
鉄道好きの孫に貯めていた端材で新幹線や電車、車や船などをつくってあげたらとても喜び、床や絨毯の上に並べて楽しそうに遊んだ。





そのうちに、絨毯の模様を線路や道にみたて走らせるようになった。
その様子を見て、
『同じ幅の端材を並べたら線路や道路の代わりになるゾ!』
と、考えた。
木の玩具とは言え、床や絨毯の上でガタガタ動かされてはそのうちに傷んでしまうだろう。
駐車場かデッキに出てやってもらうとそんな心配はしなくてよいのだ。
都合の良いことに同じ幅の端材は豊富に揃っていた。
リメイクしたベビーベッドやソファーが不要となり、部材が多量に手元にあった。
その部材を見せると孫は並べて線路や道路にし、新幹線や車を走らせた。
「じぃじ、カンカンカンは無いの?」
と、孫は『踏切』をつくってくれと私に要求してきた。
端材は捨てるほどあったので直ぐにつくってやると満足気に線路と道路が交差するところに置いた。

『そうだ!カーブミラーやバス停もつくってあげよう… 』
プラスチック製の蓋や銀紙、ストロー、端材を利用して次の日には完成させた。



