息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

自転車を取り締まれ

2021-04-28 13:57:08 | 交通事故
5年前、中1だった長男は自転車通学の朝、通学路で後ろから車に押され転倒し、その車のバンパーではねられました。

『被害者』になり、PTSDを発症し、2年間自転車に乗れませんでした。




しかし、最近は自転車が加害者となる交通事故が増加しています。


スポーツサイクルブームのせいもあってか、『危険運転』な自転車が増えています。

歩行者のすぐ脇を、猛スピードですり抜けていく。

ながらスマホ運転の自転車。

いまだに見かける両手放し運転。

宅配自転車。



本来自転車は”軽車両”、歩道を走ることはできません。

(法的には子供と高齢者はOKです)


車道を走るにしても、交通法規を遵守する義務があります。

ところが信号無視、逆走、車道の真ん中を走行したりと、何でもアリの現状です。

何故なら、警察が取り締まらないから?

それとも、自転車だから大丈夫と思っている?

『事故』が増えてからでは遅いです。



第一種原付(50cc以下のオートバイ・スクーター)は、最高速度30キロ制限があり、2段階右折、ヘルメット着用義務、そして要運転免許です。

売れなくなるわけです。

今のスポーツサイクルは、素人でも時速30キロ巡航出来るし、トレーニングされた人なら50キロ前後まで出せますから。





”温暖化”や”脱炭素”対策に取り組む先進国ドイツでは、自転車専用道路や自転車専用レーンを増やしています。

しかし、その一方で毎年400~500人の自転車乗りが、事故で死亡しているそうです。

国が自転車を推奨しているせいなのか、自転車が起こした事故数や死傷者数は、あまり報道されないようです。



道路の狭い日本では、自転車専用道路や自転車専用レーンを増やすことは困難でしょう。

であるなら、せめて危険自転車、違反自転車の取り締まりを強化して欲しいものです。

損害賠償保険の義務付け程度では、不十分です。


そしてメディアは、自転車運転者が加害者となった、交通事故件数と死傷者数を、たまには取り上げても良いんじゃないでしょうか。






事故現場

2019-01-10 08:41:18 | 交通事故
息子が、自転車通学中に車にぶつけられたこの”通学路”は、地元では「危険な道」として有名です。

初めて通る人でさえ、車でも自転車、歩きでも、そのアブナサは一目瞭然。

市議会では、17年前から会派を問わずこの道路の改修が、毎年議題に上がっていました。

曰く『あまりに危険な道路』ですが、周辺の小学校・中学校・公立高校の『通学路』であり、近くの私鉄駅の通勤路でもあります。




事故現場は、片側一車線のアスファルト舗装道路。
センターラインは黄色の実線、車道外側線は白の実線。
車道外側線の東側は、幅35センチほどのU字溝が通りコンクリート製の蓋があり、U字溝からすぐ広大な私有地となり、塀はあるが歩道は無い。
緩やかな上り坂である為、自動車の運転に際し、右足は常にアクセルペダルに乗せた状態となり、その分ブレーキを踏むタイミングは遅れがちとなる。

車道外側線のすぐ外側には、当該道路に西側から合流する多数の道路のために、鋼柱のカーブミラーが何本も立っている。
                 
事故地点とその北側の2本、計3本のカーブミラーのみ、鋼製の支柱が車道を避けるような湾曲タイプを採用しており、当該地点の道路の狭さを物語っている。
ちなみに事故の間接的原因となった現場のカーブミラーの柱の根本は、車道外側線から11センチしか離れていない。

車道外側線の西側は、ガードレール、歩道、U字溝、住宅地となる。
(この西側の歩道は、北に向かう歩行者と自転車が利用するので、南に向かう通学自転車は東側の車道を通っている。)
当該道路の東側には合流道路はない為、西側にはカーブミラーは無い。