となるものは何も無かったのです。



では、ウチの息子はなぜ『(事故翌日に言ったように)滑ったような』気がしたのでしょうか?

曖昧な事故の状況

2018-12-25 09:04:26 | 自転車通学

事故の発生時の真実は、被害者(息子)と加害者以外は知ることは難しいです。

警察車両や(被害者の)母親、救急車は事故後の到着であり、加害者の車にドライブレコーダーは不備のようだし、今のところ事故目撃者も見つかっていません。

現場検証で、加害者は自分は悪くないと強弁し警察に諫められました(←警察の話)。

被害者自身は事故発生時の記憶を失っており、救急車で搬送される際には、『覚えていない』『気が付いたら身体中が痛くて、車のバンパーが目の前にあった』と、とぎれとぎれに母親に叙述しています(車の種類、色さえ記憶していない)。




(怪我の傷みで思考が混乱し思い出せないと、私ども(両親)は考えていましたが・・・・。)

中学生の自転車通学とは

2018-12-23 08:44:14 | 自転車通学

ここで、息子の通う某中学の自転車通学について説明させてください。

・家が遠く徒歩通学が困難な生徒のみ、許可証を発行し許可
・指定のヘルメット着用義務
・使用する自転車においては、スポーツタイプは不可、片足スタンドは不可、ベル無し・ライト無しは不可、ハンドルバーはアップハンドル以外は不可
・ブレーキ等、ベルなど、安全部品の不備・整備不良車は不可
・決められた通学路のみ走行可能
・通学路には保護者が当番制で立ち番する

・・・等々、生徒の自転車通学の安全と事故予防のため、細かな規制があります。




上記の事細かな『契約』が、どれほど役立っているかは分かりません。

何故なら実際は、毎年何件かの自転車通学中の交通事故が、通学路で起きているからです。

確率的には、年間で自転車通学生徒の18人に1人くらいになります(警察が現場検証し、事故と認定した件数だけでです)。

この数字は、私は、多いように思いますが如何でしょうか。

息子の通う某中学は、事故が起きた場合『学校は関知しない』と言明しています。

(本当に何もしてくれませんよ)




確かに交通事故は、警察の領分ですし被害者でもない限り、加害者や保険会社に行動を起こす事は難しいでしょう。

また中学生と言えども、事故に"自己責任"の範疇が無いとは言い切れません。




しかし、同時に学校は、(非公式ではありますが)『死亡事故が起きた場合、全生徒の自転車通学を禁止する』と言っています。

この言葉の意図は不明です。

ただ、自転車通学の許可の際、"家が遠く徒歩通学が困難な生徒のみ、許可証を発行し許可"と明記しています。

だとすると、死亡事故が起これば、『家が遠く徒歩通学が困難な生徒』に困難を強いる、というようにとることもできますね。






保険会社はタチが悪い

2018-12-19 08:51:32 | 自転車通学

事故の起きた時間帯、その道路は、車で道路を南下する際には最大限の注意を払う必要があります。
このことは地元住民は無論、初めて通行する車両であったとしても、その混雑と危険度における特殊性は即座に捉えられるものであります。

ましてや加害者は、住居も近く頻繁にこの道路を利用していたと考えられます。

にも拘らず、加害者は、その狭く混雑した道路の更に一番狭い地点で、被害者を含む通学自転車の列を強引に追い越そうとし、事故を起こしています。

事故地点の15m先からは道路幅が徐々に広くなっているし、その先の交差点からは、広い歩道があり、自転車は歩行者と共に歩道を走ることになる。

警察の言うように、加害者がなぜ事故多発現場で、無理な追い越しを仕掛けたか理解できない。
この道路は18年前から市民の嘆願書が市議会に出され、各党各会派が整備拡張を求め続けてきた『あまりに危険な』道路なのです。


それなのに(加害者の)保険会社は、警察が作成した実況見分書も確認せずに『自転車が勝手に転んだ』という言い草は、あまりに横暴で理不尽です。


言葉は悪いですが、まるでチンピラの言い分です。