首都圏反原発連合(反原連)は3日、首相官邸前抗議を行いました。参加者は、国民の声を無視して原発再稼働をすすめる安倍政権に、柏崎刈羽原発の再稼働を狙う東京電力に、怒りの声をあげました。
(写真)「原発いらない、老朽原発もう動かすな」と
抗議のコールをする人たち=3日、首相官邸前
東京都北区の女性(70)は福島県いわき市の出身。原発事故後、親せきが一時避難してきたといいます。「安倍首相が“福島に寄り添う”というのは、言葉だけです。東海第2原発など老朽原発も動かそうとしている。とんでもない。絶対にあきらめずに声をあげていきます」と語りました。
国会正門前でも参加者がマイクを握りました。
横浜市から駆けつけた男性は、原子力規制委員会が東電に原発運転の「適格性」を認めたことを批判。「東電は原発事故を起こし、責任を果たす意思も能力もない。みんなの声をあげて、柏崎刈羽原発の再稼働を止めよう」と呼びかけました。
この日、500人(主催者発表)が参加。日本共産党の吉良よし子参院議員が国会正門前エリアでスピーチしました。