日・EU友好議員会合 笠井氏発言
日本・EU友好議員連盟は衆院第2議員会館で28日、欧州議会対日交流議員団とオンライン会合を開き、ロシアによるウクライナ侵略について意見交換しました。両者は20日にロシアを非難する共同声明を出しています。会合に日本共産党から、笠井亮衆院議員が出席しました。
笠井氏は、ロシア・プーチン政権の(1)武力行使を禁止した国連憲章違反(2)国際人道法に反する病院や原発への攻撃(3)核兵器の先制使用の威嚇―は許せないと発言しました。
自身が被爆2世であり、広島・長崎の惨禍を再現させず、どんな国であれ覇権主義は許さず国際世論の力で侵略を止め、侵略者に責任を取らせ、国連憲章による平和秩序を回復させるため、力を合わせたいと呼びかけました。
笠井氏は、日本の支援は非軍事の人道支援が重要だと強調。党が独自に取り組んでいるウクライナ支援募金が1億5千万円を超え、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連児童基金(ユニセフ)、赤十字国際委員会(ICRC)、国連の世界食糧計画(WFP)に届けたと紹介しました。
欧州側から質問されたエネルギー価格の高騰と気候危機への対応について笠井氏は、日本は脱石炭、原発ゼロ、省エネと再エネで野心的な二酸化炭素削減に挑戦し、エネルギー自給率を高めるべきだと述べました。
— しんぶん赤旗より —