「元気なうちに孫の顔が見たいわ」
三十代前後の独身に結婚を煽る。
Q.なぜ彼等おじいちゃんおばあちゃんは孫の顔を見たがるのか。
A.それは自分達の遺伝子を後世にちゃんと繋げて欲しいから。
個人の本能の目的というのは、つまるところが「遺伝子の保存」である。
祖父母達も自分達が若い頃一生懸命に交配相手を求めたように、それを自身の子息にも望む。
子供が大人になって自立し、結婚を経て無事出産に至る。そこに辿りついてやっと安心するのは、自分の遺伝子がこれでようやく続いていくであろうという確信に近いものを得るからである。
両親の愛情は理解しているし感謝している。
けれども俺は「別にそこまで人類多くなくても良くね?主義」なので申し訳ないといった感じ。
宇宙から何かが侵略してきて質だけじゃカバーできなくなるとかでもない限り、今の人口で不足するとは思わない。量があるからこそ質で選べると言えば確かに否定できないけども。