街中で見かける中々の腕前の手書き看板を見かけると嬉しくなります。

今回は2トントラックに書かれた手書き文字。

腕におぼえあり、と見た!
運筆の繋がりがいい味出してます。
まず紙に毛筆で手書きしたのだと思われますが、その写しが原本に中々忠実に描かれている看板です。
素晴らしい出来栄えですね!
敢えて添削するとすれば、『信』の『口』の二画目転折からの縦は太すぎます。
目立ちすぎる太さです。
『建』の一画目転折からの縦が内側に食い込みすぎていて『聿』の縦画で出来るはずの空間がほぼ潰れています。
転折からの筆の腹を使った縦部分に力が入ってしまうのは、この書き手の特徴でしょう。
『兄』『信』『聿』の転折の形は全て統一されていて、そこは芸術的奥深さは無いのですが看板としては安定感があるので◯
しかしこの転折方法からの縦は太くなりやすいので注意が必要です。
『設』の言べん『口』の転折はスペースの都合上それまでの転折と違います。
そのおかげで目立つ太さにはなっていませんし、内側にも食い込み過ぎていません。
しかしながら、旁部分は中心がずれているので、ここが一番残念、、、
競書なら書き直しですね( ̄∇ ̄)
車で後ろについた私を感心させた書き手の書技に拍手を送ります!
ブラボーッ!